有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100W4GF (EDINETへの外部リンク)
いすゞ自動車株式会社 研究開発活動 (2025年3月期)
当社グループでは、世界中のお客様に満足していただける商品とサービスを提供していくため、xEVを含むトラック・バスやピックアップトラック、ディーゼルエンジン等における最新技術の研究開発を行うとともに、その技術を用いることで多くの国・地域のお客様のニーズに対応した最適な商品の開発に取り組んでいます。
中期経営計画における新事業への挑戦として、①自動運転、②コネクテッド、③カーボンニュートラルの3領域を柱に据え、将来の新たな収益源として事業を加速させます。
当連結会計年度の研究開発活動における新事業への挑戦として①自動運転の技術開発については、経済産業省と国土交通省が推進する「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)」への参画、及びアライアンスパートナーとの協働により自動運転レベル4のトラック・バスの実現に向け開発を進めています。RoAD to the L4の「高速道路における高性能トラックの実用化に向けた取り組み」においては、国内商用車メーカー4社合同で、2024年11月より新東名高速道路における公道実証を実施しました。実証では社会実装の際に必要となる複数の機能の確認・検証を行っています。2025年3月に新設された自動運転車優先レーンにおいては、自動運転トラックが安全・円滑に走行可能かどうかの検証を行いました。路線バスの自動運転については、自動運転レベル4を目指し、平塚市ら5社(※1)とともに神奈川県平塚市内で大型路線バスの自動運転レベル2の実証実験を2024年12月に開始しました。また、東日本高速道路株式会社と除雪車の後方を追従する標識車の実運用環境下での自動走行試験を行いました。さらに、先進の自動運転技術の獲得を目的に、Applied Intuition, Inc.との戦略的提携の締結や、北米自動運転事業におけるパートナーシップ構築のためGatik AI Inc.に対して出資を行いました。当社グループは自動運転レベル4トラック・バスの2027年度の社会実装に向けて、パートナーとともに、積極的な取組みを進めていきます。
②コネクテッドの技術開発については、株式会社伊藤園及び株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(以下「アイ・グリッド」)と連携し、BEVトラックの運用と施設エネルギーマネジメントを両立させるための実証を2024年10月より開始しました。商用車情報基盤「GATEX」と、アイ・グリッドのエネルギーマネジメントプラットフォームを連携させることで、充電計画の策定と車両側での充電制御の実証を行います。また当社グループとして海外市場では初となる、BEV向けコネクテッドサービスの展開を北米より開始しました。
③カーボンニュートラルの技術開発については、2024年10月よりバッテリー交換式ソリューション「EVision Cycle Concept」の社内実証実験を開始しました。実証では交換オペレーションを検証し、所要時間の短縮など、社会実装に向けて更なる改良を重ねていきます。また、三菱商事株式会社とともに経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択され、2025年度よりタイにおいてバッテリー交換式ソリューションの導入及び電力インフラとの連携によるセクターカップリングの実証事業を進めていきます。米国においては、2027年に北米市場への投入を予定している中型トラック「Fシリーズ」のBEVモデルに使用するバッテリーパワートレインシステムの供給契約をAccelera by Cumminsと締結しました。燃料に関しては株式会社ユーグレナら8社(※2)とともに実施する「新規HVO(※3)混合燃料の開発及びサプライチェーン構築とその社会実装」事業が東京都の「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に採択されました。HVOベースの新たなバイオ燃料の開発・製造・貯蔵・輸送・実証利用などを実施します。
これら技術開発に加え、新たなAI技術や活用手法のアイデアを募るプログラム「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」を2024年9月に開催し、グローバルでの一般公募を実施しました。また、国立大学法人東京大学に恒久的な研究組織として「トランスポートイノベーション研究センター」を2025年2月に開設しました。物流に関わる幅広い領域の課題に取り組む研究活動を推進します。
次に既存事業の強化による成果として、小型トラック「エルフ」では、国内唯一となるAT限定の普通自動車運転免許で運転できる小型ディーゼルトラック「エルフミオ」を2024年7月に発売しました。高積載とクラストップの低燃費を実現するとともに、6速ATとの組み合わせにより、パワフルでスムーズな走行を実現しました。これによりドライバー不足という社会課題の解決を目指します。また、量産BEV「エルフEV」のラインアップに特装車(塵芥車及び高所作業車)向けシャシを2025年2月に発売しました。架装物への動力供給には当社独自開発の電動PTO(※4)を採用しています。さらにはコネクテッド技術による稼働サポート「PREISM」に新たに追加した充電マネジメント機能で、電気代への影響を抑制するBEV充電が可能となりました。
中型トラック「フォワード」では、当社とカミンズ(Cummins Inc.)が共同開発した新型直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載した車両総重量15t以上モデルを追加し、2024年7月に販売を開始しました。十分なパワーに加え、従来の6気筒エンジンと比べ大幅に軽量化しました。また、リマニユニット車(※5)のラインアップに中型トラック「FORWARD type-Re」を追加し、メンテナンスリースによる取り扱いを2025年3月に開始しました。部品の多くを再利用するため、資源循環に寄与するほか、新車製造時に比べ約28tのCO₂排出量の削減(※6)が見込めます。
大型トラック「ギガ」では、当社グループのUDトラックスのタイ拠点にて生産した海外向け新型大型トラック「S&Eシリーズ」の発売をしました。また、2026年施行予定の法規に対応した大型トラック「ギガ トラクタ」を2025年3月に発表しました。
路線バスでは、国内初のBEVフルフラット路線バス「エルガEV」の都市型モデルを2024年5月、郊外型モデルを2024年10月に発売しました。車内の最後部まで段差のないバリアフリー化を実現し、乗客の利便性及び安全性が飛躍的に向上しました。先進安全機能では、ドライバー異常時対応システム(EDSS)に自動駐車ブレーキ機能を追加し、坂道などでも安全に車両を停止させる機能や自車前方の歩行者・自転車を検知し、ドライバーへ通知するフロントブラインドスポットモニターを装備するなど、事故低減に向けた安全性にも貢献しています。また、バスとしては初めて、「PREISM」を採用しました。さらには本サービスを応用したBEV専用フルメンテナンスリース商品「EVisionプレイズムコントラクト」にて車両を提供し、事務所などの離れた場所からバッテリーの充電残量・充電進捗・航続可能距離・万一の故障も把握できます。
観光バスでは、中型観光バス「ガーラミオ」を一部改良し、2024年6月に発売しました。今回の改良では、法規対応としてバックカメラ・モニターを標準装備しました。
LCVでは、大幅商品改良した「MU-X」を2024年6月にタイで発売しました。新型モデルは「Bold and Dynamic」をコンセプトにエクステリアデザインを変更、高級感とスポーティーさを強調した最上級グレード「RS」を新たに設定しました。また、「D-MAX」及び「MU-X」に、新開発の2.2Lディーゼルエンジン及び8速ATを搭載したモデルを2024年11月にタイで発売しました。優れた静粛性と耐久性はそのままに、優れた発進加速性と動力性能、燃費性能を実現しています。
当連結会計年度に発生した研究開発支出は1,370億円です。
なお、当社グループでは研究開発支出の一部について、無形資産に計上しています。連結損益計算書に計上している研究開発費の詳細については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 28.研究開発費」を参照ください。
(※1) 平塚市、神奈川中央交通株式会社、三菱商事株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、A-Drive株式会社。
(※2) 株式会社ユーグレナ、東急バス株式会社、清水建設株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社朝日興産、
カメイ株式会社、シナネン株式会社、平野石油株式会社。
(※3) Hydrotreated Vegetable Oil(水素化処理植物油)の略。バイオマス(生物資源)
原料を水素化処理した燃料で、軽油と混合でも単独でも利用することが可能。石油由来の軽油使用時と比較
してCO₂排出量の削減効果が高い。
(※4) Power Take Offの略。車両の動力源(エンジン、バッテリー等)から架装物に動力を取り出す
装置。
(※5) リースアップ後にエンジンやトランスミッションといった駆動部分のリビルトに加え、足回りの部品交換による機能性回復、内装の洗車・部品交換による快適性回復により、新車同等の信頼・耐久性を担保した車両。
(※6) 5年で約70万㎞走行した中型トラック「フォワード」で実証。
中期経営計画における新事業への挑戦として、①自動運転、②コネクテッド、③カーボンニュートラルの3領域を柱に据え、将来の新たな収益源として事業を加速させます。
当連結会計年度の研究開発活動における新事業への挑戦として①自動運転の技術開発については、経済産業省と国土交通省が推進する「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)」への参画、及びアライアンスパートナーとの協働により自動運転レベル4のトラック・バスの実現に向け開発を進めています。RoAD to the L4の「高速道路における高性能トラックの実用化に向けた取り組み」においては、国内商用車メーカー4社合同で、2024年11月より新東名高速道路における公道実証を実施しました。実証では社会実装の際に必要となる複数の機能の確認・検証を行っています。2025年3月に新設された自動運転車優先レーンにおいては、自動運転トラックが安全・円滑に走行可能かどうかの検証を行いました。路線バスの自動運転については、自動運転レベル4を目指し、平塚市ら5社(※1)とともに神奈川県平塚市内で大型路線バスの自動運転レベル2の実証実験を2024年12月に開始しました。また、東日本高速道路株式会社と除雪車の後方を追従する標識車の実運用環境下での自動走行試験を行いました。さらに、先進の自動運転技術の獲得を目的に、Applied Intuition, Inc.との戦略的提携の締結や、北米自動運転事業におけるパートナーシップ構築のためGatik AI Inc.に対して出資を行いました。当社グループは自動運転レベル4トラック・バスの2027年度の社会実装に向けて、パートナーとともに、積極的な取組みを進めていきます。
②コネクテッドの技術開発については、株式会社伊藤園及び株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(以下「アイ・グリッド」)と連携し、BEVトラックの運用と施設エネルギーマネジメントを両立させるための実証を2024年10月より開始しました。商用車情報基盤「GATEX」と、アイ・グリッドのエネルギーマネジメントプラットフォームを連携させることで、充電計画の策定と車両側での充電制御の実証を行います。また当社グループとして海外市場では初となる、BEV向けコネクテッドサービスの展開を北米より開始しました。
③カーボンニュートラルの技術開発については、2024年10月よりバッテリー交換式ソリューション「EVision Cycle Concept」の社内実証実験を開始しました。実証では交換オペレーションを検証し、所要時間の短縮など、社会実装に向けて更なる改良を重ねていきます。また、三菱商事株式会社とともに経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択され、2025年度よりタイにおいてバッテリー交換式ソリューションの導入及び電力インフラとの連携によるセクターカップリングの実証事業を進めていきます。米国においては、2027年に北米市場への投入を予定している中型トラック「Fシリーズ」のBEVモデルに使用するバッテリーパワートレインシステムの供給契約をAccelera by Cumminsと締結しました。燃料に関しては株式会社ユーグレナら8社(※2)とともに実施する「新規HVO(※3)混合燃料の開発及びサプライチェーン構築とその社会実装」事業が東京都の「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に採択されました。HVOベースの新たなバイオ燃料の開発・製造・貯蔵・輸送・実証利用などを実施します。
これら技術開発に加え、新たなAI技術や活用手法のアイデアを募るプログラム「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」を2024年9月に開催し、グローバルでの一般公募を実施しました。また、国立大学法人東京大学に恒久的な研究組織として「トランスポートイノベーション研究センター」を2025年2月に開設しました。物流に関わる幅広い領域の課題に取り組む研究活動を推進します。
次に既存事業の強化による成果として、小型トラック「エルフ」では、国内唯一となるAT限定の普通自動車運転免許で運転できる小型ディーゼルトラック「エルフミオ」を2024年7月に発売しました。高積載とクラストップの低燃費を実現するとともに、6速ATとの組み合わせにより、パワフルでスムーズな走行を実現しました。これによりドライバー不足という社会課題の解決を目指します。また、量産BEV「エルフEV」のラインアップに特装車(塵芥車及び高所作業車)向けシャシを2025年2月に発売しました。架装物への動力供給には当社独自開発の電動PTO(※4)を採用しています。さらにはコネクテッド技術による稼働サポート「PREISM」に新たに追加した充電マネジメント機能で、電気代への影響を抑制するBEV充電が可能となりました。
中型トラック「フォワード」では、当社とカミンズ(Cummins Inc.)が共同開発した新型直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載した車両総重量15t以上モデルを追加し、2024年7月に販売を開始しました。十分なパワーに加え、従来の6気筒エンジンと比べ大幅に軽量化しました。また、リマニユニット車(※5)のラインアップに中型トラック「FORWARD type-Re」を追加し、メンテナンスリースによる取り扱いを2025年3月に開始しました。部品の多くを再利用するため、資源循環に寄与するほか、新車製造時に比べ約28tのCO₂排出量の削減(※6)が見込めます。
大型トラック「ギガ」では、当社グループのUDトラックスのタイ拠点にて生産した海外向け新型大型トラック「S&Eシリーズ」の発売をしました。また、2026年施行予定の法規に対応した大型トラック「ギガ トラクタ」を2025年3月に発表しました。
路線バスでは、国内初のBEVフルフラット路線バス「エルガEV」の都市型モデルを2024年5月、郊外型モデルを2024年10月に発売しました。車内の最後部まで段差のないバリアフリー化を実現し、乗客の利便性及び安全性が飛躍的に向上しました。先進安全機能では、ドライバー異常時対応システム(EDSS)に自動駐車ブレーキ機能を追加し、坂道などでも安全に車両を停止させる機能や自車前方の歩行者・自転車を検知し、ドライバーへ通知するフロントブラインドスポットモニターを装備するなど、事故低減に向けた安全性にも貢献しています。また、バスとしては初めて、「PREISM」を採用しました。さらには本サービスを応用したBEV専用フルメンテナンスリース商品「EVisionプレイズムコントラクト」にて車両を提供し、事務所などの離れた場所からバッテリーの充電残量・充電進捗・航続可能距離・万一の故障も把握できます。
観光バスでは、中型観光バス「ガーラミオ」を一部改良し、2024年6月に発売しました。今回の改良では、法規対応としてバックカメラ・モニターを標準装備しました。
LCVでは、大幅商品改良した「MU-X」を2024年6月にタイで発売しました。新型モデルは「Bold and Dynamic」をコンセプトにエクステリアデザインを変更、高級感とスポーティーさを強調した最上級グレード「RS」を新たに設定しました。また、「D-MAX」及び「MU-X」に、新開発の2.2Lディーゼルエンジン及び8速ATを搭載したモデルを2024年11月にタイで発売しました。優れた静粛性と耐久性はそのままに、優れた発進加速性と動力性能、燃費性能を実現しています。
当連結会計年度に発生した研究開発支出は1,370億円です。
なお、当社グループでは研究開発支出の一部について、無形資産に計上しています。連結損益計算書に計上している研究開発費の詳細については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 28.研究開発費」を参照ください。
(※1) 平塚市、神奈川中央交通株式会社、三菱商事株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、A-Drive株式会社。
(※2) 株式会社ユーグレナ、東急バス株式会社、清水建設株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社朝日興産、
カメイ株式会社、シナネン株式会社、平野石油株式会社。
(※3) Hydrotreated Vegetable Oil(水素化処理植物油)の略。バイオマス(生物資源)
原料を水素化処理した燃料で、軽油と混合でも単独でも利用することが可能。石油由来の軽油使用時と比較
してCO₂排出量の削減効果が高い。
(※4) Power Take Offの略。車両の動力源(エンジン、バッテリー等)から架装物に動力を取り出す
装置。
(※5) リースアップ後にエンジンやトランスミッションといった駆動部分のリビルトに加え、足回りの部品交換による機能性回復、内装の洗車・部品交換による快適性回復により、新車同等の信頼・耐久性を担保した車両。
(※6) 5年で約70万㎞走行した中型トラック「フォワード」で実証。
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