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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100W1LW (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 アイダエンジニアリング株式会社 研究開発活動 (2025年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループでは、開発本部を中心に生産統括本部と連携し基盤技術の強化・確立及び基幹商品の強化と環境に配慮した主力製品開発を基本方針として研究開発に取り組んでおります。当連結会計年度の研究開発費の総額は1,142百万円であり、そのほとんどを日本セグメントで計上しております。
なお、当連結会計年度において、当社の「金属セパレーター成形専用機BEXシリーズ」が日刊工業新聞社主催の「第67回(2024年)十大新製品賞」において「本賞」を受賞しました。受賞した製品は薄板の微細な成形に特化し、燃料電池などに搭載されるバイポーラプレートの金属セパレーターの専用機です。

当連結会計年度の研究開発活動の主なものは、次のとおりであります。
新技術・基盤技術の開発

(1) プレスシステム用サーボモーターの開発

当社はサーボプレスに搭載するサーボモーターを自社開発し、20年以上にわたり、開発・製造を行っています。当初からの製品である汎用サーボプレス用モーターについて、巻線構成の再設計、サーボアンプの最適化、最新の冷却技術の導入などの改良を実施し、プレスの速度と加圧能力の向上を実現しました。

(2) DX・AI技術の開発

①DX支援システムの開発
当社は業界に先駆けてIoTシステムを開発し、提供してきました。新たに開発した「AIDAデータアナリティクスシステム Ai CARE」は機械から集積した各種データを可視化するだけでなく、さらに分析機能を持たせることでお客様を次のアクションへと導くことができるようになりました。今般更に熟練技能者に代わってAIが金型寿命監視や故障予兆監視等をサポートするアプリケーションを付加し、商品化しました。
②生成AIエージェントの開発
当社は生成AIと対話しながら業務課題解決のための情報を得ることができる生成AIエージェント(Ai CARE Chat)を開発しました。機械の操作方法や異常発生時の対処方法、さらには加工方法等まで、当社が蓄積してきたノウハウや知見に基づいてAIが回答します。

基幹商品の強化

(1) バイポーラプレート用金属セパレーター成形専用機BEXシリーズの商品力強化

十大新製品賞の本賞を受賞したBEXシリーズは、更なる商品力強化としてサーボプレス仕様向けのフライホイール蓄電システムを開発しました。蓄電システムは、プレス加工時に大きな電力が必要なサーボプレスの一次電力をピークカットして電源設備容量を抑える設備です。フライホイール方式は、電気エネルギーを物理的な回転エネルギーに変換して貯蔵することで、従来のコンデンサ方式と比べピーク電力を抑えることができます。今後はコンデンサ方式とフライホイール方式の特徴を活かし、お客様に最適な蓄電システムを提供します。

(2) MSP-4000-430販売開始
近年のEV向け駆動用モーターは、コア形状の複雑化による工程数の増加から広い加工エリアが必要となってきました。このワイドエリアへの市場要求に応えるため、加圧能力4000kN、シリーズ最大のスライドエリア4300mm(従来機3700mm)のMSP-4000-430を2024年5月に販売開始しました。また、本機は自社製の高速フィーダや転積装置、スクラップカッターなどの周辺装置の操作画面をプレス機の大型ディスプレイに統合、および最新DX・AI技術(Ai CARE-HS)標準搭載などにより操作性と機能性を大幅に向上させました。

(3) DIS-1600の開発
リチウムイオン電池のプレス生産設備に対する市場要求に応えるため、円筒缶成形専用プレスDIS-1600を開発しました。これに、前後2列取りの金型と新設計の高速搬送メカ式トランスファ装置を組み合わせることで高い生産性を実現しました。


(4) 蓄電池用角電池ケース成形専用機DPHの開発
従来の絞り加工と比較して大幅に成形工程数を削減した横型多段成形機DPHを開発しました。新工法のアシスト絞り(PAT.)を用いてパンチが水平方向に動き逐次成形をすることによりブランク打ち抜きから製品排出までを1ストロークで完了することが可能な角形電池ケース成形専用機です。従来と比べて①金型費用抑制、②低荷重・省エネルギー成形、③加工油量削減、④材料歩留まり向上などの特徴を有しています。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01545] S100W1LW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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