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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AOP0

有価証券報告書抜粋 山一電機株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の世界経済は、米国では個人消費の増加や雇用情勢の改善を背景に堅調に推移し、欧州でも金融緩和により緩やかな回復が継続しました。また、中国では各種政策の効果により景気が底堅く推移し、世界経済は穏やかな回復となりました。国内経済は、期初からの急激な円高が企業収益に影響を与えたものの、年度後半にかけて為替相場が円安となったことや輸出の増加などにより、企業収益に改善の動きが見られ、緩やかな回復基調となりました。
当社グループの関連する電子部品業界においては、高機能スマートフォンや高性能サーバーなどの情報通信関連機器向け半導体や各種電子部品、自動車の電子化や自動運転に向けた車載用半導体や各種電子部品の需要は好調な推移となりました。
このような状況の下、当社は「創立60周年」を迎え、中期経営計画の最終年度として“構造改革”“収益力強化”“成長戦略”の3本を柱とする「事業構造改革」に取り組み、グループ会社全体での連携を強化し、経営の効率化と収益力の強化を図ってまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売価調整や為替変動(前年同期比1米ドル当たり11円78銭の円高)の影響もあり、売上高は26,494百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は2,714百万円(前年同期比6.8%減)、経常利益は2,561百万円(前年同期比1.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,089百万円(前年同期比45.2%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

[テストソリューション事業]
スマートフォンの高機能化やデータセンターの拡大、自動車の電子化や自動運転など、幅広い産業領域で半導体投資が積極的に行われました。これら領域にメモリ系やロジック系およびパワー系半導体向け検査用のバーンインソケット製品およびテストソケット製品の販売が好調に推移いたしました。
その結果、売上高12,036百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益1,926百万円(前年同期比2.7%減)となりました。

[コネクタソリューション事業]
モバイルデータトラフィックの増大を背景とした通信インフラ関連機器向け光トランシーバ用コネクタ製品が好調に推移し、また、自動車関連向けや産業機器向けコネクタ製品も海外を中心に比較的堅調に推移いたしました。しかしながら、デジタル家電関連やアミューズメント関連向けは低調な推移となり、加えて生産拠点再配置に伴う費用発生や円高の影響および売価調整等により損益面で影響を受けました。
その結果、売上高13,188百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益734百万円(前年同期比19.8%減)となりました。

[光関連事業]
医療機器および光通信向け薄膜フィルタ製品は引き続き堅調な推移となり、また、売上増と原価低減活動により損益面での改善が進みました。
その結果、売上高1,269百万円(前年同期比11.3%増)、営業利益87百万円(前年同期比116.9%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,523百万円増加し、当連結会計年度末には5,723百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,468百万円(前年同期比1.5%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,608百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,296百万円(前年同期比29.7%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,378百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は661百万円(前年同期比65.3%減)となりました。これは主に、配当金の支払額337百万円及び自己株式の取得による支出599百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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