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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100973I

有価証券報告書抜粋 マニー株式会社 業績等の概要 (2016年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における医療機器業界は、先進国では医療費抑制政策や承認基準の厳格化等、厳しさが続いているものの、先進医療の導入が進み、新興国では人口の増加及び経済発展に伴う医療インフラの整備が進んでいるため、全体としては引き続き市場の拡大を見込んでおります。一方、当社グループを取り巻く環境は、政府の経済政策や日銀の金融政策により、企業収益の向上、雇用環境の改善による消費の回復等緩やかな回復基調にあるものの、新興国の景気減速、グローバルレベルでの競争激化、病院のコスト削減を求めたグループ購買化、円高基調の長期化等により、先行き不透明な状況で推移しております。
このような環境下、当社グループにおきましては、引き続き需要の拡大が見込まれる新興国市場において、中国の販売拠点 馬尼(北京)貿易有限公司 及びベトナムの販売拠点 MANI MEDICAL HANOI CO., LTD. を中心に現地マーケティングの強化を図り、ユーザーニーズの把握及び販売網の整備に努めた結果、中国・インド等のアジア地域では売上が好調に推移したものの、その他の地域については景気低迷等の影響を受け、全体としては低調に推移しました。一方、先進国市場においては、国内の売上が好調に推移し、さらにドイツの子会社、Schütz Dental GmbH及びGDF Gesellschaft für dentale Forschung und Innovationen GmbHの2社(以下、「SDG」という。)の売上も寄与したことから増収となりました。なお、SDG においては、当社製品の欧州販売・研究開発拠点としての位置づけを早期に確立すべく、引き続き体制整備に努めてまいりました。
一方、生産面について、海外工場におきましては、ベトナムの生産拠点 MANI HANOI CO., LTD. は、生産工程移管の推進とともに、品質向上と原価低減を実現するため、生産効率の改善及び顧客への直接出荷体制の確立に努めてまいりました。さらに、将来の受注増加に対応するための新工場建築に着手しております。また、ミャンマーの生産拠点 MANI YANGON LTD. は、ベトナム生産拠点を補完すべく、品質管理システムの構築に努め、2016年1月にISO13485の認証を取得しました。さらに、ラオスの生産拠点 MANI VIENTIANE SOLE.CO.,LTD. は、品質の安定化を推進してまいりました。国内工場におきましては、新製品の量産準備と並行して、海外生産拠点との連携強化に努めてまいりました。
開発面については、引き続き「世界一の品質」を実現・維持するための生産技術開発・既存製品改良研究を行うとともに、先進国での売上拡大を目指して新製品開発を進め、当連結会計年度中の新製品として、「スリットナイフ(ショートヘッド)」、「ストレートナイフ(マーキング付)」、「ポートナイフ27G」(サージカル関連製品)、「サージカルバー(MZBタイプ追加)」(デンタル関連製品)を発売いたしました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は 16,555百万円(前年同期比19.7%増)、営業利益は 4,245百万円(同1.6%増)、経常利益は為替差損の増加により 4,055百万円(同6.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は法人税・住民税及び事業税の減少により 3,005百万円(同2.5%増)となりました。

セグメント別の業績概況は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。また、当連結会計年度から業績管理区分の見直しにより、従来「サージカル関連製品」に含まれておりましたアイド縫合針を「アイレス針関連製品」に変更しております。そのため以下の前年同期比較については、前期の数値を変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。

(サージカル関連製品)
中国顧客の在庫調整及びロシア経済の低迷等により新興国での売上が低調に推移したものの、品質評価の高い眼科ナイフの売上が国内外で好調に推移したことから、売上高は 4,010百万円(前年同期比 3.3%増)となりました。また、売上高が増加したこと等から、セグメント利益(営業利益)は 1,187百万円(同 4.1%増)となりました。

(アイレス針関連製品)
アイド針の売上は好調に推移したものの、アイレス針は欧州大口顧客の受注の減少及び原油価格の下落に伴う顧客の信用悪化により中東地域への売上が低調に推移したことから、売上高は 4,227百万円(前年同期比 8.5%減)となりました。また、売上高が減少したこと等から、セグメント利益(営業利益)は1,728百万円(同 12.6%減)となりました。

(デンタル関連製品)
ロシア経済の低迷の影響があったものの、SDG の売上が通年寄与したこと及び中国販売網再編の影響が徐々に解消していることから、売上高は 8,316百万円(前年同期比 56.1%増)となりました。一方、売上高は大きく増加したものの、買収した SDG製品の利益率は当社既存製品よりも低い水準にあり改善が途上であること、また SDG買収に伴うのれん償却の影響等によりセグメント利益(営業利益)は 1,329百万円(同 25.5%増)に留まりました。
(2) キャッシュ・フロー
前連結会計年度
金額(千円)
当連結会計年度
金額(千円)
増減金額
(千円)
営業活動によるキャッシュ・フロー2,923,4903,567,846644,355
投資活動によるキャッシュ・フロー△3,974,022△2,605,9941,368,028
財務活動によるキャッシュ・フロー△860,238△1,488,552△628,314
現金及び現金同等物期末残高6,442,1685,795,549△646,619

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)比646百万円減少(前期末比10.0%減)し、5,795百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、3,567百万円(前年同期比22.0%増)となりました。この増減は主に、税金等調整前当期純利益が減少したこと、ならびにたな卸資産の増減額が増加した一方、のれん償却額が増加したこと、ならびに売上債権の増減額が減少したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2,605百万円(前年同期比34.4%減)となりました。この増減は主に、有形固定資産の取得による支出が増加した一方、前連結会計年度の連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が減少したこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,488百万円(前年同期比73.0%増)となりました。この増減は主に、自己株式の取得による支出が増加したこと、ならびに配当金の支払が増加したこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02340] S100973I)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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