有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100W2NV (EDINETへの外部リンク)
鉱研工業株式会社 研究開発活動 (2025年3月期)
当社グループは、地質調査・地下資源開発あるいは自然災害防止・構造物基礎施工などの分野において技術の研究及び開発活動を活発に展開し、その成果を製造販売と工事施工に反映させるよう努めております。そして、更に多様化し高度化する市場のニーズに即して幅広く調査研究を行い、今後の事業の中心となる製品と工法の開発に取り組んでおります。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は51百万円となっており、特定のセグメントに関連付けられないため、セグメント別の記載は行っておりません。
なお、当連結会計年度における当社の主な研究開発の成果には次のものがあります。
(1) ボーリング機器関連
① アロードリルRPD-180C(2)無線走行
クローラードリルの走行時、特にトラック搭載時の安全性を高めることを目的とし、RPD-180C(2)の無線走行化を実現しました。顧客所有機への後付け改造が可能であり、カタログ、改造マニュアルの充実により、オプション製品としての拡販が大きく期待できます。② 省電力起動型電動パワーユニットの開発
RPD及びRTPシリーズの動力源となるパワーユニット(PUE)は、開発当初から多くの顧客にご使用いただきましたが、省エネや環境に配慮したパワーユニットへのモデルチェンジが望まれています。そのようなご期待に応えるため、顧客目線での製品開発、時代のニーズに適ったユーティリティー性を目的とした新プロジェクトを発足させました。PUE-50は、組立後、社内試験及び現場試験を行います。PUE-75、PUE-100は現場試験を終えており、早期の市場投入を目指します。
③ RPD-70C(2)
全無線操作式アロードリル70Cの性能評価及び操作性レビューのため、実際の現場で試験施工を行いました。ユーザー様から多くの前向きなご意見・ご要望を頂き、本機の完成度を確認しました。今後は、さらなる改良を進めるとともに、特に全自動化に向けた開発を推進し、次世代アロードリルの市場投入を目指します。④ RPD-70C(3)
ハイパワーかつ質量10t未満を満たし、高い市場性が期待できるクローラ型アロードリルの開発に着手しました。本機は、当社40Cと180Cの隙間を埋める中型クローラ機の位置づけであり、従来通りの円滑な手動操作が可能です。設計は順調に進んでおり、早期の完成と十分な性能評価を経て、市場投入後の拡販が期待できます。⑤ JIS対応型自動貫入試験装置の開発
現在の貫入試験をより安全に省人化することを目的とし、JIS対応型自動貫入試験装置の開発を進めています。試作型の試験は終了し、現在は改良型を製作中です。早期に改良型の評価を行い、製品化を進めることで、当社KMD-50(維新黒船)とのセット販売に大きな期待が持てます。⑥ ロッドハンドリングマシン
鉱研工業の掲げる3S(SAFETY「安全・安心」、SAVE「省力化」、SATISFACTION「顧客満足」)を目標として、ロッドハンドリングマシンは開発されました。ボーリング工事で必須作業であるボーリングロッド交換作業は、従来人力で行われており、重いものでは100kg以上の場合もあり、危険かつ重労働な作業でした。ロッドハンドリングマシンにより、作業者は遠隔無線リモコン操作で作業を確認しながら安全な位置でロッド交換作業が行え、危険な作業から解放されます。当期では、RHS-2の作業範囲の拡大を行いました。RHS-1BとRHS-2の差別化を行うことで、作業現場にあわせた選択が可能となりました。また、より多くの企業様にロッドハンドリングマシンを周知するため、当社でのレンタル事業を検討しております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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