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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10078H9

有価証券報告書抜粋 株式会社堀場製作所 研究開発活動 (2015年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は12,341百万円であり、報告セグメント毎の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。
(1)自動車計測システム機器部門
当連結会計年度には、欧州において2017年に導入が確定したReal Driving Emission(RDE)規制に対応し、車載型排ガス測定装置のラインアップを拡充しました。既に販売を開始していた車載型排ガス測定装置OBS-ONEに、規制成分として追加が検討されている粒子数計測装置OBS-ONE-PNを加え、排ガス全般をより包括的に計測することを可能にしました。RDE規制は、従来の試験設備内での排ガス計測と異なり、実走行時の排ガスを計測する新たな試験法であり、各国の政府関連機関や自動車メーカーでの新たな需要が見込まれます。主力製品であるエンジン排ガス測定装置MEXA-ONEでは、2017年より適用が開始される、米国規制CFR-1066、欧州委員会が策定を進める新基準Worldwide harmonized Light-duty Test Procedure(WLTP)「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法」にそれぞれ対応すると共に、排ガス浄化触媒評価用に多成分同時計測装置MEXA-ONE-FTをラインアップとして加えました。これらの新規制に対応するために、自動車用エンジンの開発業務は増大傾向にあり、この需要を取り込むためエンジン最適化のアプリケーションに特化した自動計測装置STARS-Liteおよびエンジン排ガス測定装置MEXA-1700Dも同時にリリースしています。
当セグメントに係る研究開発費は4,373百万円であります。

(2)環境・プロセスシステム機器部門
当連結会計年度には、大気計測の分野において、近年注目されるPM2.5の重量分析に加え、同時に成分が分析できる装置の開発を行いました。また、国内火力発電所向けの煙道排ガス分析計の開発を行い市場投入しました。水質計測分野においては、上水・下水向けのラインアップ拡充をめざし、工業用水質計の開発を行いました。グループ会社内の開発リソースを相互に活用した効率的な開発体制により、日本市場のみならず、海外市場向けにおいても製品展開を充実させています。
当セグメントに係る研究開発費は1,015百万円であります。

(3)医用システム機器部門
当連結会計年度には、日本市場向けに、血球計数とCRPの同時測定が可能な血球計数CRP測定装置のモデルチェンジを行い、販売を開始しました。ホリバABX社(フランス)では、新測定原理を採用した低価格帯の小型白血球分類付血球計数装置を開発し、主に新興国向けに販売を開始しました。当社及びホリバABX社(フランス)が中心となり、血球計数装置をはじめ、血糖値測定装置、生化学分析装置、免疫分析装置等の製品開発を行っております。
当セグメントに係る研究開発費は2,342百万円であります。

(4)半導体システム機器部門
当連結会計年度には、半導体最先端プロセスに対応した圧力式マスフローモジュール“クライテリオン”の大流量化への対応を始めとしたラインアップの拡大や、薬液濃度モニターの高精度化に取り組みました。またアプリケーション拡大に向けインラインガス濃度モニター、高比抵抗計を半導体プロセス向けに、一般産業プロセス向けではキャパシタンスマノメーターの開発を行い市場投入しました。今後の販売拡大をめざします。シリコン半導体や、LED(発光ダイオード)照明、FPD(液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ)、太陽電池、その他製造プロセスにおける最新の関連技術分野について、主に当社及び㈱堀場エステック、㈱堀場アドバンスドテクノ、ホリバ・インスツルメンツ社(米国)が研究開発を行っており、より高度化する市場要求に対応する為、日米でのグローバル開発体制を強化しています。
当セグメントに係る研究開発費は2,335百万円であります。

(5)科学システム機器部門
当連結会計年度には、世界中で高度化する研究ニーズと産業ニーズに応える分析装置の研究開発に注力しました。革新的な材料開発や材料の品質管理の分野においては、当社が高シェアを有する粒度分布測定装置などの新製品を投入し、業界最小※設置面積(A3用紙サイズ)の製品開発に成功しました。また、組成分析の分野では、鉄鋼・非鉄金属、非金属材料の品質管理に用いられる炭素・硫黄分析装置の新製品の開発を行いました。水質計測の分野においては、アジア市場のニーズに応えるコンパクト水質計の開発を行いました。優れた使いやすさを実現し、pH・水質分析計 LAQUAシリーズ 2製品においては、国際的なデザイン賞"German Design Award 2016"を受賞しました。
当セグメントに係る研究開発費は2,274百万円であります。
※:当社調べ

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01901] S10078H9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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