有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100W4AH (EDINETへの外部リンク)
マクセル株式会社 研究開発活動 (2025年3月期)
当社グループでは、当社及び当社の関係会社の研究開発部門や事業本部などが連携して研究開発活動を行っております。また、当社グループ外の企業との共同開発や産官学連携の活用により、一層の技術革新を推進しております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は5,679百万円であり、セグメント別の研究開発活動及び研究開発費は次のとおりであります。
(エネルギー)
当社の研究開発部門や事業本部などが連携し、リチウム一次電池やボタン電池などの一次電池、リチウムイオン電池や全固体電池などの二次電池及び電池応用製品の研究開発を推進しております。当連結会計年度においても、全固体電池の研究開発を中心に行いました。使用用途を拡大すべく耐熱特性向上の開発を進め、劣化メカニズム解析から電極設計を見直すことで、作動上限温度を150℃に引き上げる技術開発に成功しました。2023年から量産設備を稼動し、産業機器メーカーを中心に多数の顧客へ量産サンプルを出荷しています。同電池はインテリジェント画像認識ユニットや調理用無線温度デバイスに採用されたほか、次世代の医療用洗浄プロセスを監視するデータロガーにも搭載される予定です。並行して産業機器のバックアップ用一次電池の置き換えとして、同電池を最大5個搭載し電源としたモジュールを開発しました。革新型蓄電池の開発においては、LIBTEC(技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター)で実施開始された第3期NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)委託事業(SOLiD-Next)に参画することで、新たな電池技術の確立を進めています。LIBTECへは研究員3名が出向し次世代全固体電池の電極開発などに従事しています。当セグメントに係る研究開発費は1,626百万円であります。
(機能性部材料)
当社及びマクセルクレハ㈱、宇部マクセル京都㈱の研究開発部門や事業本部などが連携し、粘着テープ、機能性材料、塗布型セパレータ、工業用ゴム製品などの研究開発を推進しております。当連結会計年度においても、自動運転車両や次世代通信をターゲットにした支援技術やデバイスの開発を推進しました。発泡技術を応用した軽量・高剛性・良外観の部分リブ発泡成形技術を開発しました。車載、IoT家電など多くの分野での活用が期待されます。今後、シナジー連携や協業により発泡部品及び関連事業の創出を早期に実現します。また、アナログコア技術をベースに、5G通信やADASセンシングをターゲットにした電磁波対策部材の開発を継続し、Beyond 5Gを狙ったテラヘルツ波対応の技術開発を研究機関と連携して推進しました。さらに、海外の建築・建材市場向けの住宅用気密部材や3次元実装に対応した半導体製造工程用のダイシングテープやバックグラインドテープの開発にも取り組んでいます。当セグメントに係る研究開発費は1,634百万円であります。
(光学・システム)
当社及びマクセルフロンティア㈱の研究開発部門や事業本部などが連携し、光学部品、電鋳・精密部品、半導体関連組込みシステム、金型・合成樹脂成形品、RFIDシステム、ICカード、映像機器などの研究開発を推進しております。当連結会計年度においても、当社グループが保有する映像・光学・成形技術による新事業創出に向けた活動を行っており、特に、当社と、マクセルフロンティア㈱の開発連携強化を推進しております。当社独自の高次自由曲面光学技術と、マクセルフロンティア㈱が保有する超精密金型・超精密成形技術による高輝度・高コントラスト・高解像度・低消費電力を実現する製品開発及び、これらを実現する部品開発に注力しています。車載分野では、車の安全運転に大きく貢献する高輝度・少容積の標準ヘッドアップディスプレイ(Bright Mirror Display)をはじめ、今後、自動運転化が進み、車が移動空間としての価値を強める中、HMI(Human Machine Interface)として期待するコンシェルジュ型の空中ディスプレイなどの開発を行っております。また、映像技術分野では、高演色・高速画像処理により見えにくい映像を見やすくすることで、さまざまな安心・安全を提供することに取り組んでいます。分野にこだわらず、課題解決思想を重視し、独自技術を強化する中、パートナー企業との共創も進めています。当セグメントに係る研究開発費は2,192百万円であります。
(ライフソリューション)
当社及びマクセルイズミ㈱の研究開発部門や事業本部などが連携し、安心、快適、スマートな空間づくりを通じて人々の心を豊かにすることをめざして、健康・理美容機器、小型電気機器、音響製品、光ディスク、充電機器、アクセサリー、乾電池、電設工具などの研究開発・商品開発を推進しております。当連結会計年度においても、生活をより便利で楽しくするユニークな製品開発を通して、お客様に新たな価値と感動をお届けするため、さまざまな新製品を開発しました。特に、持続可能性(サステナビリティ)をテーマに、伝統工芸の職人と協力して技術を融合させることで、地域経済の活性化に貢献し長く愛用できる毛玉取り器を発売しました。健康・理美容機器においては、医療機器認証を活用し、国内だけでなくグローバル展開も視野に、法人のお客様のニーズに応える製品開発を続けています。電設工具(電気工事用工具)においては、国内初のJIS認証を取得した電動機械式工具や、小型軽量ながらも高出力の直線式工具など、屋内配線工具、配電工具、その他業種向け工具といったさまざまな市場に向けて、使いやすさと機能性を重視した製品を展開しました。当セグメントに係る研究開発費は227百万円であります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は5,679百万円であり、セグメント別の研究開発活動及び研究開発費は次のとおりであります。
(エネルギー)
当社の研究開発部門や事業本部などが連携し、リチウム一次電池やボタン電池などの一次電池、リチウムイオン電池や全固体電池などの二次電池及び電池応用製品の研究開発を推進しております。当連結会計年度においても、全固体電池の研究開発を中心に行いました。使用用途を拡大すべく耐熱特性向上の開発を進め、劣化メカニズム解析から電極設計を見直すことで、作動上限温度を150℃に引き上げる技術開発に成功しました。2023年から量産設備を稼動し、産業機器メーカーを中心に多数の顧客へ量産サンプルを出荷しています。同電池はインテリジェント画像認識ユニットや調理用無線温度デバイスに採用されたほか、次世代の医療用洗浄プロセスを監視するデータロガーにも搭載される予定です。並行して産業機器のバックアップ用一次電池の置き換えとして、同電池を最大5個搭載し電源としたモジュールを開発しました。革新型蓄電池の開発においては、LIBTEC(技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター)で実施開始された第3期NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)委託事業(SOLiD-Next)に参画することで、新たな電池技術の確立を進めています。LIBTECへは研究員3名が出向し次世代全固体電池の電極開発などに従事しています。当セグメントに係る研究開発費は1,626百万円であります。
(機能性部材料)
当社及びマクセルクレハ㈱、宇部マクセル京都㈱の研究開発部門や事業本部などが連携し、粘着テープ、機能性材料、塗布型セパレータ、工業用ゴム製品などの研究開発を推進しております。当連結会計年度においても、自動運転車両や次世代通信をターゲットにした支援技術やデバイスの開発を推進しました。発泡技術を応用した軽量・高剛性・良外観の部分リブ発泡成形技術を開発しました。車載、IoT家電など多くの分野での活用が期待されます。今後、シナジー連携や協業により発泡部品及び関連事業の創出を早期に実現します。また、アナログコア技術をベースに、5G通信やADASセンシングをターゲットにした電磁波対策部材の開発を継続し、Beyond 5Gを狙ったテラヘルツ波対応の技術開発を研究機関と連携して推進しました。さらに、海外の建築・建材市場向けの住宅用気密部材や3次元実装に対応した半導体製造工程用のダイシングテープやバックグラインドテープの開発にも取り組んでいます。当セグメントに係る研究開発費は1,634百万円であります。
(光学・システム)
当社及びマクセルフロンティア㈱の研究開発部門や事業本部などが連携し、光学部品、電鋳・精密部品、半導体関連組込みシステム、金型・合成樹脂成形品、RFIDシステム、ICカード、映像機器などの研究開発を推進しております。当連結会計年度においても、当社グループが保有する映像・光学・成形技術による新事業創出に向けた活動を行っており、特に、当社と、マクセルフロンティア㈱の開発連携強化を推進しております。当社独自の高次自由曲面光学技術と、マクセルフロンティア㈱が保有する超精密金型・超精密成形技術による高輝度・高コントラスト・高解像度・低消費電力を実現する製品開発及び、これらを実現する部品開発に注力しています。車載分野では、車の安全運転に大きく貢献する高輝度・少容積の標準ヘッドアップディスプレイ(Bright Mirror Display)をはじめ、今後、自動運転化が進み、車が移動空間としての価値を強める中、HMI(Human Machine Interface)として期待するコンシェルジュ型の空中ディスプレイなどの開発を行っております。また、映像技術分野では、高演色・高速画像処理により見えにくい映像を見やすくすることで、さまざまな安心・安全を提供することに取り組んでいます。分野にこだわらず、課題解決思想を重視し、独自技術を強化する中、パートナー企業との共創も進めています。当セグメントに係る研究開発費は2,192百万円であります。
(ライフソリューション)
当社及びマクセルイズミ㈱の研究開発部門や事業本部などが連携し、安心、快適、スマートな空間づくりを通じて人々の心を豊かにすることをめざして、健康・理美容機器、小型電気機器、音響製品、光ディスク、充電機器、アクセサリー、乾電池、電設工具などの研究開発・商品開発を推進しております。当連結会計年度においても、生活をより便利で楽しくするユニークな製品開発を通して、お客様に新たな価値と感動をお届けするため、さまざまな新製品を開発しました。特に、持続可能性(サステナビリティ)をテーマに、伝統工芸の職人と協力して技術を融合させることで、地域経済の活性化に貢献し長く愛用できる毛玉取り器を発売しました。健康・理美容機器においては、医療機器認証を活用し、国内だけでなくグローバル展開も視野に、法人のお客様のニーズに応える製品開発を続けています。電設工具(電気工事用工具)においては、国内初のJIS認証を取得した電動機械式工具や、小型軽量ながらも高出力の直線式工具など、屋内配線工具、配電工具、その他業種向け工具といったさまざまな市場に向けて、使いやすさと機能性を重視した製品を展開しました。当セグメントに係る研究開発費は227百万円であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01947] S100W4AH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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