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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100W2X9 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ガリレイ株式会社 研究開発活動 (2025年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

ガリレイグループは、サステナブルビジョン「Dramatic Future 2050」を策定しており、2050年までの「カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現」に向け、持続可能な地球環境を次世代に引き渡すことを目的に「環境ビジョン2050」を掲げ、それを実現するためのアクションとして「環境アクション2030」を策定しております。「グリーン冷媒への転換」、「冷媒ガス漏洩防止」、「環境性能の高い製品を開発・提供」、「CO2排出量削減」の4つをテーマに、環境負荷低減に貢献する製品開発に取り組んでおります。

また、近年の人手不足の問題に対して、省人化・省力化に貢献する製品開発にも積極的に取り組んでおります。ガリレイグループは、社会課題の解決により、新たな価値を創造してまいります。

当連結会計年度における当企業集団が支出した研究開発費の総額は1,349百万円です。

(1) 環境負荷低減に貢献する製品開発

① グリーン冷媒への転換
フクシマガリレイでは、「環境アクション2030」に掲げる「グリーン冷媒への転換」を目指し、製品に使用する冷媒を地球環境に優しいものへと転換を進めております。当事業年度では、業務用冷凍冷蔵庫、製氷機において、グリーン冷媒をした製品へと全面切り替えを行いました。また、メディカル製品においても、ノンフロン冷媒R1234yfを採用した血液用冷蔵庫やメディカルフリーザー、R448Aを採用した低温作業台コールドベンチFMCシリーズなどを開発し、グリーン冷媒へと転換を進めております。
② 省エネ製品の開発
フクシマガリレイでは、エネルギーコスト高騰の問題に対して、省エネ性能向上を目指した製品開発を行っております。ノンフロン冷媒R1234yfを採用したスライド扉リーチインショーケース、ワインセラー、2段ドロアーテーブルなどを開発し、インバータ制御により省エネを実現。電気代やCO2排出量削減に貢献しております。また、自然冷媒CO2冷媒を採用した冷凍機内蔵型リーチインショーケース無通電扉仕様ショーケースを開発しました。無通電扉採用により従来機種比較で20%の省エネを実現。本製品は冷凍機上置き仕様であるため、陳列最上段でも別置ケースと同じ高さのため商品が取り出しやすく、またショーケース同士の連結も可能にするなど、利便性の高い製品仕様となっております。
③ 海外(ASEAN地域)向けノンフロンインバータ業務用冷凍冷蔵庫の開発
フクシマガリレイでは、海外(ASEAN地域)向け製品として、ノンフロン冷媒R1234yfを採用したインバータ業務用冷凍冷蔵庫を開発しました。地球環境に優しい製品として縦型冷蔵庫・冷凍庫で20機種、ヨコ型冷蔵庫、冷凍庫、冷凍冷蔵庫で30機種をラインナップしました。インバータ制御で大幅に省エネ性能が向上し、従来一定速機種比31.8%から58.2%の省エネを実現しております。

(2)省人化・省人化に貢献する製品開発

① マンション向け受取り用コールドロッカーの開発
フクシマガリレイでは、ノンフロン冷媒R1234yfを採用したマンション向け受取り用コールドロッカーを開発しました。近年、宅配便の再配達が増加し、CO2排出量増加やドライバー不足を深刻化させるなど、社会問題になっております。その問題解決の手段の一つとして、受取りロッカーの利用を国土交通省も推奨しています。2023年度省エネ大賞を受賞した受取り用コールドロッカーをベースに開発することで、省エネで環境に優しく、社会問題解決に貢献する製品を実現しております。
②ストックスペース付きデュアルショーケースの開発
フクシマガリレイでは、ケース上部のリーチイン部分を大型化し、商品をストックすることができるデュアルショーケースCTX-Jシリーズを開発しました。店舗バックヤードにプレハブ保管庫を設置するスペースがない店舗においても使い勝手が良く、ドラッグストアなどでご使用していただきやすい製品となっております。品出しにかかる時間を大幅に削減し、省人化・省力化に貢献します。
③ノンフロンミートパティー3段ドロワー冷凍保管庫の開発
フクシマガリレイは、ノンフロン冷媒R1234yfを採用したミートパティー3段ドロワー冷凍保管庫を開発しました。ドロワー内に段ボール梱包されたミートパティーの梱包上部を開封し、段ボールごと収納可能な製品としています。ドロワーを引き出した後に、ドロワー正面の扉は扉下部を支点として90度回転させることで、正面から段ボールを入れやすくしています。従来機種と比較して扉・引き出し部は強度をアップし、耐久性を向上させています。さらに省エネ性能も向上し、従来比5.6%から11.9%の省エネを実現しております。
④ コンパクト2ステップ自動洗浄システムSD360の開発
日本洗浄機株式会社では、ファミリーレストラン向けコンパクト2ステップ自動洗浄システムSD360を開発しました。ホールスタッフが食器を並べればあとの残菜処理、下洗いを本システムが自動で行うため専任の洗浄スタッフが不要となり、省力化・省人化に大きく寄与します。
(3) 新規製品開発
① 海外(ASEAN地域)向け冷凍機内蔵型平形ショーケースAMシリーズの開発
フクシマガリレイでは、海外(ASEAN地域)向けにタイ工場で生産する冷凍機内蔵型平形ショーケースAMシリーズを開発しました。冷媒には地球温暖化係数の低いR448Aを採用。ASEAN各国に合わせた仕様と電源50/60Hz・単相220V-240V仕様に対応し、現地で部品調達をしながらも日本製と変わらないクオリティの製品としました。
② 医療医薬向けクリーンルームパネル内装システム「PURE CIS」の開発
ガリレイパネルクリエイトは、再生医療をはじめとする医療医薬向けパネル内装システム「PURE CIS ~ピュアシス~」をリリースしました。これまで培ってきたパネル技術とシステムエンジニアリング力を活かし、断熱性に加え“清掃性”、“気密性”、“耐薬品性”に優れたクリーンルームを提供します。
③SPIN SHOCK(スパイラルフリーザー)の開発
タカハシガリレイでは、新型スパイラルフリーザー「SPIN SHOCK」を開発しました。冷凍食品の需要拡大に伴い、新工場建設や既存設備の更新需要が急増しております。この需要に応えるため、限られたスペースでより多くの商品が凍結可能な“スパイラルフリーザー”に新たなラインナップとして「SPIN SHOCK」を加えました。“省スペース”、“省エネ”、“時短洗浄”を追求した製品で、生産性を高めるだけではなく、高品質な凍結により社会課題でもあるフードロス削減にも貢献します。
④ 食品工場向け包装工程機器の開発
ショウケンガリレイでは、食品工場の人手不足の問題や生産性向上の要望を受け、グループ初の包装工程機器の設計・開発・製造を行いました。特殊な包装形状に対応できる特定ユーザー向けの包装工程ラインとして納品し、お客様の省人化効果として工数40%以上を自動化し、約3%の生産性向上に貢献しました。
⑤ 大阪・関西万博「録食R」調理器
フクシマガリレイは、2025年日本国際博覧会 (大阪・関西万博)のテーマ事業「シグネチャーパビリオン」の中で、小山薫堂テーマ事業プロデューサー が担当する EARTH MART 館に製品協賛しています。EARTH MART 館のコンテンツの一つの「味を記憶し、 再現できるキッチン」内では、ソニーグループ株式会社が研究開発中の調理記録・再生を行う技術「録食R」に対応した調理機器の試作品の展示に協力しています。
※「録食R」はソニーグループの登録商標です。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02006] S100W2X9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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