シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YFUB (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 イーグル工業株式会社 研究開発活動 (2026年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動は、グローバルに展開される回転装置軸封部品のソリューションプロバイダーとしての責務を果たすべく、トライボロジー、材料工学、流体力学を基盤とし、当社のコア技術である材料・成膜技術、分析・評価技術、精密微細加工技術、数値解析技術を融合させて推進しております。
特に、近年の脱炭素化・カーボンニュートラルを目指す世界的な潮流を背景に、各マーケット分野に対して最適な低摩擦技術の開発に重点を置いております。その中でも、急速な拡大を見せる電動自動車(xEV)をはじめとする電動モビリティにおける電費向上、水素関連機器や再生可能エネルギー発電機器における動力損失の大幅な削減など、当社技術の果たす役割は非常に大きいものと認識し、国内外の大学、研究機関及び関係省庁との積極的な連携・協業を進めております。
新たな分野として、センシング機器の研究開発にも注力しております。その成果の一つとして、電池・無線方式により遠隔地から機器や設備の状態(圧力・温度・振動)を可視化する「IoTマルチセンサ」を開発し、市場投入しております。本センサは、各種機器・設備の効率運転の実現、故障の未然防止及び保守点検における省人化に寄与するものです。現在、搭載するセンサの種類や仕様の拡充を進めるとともに、クラウド上でのAIを活用した状態診断やお客様のDX推進への貢献を図るなど、製品の付加価値及び利便性を高める研究開発を継続しております。また、本製品は本質安全防爆認証を取得し、船舶や石油化学プラントなどの危険場所への適用を可能としております。さらに、電池に代わる電源オプションとして外部給電モジュールを開発し、高速データの連続取得にも対応可能としております。このように、顧客ニーズに的確に応える製品・機能の開発を通じて、新たな価値創出を推進しております。
なお、当社グループの研究開発活動は、当社技術本部が主体となり、グループ内の各技術部門・生産部門・営業部門との連携のもと、各セグメントにおいて推進しております。
研究スタッフは193名でこれは総従業員数の3.1%にあたり、当連結会計年度の研究開発費は3,755百万円であります。
当連結会計年度における各部門別の研究開発状況は次のとおりであります。
(1) 自動車・建設機械業界向け事業
グローバル自動車業界のEVシフトへの対応として、市場にとって重要な中国とEUの拠点と連携し、グローバルな製品開発と拡販を展開しております。
シール製品については、表面テクスチャリング技術を用いたEV駆動モータ軸水冷用高速メカニカルシールを開発し、高密封性能と低トルク性能の両立により顧客から高い評価を頂き、量産を開始すると共に更なる拡販を図っております。更に、EV減速機などの高速回転機器向けに、表面テクスチャリング技術を応用した油潤滑用高速メカニカルシールの開発を推進しております。
電動ウォーターポンプ用製品については、耐摩耗性に優れ、摩擦力低減を狙ったカーボン軸受の量産を拡大しております。
メカトロニクス製品については、EVの熱マネジメントシステム用アイテムの開発を行っております。熱マネジメントシステムの中で重要な機能を果たすLLC切替弁については、長年培ってきたメカニカルシールのしゅう動技術と高い密封性・低摩擦を両立し、複雑な流路切替えに対応した試作を進めております。
次世代自動車を含む全車両タイプへの採用が期待できるサスペンション用ソレノイドバルブにおいては、従来顧客向けに機能向上、搭載性向上を狙った新仕様の量産移行を完了すると共に、更なるシェア拡大に向け、新規顧客への拡販活動を実施しており、具体的案件の試作対応も開始しております。
さらには、油圧機器全般に適用できるエネルギー回生装置「HyBEKSTER」の開発を進めております。これは油圧ショベルやフォークリフト、油圧プレスなど、油圧で負荷を上下させるシリンダからの戻り油を、独自の自己圧作動型増圧器を通してアキュムレータに畜液し、高圧エネルギーとして再利用することでシステムの省エネを図る、環境保全に貢献する画期的な油圧ハイブリッドシステムであります。経済産業省「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業補助金、工場・事業場型 先進設備・システム」として認定されています。
自動車・建設機械業界向け事業に係る研究開発費は1,727百万円であります。

(2) 一般産業機械業界向け事業
一般産業機械業界向けには、各種プラント、原子力発電所に設置されるポンプ、コンプレッサーなどに使用されるメカニカルシールやカップリングの研究開発生産を手がけております。
工業用メカニカルシールについては、東南アジアを中心とした石油精製、石油化学プラント建設において、米国石油協会のメカニカルシール規格API682に対応した多数のメカニカルシールとシール液サプライシステムを受注し、設計、製造、納入を行っております。また、高圧・高速条件で使用される機器向けには、表面テクスチャリング技術により摩擦力と発熱を大幅に低減させ、長寿命化を図ったメカニカルシールを積極的に展開しております。
ダイアフラムカップリングについては、海外の石油精製、石油化学コンビナート及びLNG関連のコンプレッサーや、発電所向けに採用されており、大型及び高速用途の製品開発に引き続き取り組んでおります。
一般産業機械業界向け事業に係る研究開発費は1,356百万円であります。
(3) 半導体業界向け事業
半導体業界向けには、半導体チップや液晶パネル、太陽電池パネルなどの半導体製造装置に使用される各種製品を展開しております。
磁性流体真空シールについては金属ベローズシール、ロータリージョイントも組み合わせたハイブリッドシールやモータ一体型などの開発も進めております。
また、スリップリング(静止体から回転体に電力や電気信号の伝達を可能とする回転コネクタ)について、半導体製造装置向けとして開発に取り組んでおります。
半導体業界向け事業に係る研究開発費は426百万円であります。
(4) 舶用業界向け事業
中・大型船舶における油潤滑式船尾管シールについては、将来の環境規制改正を見据え、生分解性油をはじめ様々な油種に適合するシール材の開発、量産拡大に向けた活動に引き続き取り組んでおります。併せて、高荷重下での軸受潤滑特性改善に向けた生分解潤滑油の改良にも取り組んでおります。
また、水潤滑式船尾管システムについても、将来的な中・大型船への普及を見込んで水潤滑環境下における信頼性を向上させたシール材、軸受の開発に取り組んでおります。
船舶の安全航行維持を目的とした、軸系システムの機器状態監視システムについては評価を完了し、2026年度より上市を開始する予定です。
舶用業界向け事業に係る研究開発費は60百万円であります。
(5) 航空宇宙業界向け事業
民間航空機業界では、低燃費とCO2排出量削減を目指した次世代エンジン向けに表面テクスチャリング技術を用いた低トルクシールを開発中であり、固有技術獲得に引き続き取り組んでおります。
宇宙業界では、新型基幹ロケットH3をはじめ再使用ロケットや民間ロケット用のシール開発に多数参画し、ロケットの構成部品であるターボポンプや高圧配管、燃料タンクのシールの開発に取り組んでおります。なお、2026年度より宇宙戦略基金事業(技術開発テーマ「高頻度打上げに資するロケット部品・コンポーネント等の開発」)を活用し技術開発活動を進めてまいります。
航空宇宙業界向け事業に係る研究開発費は184百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01414] S100YFUB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。