有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100W1YK (EDINETへの外部リンク)
油研工業株式会社 研究開発活動 (2025年3月期)
当社における研究開発体制は、「価値ある未来」を実現するため要素研究及び油圧機器単体の開発を研究開発部が、油圧機器で構成されたシステム開発は油圧システム部、そして環境関連装置は環境機械部が担当しております。
各部門が単独又は連携して中長期における施策を実現し、創造性のある新製品開発を行い、お客様との情報共有により、市場ニーズに対応した製品の開発・改良を行っております。
中期経営計画Step2(2025年4月~2028年3月)の「成長戦略の実践」に向けグローバル展開による成果を確実にするため、グループ会社と連携した開発・品質管理体制の構築・強化を進めグローバル製品の拡充を図ります。また、リニアサーボ弁を代表とする高付加価値製品や、環境に配慮した次世代製品の研究開発に取り組むことでブランド力の強化に努めてまいります。
(1) 研究開発部における事業
研究開発と製品開発を柱に事業を進めており、研究開発では数値解析技術や大学との共同研究などで、最新の油圧要素開発とイノベーション創出の基盤技術構築を進めております。製品開発としては成形機や試験機分野で採用されているリニアサーボ弁のシリーズ拡充として、大型ダイカストマシンへ搭載可能な大流量高速タイプのサーボカートリッジ弁の開発を進めてまいりました。また、省エネルギー化や環境対応など市場要求に応えるため、船舶エンジン用のリニアサーボ弁や風力発電装置用の高応答比例流量制御弁、及び様々な母機の油圧源に使用される回転数制御駆動ポンプなどのシリーズ拡充や補完開発を継続して進めております。
グローバル展開における製品開発では、中核製品である「01電磁弁グローバルモデル」の市場投入、モバイル用ポンプの市場拡大を目的とした海外製造体制構築や技術支援に取り組んでおります。油圧機器単体の開発部門としてグローバル展開による成果を確実にするため、海外グループ会社と連携した開発、品質体制構築・強化に努めております。
(2) 油圧システム部における事業
当社グループが掲げるサステナビリティ方針に則って次期高効率規制に対応した省エネルギー対応ユニットとしてマシニングセンタ用PMモータ搭載油圧パッケージの開発を進めてまいりました。引き続き商品化に向けた製品開発を継続し市場投入を図ってまいります。
(3) 環境機械部における事業
環境関連装置におけるサステナビリティ方針により、「環境保全・省資源に資する製品の拡販」、「製品固有のエネルギー効率の向上」を掲げ、主力の自動切屑圧縮機「キリコ」、ペットボトル・容器包装プラスチック減容機においてエンジニアリング及びラインナップの拡充とQCD(品質・コスト・納期)の向上に努めました。
また、2022年4月に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(通称:プラ新法)による市場の変化に対応し、従来の容器包装プラスチック減容機をベースに環境省の指針に準じた全プラ対応機を開発・市場投入し、フィールドテストを重ねております。
海外グループ会社と連携した取り組みとしては、アセアン地域・中国地区を主とした自動切屑圧縮機「グローバル仕様機」の拡販のため、設計支援を継続し新機種を市場投入しました。今後も環境・ニーズに合わせたグローバル仕様機の市場投入を実施し、機種やオプション・周辺機器の拡充を進めてまいります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は463百万円であり、セグメント別としては、日本のみであります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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