シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007V91

有価証券報告書抜粋 フォスター電機株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当期における世界経済は、緩やかな回復が続いたものの、そのペースは鈍化し、先行き不透明感も増しました。
米国では雇用環境の改善等により好調に推移し、欧州や日本も緩やかに回復しました。一方、中国では景気減速が
顕著になり、他の新興国も資源価格の下落による打撃を受けました。また、昨年後半からは、こうした新興国経済
減速の影響が先進国経済の下押し圧力につながってきました。
当社グループの属する電子機器・電子部品業界においては、総じてスマートフォン向け部品や車載向け部品がグ
ローバル需要を牽引しました。しかしながら、第4四半期以降の業界を取り巻く環境は、スマートフォン向け部品
の受注が鈍化したことや、為替が円高に転じて推移していることにより厳しさを増しました。また、薄型テレビ向
けを含むAV機器関連部品も引き続き苦戦を強いられました。
このような経営環境のもと、当社グループは、市場変化に対応した受注確保や資材費削減等の原価低減活動に注
力しました。生産面では、生産性を高めるための工程改善、機械化・省力化を推進すると同時に、最適な生産体制
の構築に向けて、中国及びベトナムでの工場の再編成に取組みました。さらにミャンマー・ティラワ工場では、
2015年12月より、スピーカ部品の生産を開始し、中国からアセアンへのシフトを推進しています。
以上の結果、当期の連結売上高は、前期比1.0%増の190,928百万円(前期連結売上高189,124百万円)、営業利
益は前期比6.2%増の10,351百万円(前期連結営業利益9,747百万円)、経常利益は前期比4.3%増の10,847百万円(前期連結経常利益10,398百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比40.7%増の6,833百万円(前期連結親会社株主に帰属する当期純利益4,858百万円)となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりです。

[音響部品・製品事業]
薄型テレビ用スピーカ・スピーカシステムやオーディオ用スピーカの出荷が減少したことから当事業の売上高
は、21,758百万円(前期比22.8%減)となりました。営業利益は、売上高減少に加え貸倒引当金の繰入れにより
1,201百万円(前期比28.5%減)となりました。

[自動車用部品・製品事業]
北米市場での需要が好調に推移したことから当事業の売上高は、65,039百万円(前期比9.3%増)となりまし
た。営業利益は、中国での人件費上昇が抑制されたことやベトナム・バクニン工場の生産性が向上したこと等から
3,623百万円(前期比63.3%増)となりました。

[情報、通信機器用部品・製品事業]
主力顧客向けヘッドセットの出荷は第4四半期に急減しましたが、昨年度に対して通期で円安であったことから
当事業の売上高は、97,958百万円(前期比2.1%増)となりました。営業利益は、第4四半期に工場の稼働率が低
下したことにより5,632百万円(前期比3.1%減)となりました。

[その他事業]
小型音響部品や「フォステクス」ブランドの製品を含むその他の売上高は、6,173百万円(前期比13.5%増)と
なりました。一方、円安に伴い国内向けの製品の収益性が悪化したことから、営業損失は106百万円(前年同期は
営業利益44百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ11,934百万円(201.5%)増加し、当連結会計年度末には17,858百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による資金の増加は、税金等調整前当期純利益の増加等により前連結会計年度に比べ8,558百万円(55.2%)増加し、24,057百万円となりました。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金の減少は、設備投資は増加したものの、定期預金の減少等により前連結会計年度に比べ471百万円(10.7%)減少し、3,946百万円となりました。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による資金の減少は、短期借入金の返済等により前連結会計年度に比べ4,837百万円(42.0%)増加し、6,676百万円となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01797] S1007V91)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。