シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALPG

有価証券報告書抜粋 株式会社図研 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
①当連結会計年度の概況
当連結会計年度の経済環境は、国内外において、ゆるやかな回復基調が続いたものの、英国のEU離脱問題や米国の政権交代などから、先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループの主要なお客さまであるエレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業におきましては、設備投資に改善の動きが見られたものの、景気動向の不確実性の高まりから、総じて投資に慎重な姿勢が続きました。
このような中にあって、当社グループは、世界のモノづくり企業に向けて最適なソリューションを提供していく「真のグローバルカンパニー」を目指し、製品の開発・販売およびサービスの提供を積極的に行ってまいりました。当連結会計年度の主な取り組みは、次のとおりであります。

(ⅰ) 電気設計システムの分野
主力の電気設計システム「CR-8000 Design Force」およびワイヤハーネスの設計システム「E3.series」につきまして、導入までに長期間を要する欧米の自動車・航空機・半導体関連の大手企業に向けて販売を強化し、着実に成果に結びつけてまいりました。また、自動車関連製造業の市場に向けて、製品の競争力を左右することとなる企画・構想段階の設計を支援するシステム「Architecture Planner」の販売を開始いたしました。
開発面では、「CR-8000 Design Force」と最先端の解析ツールとの密接な連携を図りました。これにより、コンピュータ上で設計データを容易に検証できることとなり、より効率的な設計環境を実現いたしました。

(ⅱ) 設計データマネジメントの分野
設計データ管理システム「DS-2」につきましては、主力の電気設計システムのみならず、ワイヤハーネスの設計システムや他社製の電気設計システムで作成されたデータにも対応できるよう開発を進めてまいりました。これは、モノづくり企業において、製品開発に多くの技術者が関わっていることから、設計データの効率的な活用が必要不可欠となってきており、こうしたニーズに応え、様々な設計システムにこの「DS-2」の導入を推進するためであります。これにより、米国シリコンバレーにおいて、他社製の設計システムを使用しているグローバル企業に「DS-2」が採用されるなど、今後の拡販につながる大きな成果を出すことができました。
また、製品情報の管理システム「PreSight visual BOM」につきましては、製造コストや調達スケジュール等の情報を設計段階で活用できるように、生産管理システムとの連携を強化いたしました。

(ⅲ) その他の分野
インターネットのクラウド上に置かれるデータが急速に増加していることから、ネットワークセキュリティ関連の売上が順調に拡大し、また、モノづくり企業の技術者不足を背景に、技術者派遣や解析・検証などのサービスも堅調に推移いたしました。

②当連結会計年度の業績
(連結業績)
売上高:221億9千9百万円(前期比 1.1%増)
経常利益:15億7千1百万円(前期比 109.2%増)
親会社株主に帰属する
当期純利益
:12億6百万円(前期比 345.1%増)

以上の取り組みにより、当連結会計年度の売上高は、円高に伴い海外の売上が円換算で縮小したものの、前期を上回る結果となりました。これは、欧米においてワイヤハーネスの設計システム「E3.series」や設計データ管理システム「DS-2」の販売が堅調に推移し、また、国内においてネットワークセキュリティ関連の売上が増加したことによるものです。
また、利益面につきましては、為替差損1億4千5百万円が発生したものの、売上高の増加に加え、グループ会社において収益の改善が進んだことから、大幅な増益となりました。

基板設計ソリューションの主な製品CR-8000 Design Force
CR-8000 DFM Center
CR-5000 Board Designer
回路設計・ICソリューションの主な製品CR-8000 Design Gateway
CR-8000 System Planner
Architecture Planner
E3.series
Cabling Designer
Harness Designer
CR-5000 System Designer




ITソリューションの主な製品プリサイト ビジュアル ボム
PreSight visual BOM
DS-2
エクスプレッソ
DS-2 Expresso

(セグメントの業績)
報告セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。
・日本
回路設計・ICソリューションの売上は減少したものの、ネットワークセキュリティ関連を中心にITソリューションの売上が順調に推移したことや、販売ライセンス数等の増加によりクライアントサービスが伸長したことなどから売上高は163億9百万円(前期比 2.0%増)となりました。営業利益につきましては、営業費用の減少などから、10億6千4百万円(前期比 43.4%増)となりました。
・欧州
輸送用機器向けの配線設計システムを中心に回路設計・ICソリューション及びクライアントサービスの売上が順調に推移しましたが、為替の影響により売上高は47億6千8百万円(前期比 6.4%減)となりました。営業利益につきましては、現地通貨ベースの売上高の増加などから、7千3百万円(前期は営業損失1億8千5百万円)となりました。
・米国
為替の影響はあったものの輸送用機器向けの配線設計システムを中心に回路設計・ICソリューション及びクライアントサービスの売上が順調に推移し、売上高は14億9千3百万円(前期比 19.4%増)となりました。営業利益につきましては、売上高の増加などから4千8百万円(前期は営業損失1億9千1百万円)となりました。
・アジア
韓国経済の不調により同国での受注額が減少したことや、為替の影響などから売上高は13億2千6百万円(前期比 15.6%減)となり、営業利益につきましては、売上高の減少などから3億6千3百万円(前期比 11.8%減)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動で25億8千6百万円の収入、投資活動で5億9千5百万円、財務活動で4億8千2百万円の支出となったことから、前連結会計年度末に比べ13億7千4百万円増加し、当連結会計年度末は140億4千6百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、25億8千6百万円(前期比 22億8千7百万円増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益14億3千2百万円(前期比 7億1千5百万円増)の計上、減価償却費6億5千3百万円(前期比 6千1百万円減)、退職給付に係る資産又は負債の増加額3億7百万円(前期は15億9千1百万円の減少)などの増加要因と、仕入債務の減少額1億9千9百万円(前期は1億2千6百万円の増加)などの減少要因との差引合計によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、5億9千5百万円(前期比 1億8千3百万円減)となりました。これは主に固定資産の取得による支出6億4百万円(前期比 6千9百万円減)などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、4億8千2百万円(前期比 2億3千4百万円減)となりました。これは主に配当金の支払額4億6千5百万円(前期比 2億3千2百万円減)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01966] S100ALPG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。