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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005155

有価証券報告書抜粋 高松機械工業株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度のわが国経済は、消費税増税による駆け込み需要の反動が個人消費や生産に長く影響を与えましたが、円安や原油価格下落の影響などから企業収益が改善するなど、緩やかな景気回復を続けてきました。先行きの見通しも、年度後半には更なる企業収益の改善や各種政策の効果に期待感が高まりました。
工作機械業界におきましては、外需では主要3極(北米・ヨーロッパ・アジア)すべてで過去最高の受注額を記録し、内需でも補助金等の政策が設備投資を後押ししてきたことで、需要は1年を通じて好調に推移しました。この結果、2014年度の業界受注総額は過去2番目の高水準となる1兆5,786億円(前年同期比31.0%増)となりました。
このような状況の中で、当社グループの業績も堅調に推移し、当連結会計年度の連結売上高は180億18百万円と、前年同期に比べ34億98百万円(24.1%増)の大幅増収となり、過去最高の売上高を記録しました。売上増加に伴って利益も大きく増加し、営業利益は13億54百万円(前年同期比83.7%増)、経常利益は14億59百万円(同61.2%増)、当期純利益は9億36百万円(同114.5%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 工作機械事業
工作機械事業におきましては、日系ユーザの進出や経済回復・成長によって需要拡大が見込まれる海外市場への対応強化をはかり、積極的な営業活動と迅速なサービス・メンテナンスの提供を推進するとともに、生産の最適化及び効率化による増産に取り組んできました。
海外市場の対応強化として、アジアでは、各子会社が多くのディーラやユーザを招待したプライベート・ショーを開催し、TAKAMAZブランドの浸透と評価向上をはかりました。
アメリカでは、自動車関連を中心に好調な市場にて積極的なユーザ訪問と提案型営業を実施してきたほか、工作機械需要が高まっているメキシコでは、販路拡大とタイムリーな情報収集を推進してきました。
ヨーロッパでは、需要の回復に対応して展示会などで新製品や技術をアピールし、引合・受注の確保に努めてきました。
国内では、大手ユーザの大型案件に対応するとともに、設備投資意欲が回復してきた中小ユーザに対しても、最適な加工方法と自動化ラインや新製品を積極的に提案して潜在需要を開拓し、受注獲得をはかってきました。
生産におきましては、組立ラインの見直しや設計・加工等の効果的な外注活用によって、好調な受注に対応して増産をはかってきました。2014年11月には精密加工室とショールームの移設・拡張工事が完了し、また、マシニングセンタ等を新規導入しました。
研究開発におきましては、大型加工物の自動切削に対応した「XW-200」、幅広い加工に対応できるようにモデルチェンジした「XW-30 PLUS」、ユーザニーズが高かった複合加工機能を追加搭載した「XW-130M」を発表しました。
この結果、当連結会計年度における工作機械受注高は145億59百万円(前年同期比4.1%増)と堅調に推移し、工作機械受注残高は70億29百万円(同2.4%増)となりました。
売上高におきましては、163億99百万円(同27.5%増)となり、その内訳は、内需90億24百万円(同41.2%増)、外需73億74百万円(同13.9%増)、外需比率45.0%(前年同期は50.3%)であります。また、営業利益は13億76百万円(前年同期比99.3%増)となりました。


② IT関連製造装置事業
IT関連製造装置事業におきましては、需要回復が期待より遅れ、低水準で推移してきましたが、売上高確保をはかるための情報収集と新規市場開拓を継続して推進し、年度後半の大型受注によって売上高は前年並みとなりました。
この結果、売上高は8億10百万円(前年同期比3.3%減)となり、営業損失は4百万円(前年同期は3百万円の営業利益)となりました。

③ 自動車部品加工事業
自動車部品加工事業におきましては、設備投資や増員等によって生産体制を強化しましたが、主要取引先からの受注が当初見通しよりも下回って推移したことで、売上高は前年並みにとどまりました。このような状況の中で今後の売上増加をはかるため、積極的な営業活動による新規受注の獲得及び新規取引先の開拓を推進してきました。
この結果、売上高は8億8百万円(前年同期比1.3%減)、営業損失は17百万円(前年同期は44百万円の営業利益)となりました。
また、2015年2月20日にタイ国内で自動車部品加工を行う現地法人「TP MACHINE PARTS CO., LTD.」を設立しました。当社の工作機械ユーザでもあるタイ企業との合弁会社であり、自動車部品加工事業初の海外展開になります。現地日系企業からの受注に対応し、2015年5月より工場を稼働しました。

(2)キャッシュ・フローの状況

① 営業活動によるキャッシュ・フローは、6億25百万円の資金流入(前連結会計年度は10億7百万円の資金流入)となりました。その主な要因としては、売上債権やたな卸資産の増加等があったものの、税金等調整前当期純利益の計上、仕入債務の増加等によるものです。

② 投資活動によるキャッシュ・フローは、4億11百万円の資金流出(前連結会計年度は7億94百万円の資金流出)となりました。その主な要因としては、定期預金の預入による支出等によるものです。

③ 財務活動によるキャッシュ・フローは、3億56百万円の資金流出(前連結会計年度は2億52百万円の資金流入)となりました。その主な要因としては、長期借入金の返済による支出等によるものです。

これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は79百万円の資金流出(前連結会計年度は5億35百万円の資金流入)となり、当連結会計年度末残高は23億62百万円(前連結会計年度末残高は24億42百万円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01510] S1005155)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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