有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100TM14 (EDINETへの外部リンク)
株式会社 トプコン 研究開発活動 (2024年3月期)
当社グループは、世界市場におけるVOC(Voice Of Customer、顧客の声)を捉え、本社、並びに米国・欧州・豪州等における子会社の各技術部門等で、積極的にグローバルな研究開発活動を行っております。これに加え、新技術の早期確立のために、国内外の外部研究機関との交流を活発に行っております。特に広帯域波長に対応できる光学応用技術、GNSS(Global Navigation Satellite System)コア技術、マシンコントロール(MC)技術、精密農業技術、測距・測角技術やOCT(Optical Coherence Tomography)を含む干渉計測・センシング技術、点群処理などの画像応用技術等の研究開発に注力致します。更には、事業拡大に向けて最新の機械学習技術を活用した新機能の開発や自動化技術、遠隔・監視技術、クラウドコンピューティング技術による独創的なソリューション開発に対しての投資を進め、各事業分野における技術アドバンテージの強化を目指しております。
当年度におけるグループ全体の研究開発費は、24,200百万円(前年度比16.7%の増加)であり、セグメント毎の研究目的、研究成果、及び研究開発費は次のとおりであります。なお下記のほか、全社共通費用として先端研究開発を行っており、その研究開発費は2,297百万円であります。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、18,039百万円であります。
・2019年に発売しましたMC-X油圧ショベルに続いて、ブルドーザー、モーターグレーダーに装着可能なMC-Maxブルドーザー、モーターグレーダーシステムを全世界で発売しました。MC-Xシリーズは、最新の測位センサーにも対応したことで、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSといった衛星のマルチ受信が可能となり、当社が提供するIoTサービス“Sitelink3D”(*有料オプションサービス)にも対応しているため、遠隔地からのサポート並びに現場管理が実現でき、建設現場の生産性向上に大きく貢献します。
・手軽に3次元データを活用でき、建設現場におけるi-Constructionの導入機としての『杭ナビ』LN-150のラインアップを建機まで拡充し、新たに油圧ショベル、ドーザー、グレーダーが自動アシスト対象に加わりました。LN-150がマシンコントロールシステムのセンサーとして対応することで、建機の操作を自動アシストします。さらに、建設現場で『杭ナビ』を活用することで、導入障壁を大幅に低減し、マシンコントロールシステムによる施工を、より身近に、そして簡単に始めることが可能となります。
・超小型GNSS受信機Hiper CRを全世界で発売しました。最新のマルチGNSSボードを搭載し約440gという軽量ながらも10時間駆動を実現します。GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSの衛星が受信可能となり衛星信号数が大幅に増加したことでRTK初期化時間の短縮や精度の安定化など測位性能、作業効率が大幅に向上しました。インターフェースもシンプルであらゆる現場でも使いやすい受信機です。
・1人で素早く簡単に建方作業が行えるスマートフォン用鉄骨建方アプリケーションソフトウェア 『楽直』(らくちょく)を発売しました。本商品は高精度位置出し機『楽位置』(らくいち)を操作するアプリであり、専用プリズムを鉄骨に取り付け、鉄骨の前後左右両方向の倒れを計測します。測量機の設置、操作方法に習熟していなくても、誰でも簡単に計測作業が可能です。また、計測結果をワンタッチでデジタルデータとして『楽直』に保存でき、作業結果の“デジタルエビデンス化”にも最適です。
・精密農業分野では、作物の収量モニタリングソリューションコントローラYM-1に対応可能な作業機を拡充した改良版YM-3を発売しました。トプコンのGNSS受信機とXコンソール、またはサードパーティーISOBUS互換GNSS受信機とコンソールを組み合わせ、収量マッピングデーターをリアルタイムで取得することにより、作物の育成状況をより高い精度と粒度で測定可能となります。本商品は作物サイクル全体に適用できる情報を得ることで、肥料投入量の削減と作物生産量の増加を実現します。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、3,753百万円であります。
・広角OCT撮影機能とSmart Denoise(ノイズ除去機能)を搭載した、DRI OCT Triton Pro/DRI OCT Triton Plus Proをリリースしました。広角OCT撮影機能は、簡単に装着できる「広角OCT撮影用アタッチメントWA-1」を使用することにより、最大21mmのラインスキャン、ラジアルスキャン、OCT-Aデータが取得可能です。従来の操作感のまま短時間で広角撮影が可能になり、より多彩な検査ルーチンに対応可能となりました。Smart Denoiseは、ワンクリックで簡単にON/OFF動作が可能であり、AIを用いたトプコン独自のノイズ除去技術により最大9mm×9mmのエリアにおいてノイズの少ない高画質なOCT-A画像を生成します。また3DスキャンデータでもシングルB-scanが高画質で観察可能になりました。
・遠隔診察ソリューションを開発している欧州パートナー企業とのコラボレーションのため、NW500,Chronos,CT-1Pのネットワーク接続機能を実装いたしました。各デバイスのリモート操作を有効にした場合に、ネットワーク接続した外部PCにて患者ID登録、撮影/測定動作、保存までの操作が可能となりました。
当年度におけるグループ全体の研究開発費は、24,200百万円(前年度比16.7%の増加)であり、セグメント毎の研究目的、研究成果、及び研究開発費は次のとおりであります。なお下記のほか、全社共通費用として先端研究開発を行っており、その研究開発費は2,297百万円であります。
(1) ポジショニング事業
ポジショニング事業は、自社保有技術の高度化・高機能化への研究開発を鋭意継続すると共に、他に類を見ない高付加価値差異化商品を他社に先駆け市場に投入すべく、最先端のGNSSコア技術、マシンコントロール(MC)技術、IMU応用技術、精密農業(AG)技術、測距・測角技術を含む干渉計測・センシング技術、点群処理などの画像応用技術、土地測量応用技術、ウェブ・クラウドコンピューティング技術を基幹として、各事業分野に幅広い製品とサービスを提供するためにワールドワイドに新たな技術の研究開発と、そのIT応用に関する研究開発活動を展開しております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、18,039百万円であります。
・2019年に発売しましたMC-X油圧ショベルに続いて、ブルドーザー、モーターグレーダーに装着可能なMC-Maxブルドーザー、モーターグレーダーシステムを全世界で発売しました。MC-Xシリーズは、最新の測位センサーにも対応したことで、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSといった衛星のマルチ受信が可能となり、当社が提供するIoTサービス“Sitelink3D”(*有料オプションサービス)にも対応しているため、遠隔地からのサポート並びに現場管理が実現でき、建設現場の生産性向上に大きく貢献します。
・手軽に3次元データを活用でき、建設現場におけるi-Constructionの導入機としての『杭ナビ』LN-150のラインアップを建機まで拡充し、新たに油圧ショベル、ドーザー、グレーダーが自動アシスト対象に加わりました。LN-150がマシンコントロールシステムのセンサーとして対応することで、建機の操作を自動アシストします。さらに、建設現場で『杭ナビ』を活用することで、導入障壁を大幅に低減し、マシンコントロールシステムによる施工を、より身近に、そして簡単に始めることが可能となります。
・超小型GNSS受信機Hiper CRを全世界で発売しました。最新のマルチGNSSボードを搭載し約440gという軽量ながらも10時間駆動を実現します。GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSの衛星が受信可能となり衛星信号数が大幅に増加したことでRTK初期化時間の短縮や精度の安定化など測位性能、作業効率が大幅に向上しました。インターフェースもシンプルであらゆる現場でも使いやすい受信機です。
・1人で素早く簡単に建方作業が行えるスマートフォン用鉄骨建方アプリケーションソフトウェア 『楽直』(らくちょく)を発売しました。本商品は高精度位置出し機『楽位置』(らくいち)を操作するアプリであり、専用プリズムを鉄骨に取り付け、鉄骨の前後左右両方向の倒れを計測します。測量機の設置、操作方法に習熟していなくても、誰でも簡単に計測作業が可能です。また、計測結果をワンタッチでデジタルデータとして『楽直』に保存でき、作業結果の“デジタルエビデンス化”にも最適です。
・精密農業分野では、作物の収量モニタリングソリューションコントローラYM-1に対応可能な作業機を拡充した改良版YM-3を発売しました。トプコンのGNSS受信機とXコンソール、またはサードパーティーISOBUS互換GNSS受信機とコンソールを組み合わせ、収量マッピングデーターをリアルタイムで取得することにより、作物の育成状況をより高い精度と粒度で測定可能となります。本商品は作物サイクル全体に適用できる情報を得ることで、肥料投入量の削減と作物生産量の増加を実現します。
(2) アイケア事業
世界では人口増加と共に高齢化が急速に進展し、高齢化に伴う眼疾患の増加、医療コストの高騰、医師不足など様々な問題が発生しています。アイケア事業では、これらの課題を解決すべく、主に「検査」「診断」「治療」領域で、“人の目の健康への貢献”、特にQuality of Vision(見え方の質)の向上を目指し、眼科医向け及び眼鏡店向けの検査・診断用機器、治療機器、そのIT応用に関する研究開発を行っております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、3,753百万円であります。
・広角OCT撮影機能とSmart Denoise(ノイズ除去機能)を搭載した、DRI OCT Triton Pro/DRI OCT Triton Plus Proをリリースしました。広角OCT撮影機能は、簡単に装着できる「広角OCT撮影用アタッチメントWA-1」を使用することにより、最大21mmのラインスキャン、ラジアルスキャン、OCT-Aデータが取得可能です。従来の操作感のまま短時間で広角撮影が可能になり、より多彩な検査ルーチンに対応可能となりました。Smart Denoiseは、ワンクリックで簡単にON/OFF動作が可能であり、AIを用いたトプコン独自のノイズ除去技術により最大9mm×9mmのエリアにおいてノイズの少ない高画質なOCT-A画像を生成します。また3DスキャンデータでもシングルB-scanが高画質で観察可能になりました。
・遠隔診察ソリューションを開発している欧州パートナー企業とのコラボレーションのため、NW500,Chronos,CT-1Pのネットワーク接続機能を実装いたしました。各デバイスのリモート操作を有効にした場合に、ネットワーク接続した外部PCにて患者ID登録、撮影/測定動作、保存までの操作が可能となりました。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02299] S100TM14)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。