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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100E6YJ

有価証券報告書抜粋 朝日インテック株式会社 研究開発活動 (2018年6月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


研究開発型企業である当社グループは、創業時より研究開発活動を経営の重要項目の1つとして位置付けております。
当社グループは、4つのコアテクノロジー(伸線技術、ワイヤーフォーミング技術、コーティング技術、トルク技術)を主体とした、高度で独自性の高い素材加工技術を備えることに加えて、原材料から製品までの一貫生産体制を構築することによって、当社独自の素材及び機能を有した製品の開発・製造が可能となっております。
これは、同業他社ではあまり見られない医療機器分野と産業機器分野の技術循環、日本の研究開発拠点と海外の生産拠点との技術連携など、当社グループならではの強みであります。また、これら当社独自の機能を生かし、近年では、医療現場での豊富な経験を持つ各分野におけるトップドクターとの共同研究開発体制を強化しており、医療現場に密着した製品開発を展開しております。これらの融合が、医療機器分野での競合先との差別化を図り、競争優位性のある製品を供給し続けている大きな要因にもなっております。
今後も、当社グループのOnly One技術の発展と、それに伴うお客様のNumber Oneの実現を目指し、研究開発活動を進めてまいります。当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費用の総額は、50億52百万円であります。

セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(メディカル事業)
ガイドワイヤー、カテーテル製品分野共に、循環器系製品のさらなる進化に向けた取組みを継続するとともに、非循環器系の製品群の強化と拡充に取組んでまいりました。
当社が最も強みを持つガイドワイヤー製品の分野においては、脳血管系のガイドワイヤーとして、末梢到達性に優れており且つ末梢部においても操作性を保持できる「CHIKAI X 010」を開発致しました。また、脳動脈治療用ガイドワイヤーとして販売中の「CHIKAI Black 18」のラインナップとして、脳梗塞(血栓による脳動脈閉塞)の治療にも適用できる「CHIKAI Black 18 soft Tip」を開発いたしました。
カテーテル製品の分野におきましては、循環器系の高圧タイプのPTCAバルーンカテーテルである「NC KAMUI(エヌシーカムイ)」につき、市場ニーズに対応したサイズラインナップの拡充をはかりました。また、パラレル・ガイドワイヤー・テクニックにおいて併走する2本のガイドワイヤーの交換できる貫通カテーテルとして「ASAHI Double Lumen Catheter」を開発いたしました。
OEM関連製品につきましては、国内外の医療機器メーカーと製品開発を進めており、下肢血管領域において耐久性に優れたガイドワイヤーを5ラインナップ開発いたしました。
当連結会計年度における研究開発費は、41億34百万円であります。
(デバイス事業)
医療部材につきましては、当社独自の高機能部材である中腔のケーブルチューブ「ACT ONE(アクトワン)」や、トルク伝達性、高速度回転駆動や細く強度が高いトルクコイル・ドライブケーブル、抗張力の高いハイテンションワイヤーロープなどが高く評価されており、今後もより多くの高性能医療機器への採用に向けて製品開発を行ってまいります。また、これらの当社独自の部材と他の部品とをレーザー加工機などを用いて行う医療部材アセンブリーについても多くの引合いや試作を受けることができ量産納品を開始いたしました。当連結会計年度は、これらの医療部材(アセンブリー製品を含む)について、海外大手医療器具メーカーへの量産納品が開始された他、国内大手医療器具メーカーの細径内視鏡にも採用されるなど、前連結会計年度から引き続き、使用用途は拡大傾向にあります。米国の医療機器メーカー及び医療機器ベンチャー企業や国内外の大手医療機器企業からの開発依頼案件が増加しており、今後におきましても、これらの対応に向けて、研究開発活動を強化してまいります。
また、当連結会計年度は、メディカル事業のPTCAガイドワイヤー「GAIA Next(ガイア ネクスト)」用のテーパーロープコイルや、高圧タイプのPTCAバルーンカテーテル「NC KAMUI(エヌシーカムイ)」用のフォーミングコイルなどの開発・生産を行い、メディカル事業における自社ブランド品の新製品開発に、当事業の技術開発力が寄与しております。
産業部材につきましては、当社オリジナル製品である「シンクロメッシュロープ」が、国内大手空調機メーカーに採用された他、海外大手メーカーのシューズ用レースシステム(機械式に靴紐を締めたり緩めたりする機構)用のワイヤーロープの生産及び新規ワイヤーロープの設計、試作に対応しており、今後のさらなる増加が期待されています。
当事業では引続き、当社のコアテクノロジーを進化させるとともに、さらなるレーザー加工技術開発(溶接接合技術、精密切断技術)の深耕、特に金属パイプの精密切断技術の開発、樹脂チューブと形状付け金属線を組み合わせたコイルチューブ、新たに設立した東北R&Dセンター保有技術である精密加工技術を用いた金型製作及び部品製作の内製化、アセンブリー製品販売への展開などの新たな取り組みを行うなどし、様々な分野で採用して頂ける高機能・高付加価値の技術・製品の開発を行ってまいります。
当連結会計年度における研究開発費は、9億17百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02349] S100E6YJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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