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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100L3G9 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 大和冷機工業株式会社 研究開発活動 (2020年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社では、食の安心・安全と美味しさの提供による食文化の向上と、地球環境に優しい省資源・省エネを考慮した製品の研究開発を企業の使命として取り組んでいます。スライド扉冷蔵庫をはじめとした当社独自製品の開発に積極的に取組み、機能的で人に優しく、衛生的で使いやすい高鮮度冷凍冷蔵機器等の研究開発を推進しています。当事業年度の主な研究開発活動は次のとおりであります。
尚、当社は、冷凍冷蔵冷熱機器に係る事業の単一セグメントであるため、品目別に記載しております。
(1)業務用冷凍冷蔵庫の分野
①当社独自のスライド扉冷蔵庫シリーズにおいて、フィルター清掃を楽に行える構造を新たに開発。全11機種への展開を行い、2021年3月販売開始を予定しています。スペースを有効活用できるスライド扉冷蔵庫は2013年市場投入以来、当社独自製品として常に進化を重ね、使い勝手を向上してまいりました。業界の中で差別化を図り、これからの業務用冷蔵庫を切り拓く製品と位置づけ、継続して商品力を高めてまいります。
②たて型業務用冷蔵庫では3G回線を利用したデータ収集システムの開発に取り組んでいます。周囲温度や凝縮温度異常等のアラームを検知し、故障の未然防止でお客さまに安心と安全を提供する製品を開発しています。食品衛生法が改正され市場からは温度管理の見える化が求められる中、冷蔵庫内温度管理のトレーサビリティ及び温度帳票出力可能としHACCPに対応しております。さらに運転モニターにより機器の状態を把握。迅速なサービス対応を可能とし、お客さまとの信頼関係を強化してまいります。
③海外輸出仕様冷蔵庫をインバータ化しハイスペッククラスとしてラインアップ。2021年1月より販売開始し、機種拡充を図っています。また、ミドルクラスの機種はセンターピラーレス構造を刷新。扉の回転シキリ体を無くし、軟質マグネット密着タイプを採用しました。シンプルな構造で汚れ等もふき取りやすく清掃性を向上しています。
今後も国内・海外のお客さまの要望に応えるべく、省エネ性の向上と共に使い勝手に配慮した、快適な厨房環境を提供する製品の開発を進め、市場競争力を高めてまいります。
(2)ショーケースの分野
①飲料陳列の他、飲食店でのデシャップエリアや厨房内での食材一時保管等、幅広く導入される小型ショーケース2機種のフルモデルチェンジを行い、2020年4月より販売しています。60%以上の省エネを実現、LED照明の標準装備等、商品力の高い新製品として好評いただいています。
②省エネインバータ制御平型オープンショーケースに、2020年4月より製品幅1800mm機種を市場投入、シリーズの充実を図っています。設定温度範囲を-25~+18℃に切替可能とし、多様な店舗でアイスクリームから弁当まで、季節や陳列場所に応じた様々なニーズに適応しております。
また、薄型多段オープンタイプでも2020年7月より製品幅900/1200/1800機種を順次発売。設定温度範囲を3~20℃のワイド温度帯とし、日配品の他にもテイクアウトの総菜や弁当等の店頭販売に最適なショーケースです。コロナ禍の中、扉のないオープンショーケースは市場ニーズにマッチした製品となっております。
③喫茶店やコーヒーショップ等のレジ横スペースに設置できる、卓上対面ショーケースを新たに開発し2020年7月より販売。W900×D390×H800のコンパクト設計で、店舗の空きスペースを有効活用できます。設定温度は5~15℃で飲料やデザートの他、食材の一時陳列用冷蔵ショーケースとして飲食店にも対応できる製品となっております。
④スライド冷蔵ショーケースを19機種モデルチェンジしインバータ制御に変更、2020年11月から順次販売開始しています。電気代は最大で57%削減、省エネ基準達成率を大幅に向上した製品となっております。また、外装色で黒木目を新たに採用、落ち着いた店舗イメージを演出するショーケースとなっております。
(3)その他の分野
①製氷機においては、製氷能力25~45kgクラスの小型タイプの製氷機を2020年5月より販売開始しています。背面の凹部を極力小さくし、庫内容積最大化。貯氷量アップと断熱性能が向上しています。製氷機の中でも小型モデルとして、様々な飲食店に導入されています。
②2020年4月よりハッチタイプの業務用食器洗浄機に100V仕様を機種追加。すすぎ水量は2リットル以下と従来の節水設計は継続。本体2重構造、吸音材採用、ウォーターシール構造により静音性、断熱性(保温性)を大幅に向上した製品となっております。また、扉を閉めても自動運転が開始されない休止モードの追加、埃の侵入防止やタンク水温の保温効果がアップでき、使い勝手が向上しました。
食の安心・安全、作業効率の向上、美味しさへの追求といった幅広いお客様のニーズに応え、様々な厨房オペレーションに対応できる機器開発を推進し、市場開拓に努めてまいります。

(4)当事業年度の成果
顧客ニーズに応えるべく省エネ性を追求し地球環境に配慮した製品を市場投入するとともに、一層の使い勝手の向上や省スペース化による商品力強化、新規需要先の要求に合致した開発に取り組んでおります。以上の研究活動を行った結果、当事業年度の研究開発費は363百万円となりました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01961] S100L3G9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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