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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LPKN (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 岩崎電気株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループ(当社及び連結子会社)は、“新たな光で未来を照らす”をスローガンとし、光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造するために、「環境負荷低減」「防災対応」「特殊環境対応」「新型コロナウイルス対応」「照明制御」などの社会的要請にお応えする新技術や新材料の基礎研究を進めるとともに、「光」の機能と特性を活かした各種商品の研究開発を行っております。光の持つ潜在力を究め、照明事業ではLED照明とそれらの制御を柱とし、光・環境事業では殺菌・滅菌及び環境試験、紫外線硬化ならびに半導体関連事業に注力して、省エネルギー・省力化推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため積極的な研究開発に取り組んでおります。
研究開発体制は、まず新技術開発部において要素技術及び応用技術を軸に、社外研究機関や協業会社との協力を得つつ研究と開発に取り組み、得られた成果は商品開発へ生かしてまいりました。また、商品開発・設計を担当する事業部門では、照明事業と光・環境事業各々に開発(設計)部門を置いて商品開発やシステム開発に注力してまいりました。
これら社内各部署の調査・研究や商品開発を取りまとめる企画・推進部門では、国内及び海外のグループ各社との密接な連携と協力を図り、より効率的な研究開発を進めてまいりました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、照明事業231百万円、光・環境事業220百万円の合計451百万円です。
なお、各セグメントにおける研究開発活動は以下のとおりです。


当期は、当社の主力市場である「道路・トンネル」、「景観街路」、「工場」、「スポーツ」、「看板」向けに更なる省エネ、配光技術の向上、付加価値機能の搭載などをキーワードにした商品開発を行いました。トンネルではNo.1の発光効率や配光性能、施工性の向上にこだわったフルリニューアル商品、工場向けの高天井照明器具では一般用途だけでなく、低温、高温、オイルミスト環境などにも対応できる商品、看板向けでは出幅の少ない大型看板をムラなく美しく照明できる商品などを開発し、市場に投入しました。
また、CSL&HCL(様々なモノ、コトにつながる多機能照明と人にやさしい、安全で、快適・便利なあかりの普及)向けに、将来のスマートシティ構想にも対応できる通信機能を持った照明器具、各種センサデバイスの研究開発にも積極的に取り組みました。
道路、トンネル、公園、工場、スポーツなど、当社が得意とする屋外照明設備が、無線・DALI・DMXなどの通信方式によって全てがスマートに繋がり、あかり文化の向上と地球環境への貢献ができるよう、研究開発と商品ラインアップの拡充を進めてまいります。


光・環境事業では、殺菌・滅菌、環境試験、紫外線硬化などに注力し、「光・環境カンパニー」として、省エネルギー推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため、継続的に研究開発に取り組んでおります。
2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、感染防止製品のニーズが急激に高まった年でした。当社は長年、紫外線による殺菌・滅菌技術を蓄積し、その応用製品を開発してきた経験からいち早く紫外線ランプを搭載した感染対策製品を開発し、更には社外研究機関と共同で新型コロナウイルス不活化効果のエビデンス取得に取り組んできました。
空気感染対策として、空気循環式紫外線清浄機 エアーリア®シリーズとして、様々な空間に適用すべく、新たに5品種(コンパクト、コンパクト デュアル、プラス、パワー)をラインアップしました。空間除菌のシミュレーションも駆使し、紫外線ランプの種類や灯数、ファンなど、早期に装置構成を決定しました。また、コンパクト デュアルには、壁や机等に付着したウイルスにも効果が期待できるように、人体に影響が無い濃度で制御したオゾン発生器を搭載しました。
当社製品に搭載する紫外線ランプの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果について、広島大学病院、及び広島大学と共同で評価試験を行った結果、3mJ/cm²の紫外線照射量で99.9%以上の新型コロナウイルスを不活化する事が確認され、その有効性が実証されました。
今後も引き続き、新型コロナウイルス感染症に対する予防対策として、当社の紫外線ランプを用いた空気殺菌、表面殺菌、水の殺菌の技術・製品開発を進め、安全で安心な空間と環境を提供してまいります。
環境試験分野では、新たな耐候性試験のニーズや新規に制定される試験方法規格に対応した光源、光学系、装置の開発を行っております。DIN75 220(Ageing automobile components in solar simulation units)対応の光源とチャンバーも開発着手し、樹脂による軽量化技術、センサ等のデバイスによる自動運転技術などのトレンドの中、長期信頼性を確保するための耐候性試験機を開発・提供してまいります。
紫外線硬化分野では、高密度チップ実装の光源モジュールを組み込んだUV-LED照射装置の進化と品種拡大を進めており、印刷分野のみならず、他の産業機器装置へ展開を可能としました。
今後も各市場トレンドやニーズに合致し、紫外線から赤外線までの電磁波エネルギー、及び電子線を利用したユニークな産業機器の研究・開発活動を行ってまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01886] S100LPKN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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