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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007TTV

有価証券報告書抜粋 サトーホールディングス株式会社 対処すべき課題 (2016年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

(1)会社の経営の基本方針
当社グループは「あくなき創造で持続可能な社会を」をスローガンに、「自動認識ソリューション事業で世界ナンバーワンになること」、そして企業規模を追求するだけではなく「正確・省力・省資源」「安心」「環境保全」という価値を創造することにより「世界中のお客さまから最も信頼される企業になること」をビジョンに掲げています。


(2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
このたび当社グループは、昨年策定した2015年度を起点とする中期経営計画を一部刷新する形で、2016年度を起点とする5カ年の中期経営計画を策定いたしました。本計画では、前中期経営計画で掲げた「グローバル化と顧客価値の最大化を追求する」という長期基本戦略と経営目標の「持続可能な成長力と収益基盤を確立すること」はそのままに、以下の3点を基軸としています。また後述する7つの基本戦略も基本的に踏襲しております。

1.利益の追求・資本生産性の向上
2015年度の実績ならびに足元の状況を踏まえ、2020年度の営業利益の目標値180億円はそのままに、前中期経営計画で目標に掲げた2017年度営業利益120億円を、2018年度へ一年スライドさせ、2016-18年度を2020年度に向けた成長の為の足場を固める3カ年といたしました。またROEの2020年度の目標値を12%から16%に引き上げました。
新製品の投入、ベースビジネスにおけるソリューション力の強化や安定かつ高収益サプライビジネスの確立、新規事業の拡大などによる収益率の向上とともに、コストダウンの推進、経営効率の向上、グループ内のサプライチェーン・マネジメントの最適化など、利益を上げ資本生産性を向上させる経営体質を実現してまいります。

2.海外事業の拡大
海外のベースビジネスは、先進国・新興国ともに当社グループにとって依然未開拓な市場・用途があり、国内と比較しても大きな成長ポテンシャルがあります。2014年12月に設立したサトーインターナショナル㈱が主体となり、海外戦略の策定・実行を推進していくとともに、グローバルオペレーションの最適化をはかりながら世界のお客様に対し質の高いサービスを提供してまいります。また、M&Aなどによる海外プライマリーラベル事業の拡大は着実に進捗し、海外売上高比率は2012-14年度中期経営計画を策定した時点からこの4年間で、23%から37%に伸張しました。
2020年度の海外売上高比率の目標を50%とし、将来的には70%を目指し、成長ポテンシャルの高い海外市場を積極的に取り込んでまいります。

3.サトーグループ独自の立ち位置を確立
中期経営計画では、当社グループ独自の立ち位置を確立することを最重要戦略課題に掲げております。
近年、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(※1)社会が実現しつつあります。「モノ」「人」の動きや情報をインターネットに接続し、リアルの世界をデータ化、そして集まった膨大なデータを分析して活用することは、人とモノを取り巻く環境との関係をより良くしていくために役立ちます。
このようなIT革新により、様々な業種の製造、配送、販売などあらゆる現場において、全体最適による生産性の向上や品質の向上、安心の実現が期待されており、今後もこの動きは一層進んで行くものと予想されます。
しかし、これらが機能するためには、実体のあるモノにID・情報を紐づけ(タギング)しITシステムへ正しくつなぐ、という物理的な現場作業が必要です。当社グループは、我々の強みである現場力を最大限に活かし、この仮想(IT)と現実(モノ)をデータでつなぐ「最後の1㎝」を担う唯一のグローバル企業を目指します。
また、お客さまの課題解決を最優先し、自前主義にこだわらずあらゆるパートナーシップを追求することにより、自動認識ソリューションで世界ナンバーワンを目指します。
(※1)IoT=Internet of Things


(3)目標とする経営指標及び具体的な取り組み
当社グループは経営指標として、営業利益及び売上高営業利益率を重視し、資本生産性の指標としての自己資本利益率(ROE)を上げることで1株当たりの企業価値を高めてまいります。
2016-20年度 中期経営計画では、2018年度までに連結売上高1,300億円、連結営業利益120億円、売上高営業利益率9.2%、EBITDA(※2)173億円、自己資本利益率(ROE)12%、海外売上高比率45%を、2020年度までに連結売上高1,500億円、連結営業利益180億円、売上高営業利益率12%、EBITDA 220億円、自己資本利益率(ROE)16%、海外売上高比率50%を目指してまいります。
(※2)EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費

また経営目標達成のための具体的な実行戦略を以下の7施策にまとめ、スピード感をもって進めてまいります。

戦略1 国内においては、自動認識ソリューション力、ベースビジネスの強化に加え、
成長市場、新分野へ経営資源をシフトし、新たな成長・収益モデルを確立する。
戦略2 新たな中核事業を創出する、顧客志向のイノベーションを起こし事業化する。
戦略3 将来的に海外売上比率70%を目指し、ベースビジネスの強化と新興国市場の
迅速な開拓を行う。
戦略4 ソフトウェアとコンサルティングを軸に新たなソリューションビジネスを創出する。
戦略5 RFID事業においてワンストップソリューションを実現する。
戦略6 グリーンビジネスを迅速に、グローバルに拡大し、グループ総売上の50%以上を
グリーンビジネス関連にして行く。
戦略7 戦略1~6の推進を支えるため、労働生産性を高め、グローバルサプライチェーン・
マネジメントの最適化とスピード向上をはかりグループ経営を全体最適化する。


生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01685] S1007TTV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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