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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100U9F3 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 シグマ光機株式会社 研究開発活動 (2024年5月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループのレーザ関連製品を用いた光学技術の研究開発は、大学、大学付属研究所、国公立研究所(各省庁研究所)、国立研究開発法人を含む独立行政法人、民間企業の研究所や開発部門で盛んに行われております。当社グループは、光学技術研究開発分野からの先端ニーズを反映した、研究開発には不可欠な光学基本機器製品、自動応用製品、光学素子・薄膜製品等のカタログ規格品及びその特注製品を要素部品として提供しております。
又、それらの研究開発分野で蓄積した総合技術力を駆使し、光学周辺機器の総合メーカとしてフラットパネルディスプレイ(FPD)・半導体等の産業分野に向けた計測、観察、加工用途向け製品や、通信分野関連の自動アライメントシステム、医療・ライフサイエンス・メディカルフォトニクス分野向け製品など幅広い種類の光学システム製品を提供しております。
当社グループの研究開発は、主に技術本部が担当しておりますが、より付加価値の高い製品を創出するために、営業部門や生産部門、更には協力会社との連携強化を進めております。
当連結会計年度における当社グループの事業セグメント別の研究開発費は、要素部品事業204百万円、システム製品事業134百万円となっており、主な研究開発の活動状況は、次のとおりであります。

(1) 要素部品事業
光学基本機器製品では、近年の先端科学分野における強磁場などの特殊環境ニーズより、高機能な非磁性コンポーネントの生産技術開発に取り組みました。超電導マグネットなどを使用する核融合炉や次世代半導体製造装置などの電子線描画では、電子ビームの直進性を確保することが重要であり、鋼材の残留磁気を極限まで低減させる必要があります。そこで当社は、材料の脱磁及び表面処理方法の生産確立と、製品の残留磁場を計測するシステムを構築しました。光を調整するミラーホルダーや直動軸などの真空用途製品へ本技術を活用し、最先端研究分野の特殊環境下に対応した付加価値のある製品開発を現在進めており、選択可能な製品が拡がることで他分野の用途に展開されると予想しております。
自動応用製品では、通信業界向け次世代通信モジュールのファイバーアライメント技術や光デバイスで必要とされる調芯装置関連の各種ユニットの拡充を行いました。調整機構や観察光学系、サンプルホルダーユニットなどを標準製品として整備し、より多くのお客様のニーズに迅速に対応することで幅広いアライメントシステムの販売に繋がります。また昨年度に製品化したNCプログラムで制御が可能な2相ステッピングモータステージシステムのシリーズ化も行いました。小型アクチュエータから薄型の垂直軸など、インチやメトリックの各種サイズをラインナップすることで装置組込みなどを含め、欧米のお客様への販売がさらに拡大すると見込んでおります。
光学素子・薄膜製品では、これまでに培った低散乱研磨技術と高反射率などの薄膜技術から、2波長帯域の高反射ミラーと、消光比の高い偏光ビームスプリッターなどの製品開発を行いました。また未来社会創造プロジェクトの一環として、光格子時計に使用される光学コンポーネント・モジュールの商用化へ向けた開発を継続しており、その中で得られた技術を用いて汎用性のある光学部品の製品展開を進めております。超最先端の研究プロジェクトを通じて、技術力の高度化と品質向上により、国内外の大学・官公庁・企業の最新研究部門への拡販に繋がり売上に貢献しました。

(2) システム製品事業
最新の研究開発分野で培った技術を基に、システム系ユニット製品とパーツの製品化開発を継続し、また複合レンズや装置関連については検査・測定技術の構築と生産技術開発に取り組みました。
研究用途向けの生体顕微鏡においてはコアユニットシステム製品のラインナップとして、細胞レベルの光学分解能を有した広視野顕微鏡の製品化と、各種オプションパーツのリニューアルを図り、バイオイメージング研究分野への拡販を進めております。また検査用途などの観察光学系は、高性能で均一な照明レンズの開発と、各ユニットの剛性を向上させた顕微鏡システムを製品化しました。
観察光学系の各種ユニットを標準化し拡充することで、お客様のニーズにあった光学システムを提案でき、様々な用途に拡販できると見込んでおります。
検査測定技術の構築と装置関連に関しましては、複合レンズ製品の各性能を測定する検査治工具などを開発し、社内設備としての運用を推進しました。また昨年度にロボティクス技術とAIを融合して開発した、光学素子の表面欠陥検査装置の検出性能とタクト向上にも取り組み、構築した技術から特定サンプルに対応した装置としての製品化を検証しました。生産技術の開発と改善を行うことで、より一層の光学素子製品の品質安定に貢献しております。
当社の新たな製品群である医療機器関連装置の開発では、オキサモメーターの計測安定性と操作性の更なる向上と改善を図り、またBluetoothを搭載した健康予防用バイタルメーターの製品開発を実施しました。その他ラインナップの基礎研究も進めており、今後の疾患の早期発見に繋がる製品や、介護看護支援の一助となる計測ユニットの開発を推進しております。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02323] S100U9F3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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