有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10080D5
日揮ホールディングス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年3月期)
1.経営成績
日揮グループの当連結会計年度の業績は、売上高8,799億54百万円(前期比10.1%増)、営業利益496億61百万円(前期比67.0%増)、経常利益520億47百万円(前期比16.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益427億93百万円(前期比107.4%増)となりました。
① 売上高
売上高は手持ち工事の順調な進捗等の結果、前連結会計年度に比べて808億78百万円増加し、8,799億54百万円となりました。
② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価は売上高の増加に伴い、前連結会計年度に比べて607億54百万円増加し、8,069億95百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べて2億3百万円増加し、232億97百万円となりました。
③ 営業利益
営業利益は完成工事総利益の増加等に伴い、前連結会計年度に比べて199億20百万円増加し、496億61百万円となりました。
④ 営業外損益
営業外損益は、為替差損の発生等により、前連結会計年度の151億26百万円の利益(純額)から、23億86百万円の利益(純額)と127億40百万円の減少となりました。
⑤ 税金等調整前当期純利益
特別損益は、76億9百万円の利益(純額)となりました。投資有価証券評価損等が発生したものの、貸倒引当金戻入額等を計上したことが主な原因であります。結果として当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べて295億97百万円増益の596億57百万円となりました。
⑥ 法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額
法人税、住民税及び事業税は、前連結会計年度に比べて66億68百万円減少し、90億78百万円となりました。加えて、法人税等調整額が76億10百万円となり、税金費用負担額(純額)は166億88百万円となりました。
⑦ 非支配株主に帰属する当期純利益
非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度より44百万円減少の1億74百万円となりました。
⑧ 親会社株主に帰属する当期純利益
結果として、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて221億64百万円増益の427億93百万円となりました。
2.財政状態およびキャッシュ・フロー
当連結会計年度の連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較し新規連結を伴う増加を除き511億75百万円減少し、2,479億47百万円となりました。また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益が596億57百万円となりましたが、未成工事受入金の減少などにより、結果として497億64百万円の減少となりました。投資活動による資金は、投資有価証券の売却などにより、86億96百万円の増加となりました。財務活動による資金は、配当金の支払いなどにより43億74百万円の減少となりました。なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は下記のとおりとなりました。
(注)自己資本比率 :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 :有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :キャッシュ・フロー/利払い
*各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算している。
*有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としている。キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用している。また、利払いは連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用している。
*キャッシュ・フローがマイナスの期におけるキャッシュ・フロー対有利子負債比率およびインタレスト・カバレッジ・レシオについては「-」で表示している。
当連結会計年度の連結財政状態は、総資産が6,897億82百万円となり、前連結会計年度比で299億72百万円減少しました。純資産は4,196億73百万円となり前連結会計年度比311億76百万円の増加となりました。
また、連結貸借対照表に係る指標は以下のとおりとなりました。
(注)流動比率:流動資産/流動負債
固定比率:固定資産/純資産合計
各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算している。
日揮グループの当連結会計年度の業績は、売上高8,799億54百万円(前期比10.1%増)、営業利益496億61百万円(前期比67.0%増)、経常利益520億47百万円(前期比16.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益427億93百万円(前期比107.4%増)となりました。
① 売上高
売上高は手持ち工事の順調な進捗等の結果、前連結会計年度に比べて808億78百万円増加し、8,799億54百万円となりました。
② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価は売上高の増加に伴い、前連結会計年度に比べて607億54百万円増加し、8,069億95百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べて2億3百万円増加し、232億97百万円となりました。
③ 営業利益
営業利益は完成工事総利益の増加等に伴い、前連結会計年度に比べて199億20百万円増加し、496億61百万円となりました。
④ 営業外損益
営業外損益は、為替差損の発生等により、前連結会計年度の151億26百万円の利益(純額)から、23億86百万円の利益(純額)と127億40百万円の減少となりました。
⑤ 税金等調整前当期純利益
特別損益は、76億9百万円の利益(純額)となりました。投資有価証券評価損等が発生したものの、貸倒引当金戻入額等を計上したことが主な原因であります。結果として当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べて295億97百万円増益の596億57百万円となりました。
⑥ 法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額
法人税、住民税及び事業税は、前連結会計年度に比べて66億68百万円減少し、90億78百万円となりました。加えて、法人税等調整額が76億10百万円となり、税金費用負担額(純額)は166億88百万円となりました。
⑦ 非支配株主に帰属する当期純利益
非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度より44百万円減少の1億74百万円となりました。
⑧ 親会社株主に帰属する当期純利益
結果として、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて221億64百万円増益の427億93百万円となりました。
2.財政状態およびキャッシュ・フロー
当連結会計年度の連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較し新規連結を伴う増加を除き511億75百万円減少し、2,479億47百万円となりました。また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益が596億57百万円となりましたが、未成工事受入金の減少などにより、結果として497億64百万円の減少となりました。投資活動による資金は、投資有価証券の売却などにより、86億96百万円の増加となりました。財務活動による資金は、配当金の支払いなどにより43億74百万円の減少となりました。なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は下記のとおりとなりました。
2014年3月期 | 2015年3月期 | 2016年3月期 | |
自己資本比率(%) | 50.2 | 53.8 | 60.7 |
時価ベースの自己資本比率(%) | 121.5 | 83.7 | 61.6 |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | 0.1 | - | - |
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 319.5 | - | - |
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 :有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :キャッシュ・フロー/利払い
*各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算している。
*有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としている。キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用している。また、利払いは連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用している。
*キャッシュ・フローがマイナスの期におけるキャッシュ・フロー対有利子負債比率およびインタレスト・カバレッジ・レシオについては「-」で表示している。
当連結会計年度の連結財政状態は、総資産が6,897億82百万円となり、前連結会計年度比で299億72百万円減少しました。純資産は4,196億73百万円となり前連結会計年度比311億76百万円の増加となりました。
また、連結貸借対照表に係る指標は以下のとおりとなりました。
2014年3月 | 2015年3月 | 2016年3月 | |
流動比率 | 173% | 186% | 232% |
固定比率 | 45% | 48% | 40% |
固定比率:固定資産/純資産合計
各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算している。
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