シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100TWJL (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社河合楽器製作所 研究開発活動 (2024年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、より良い楽器づくりと音楽文化への貢献を目指すとともに、持続的な企業の成長に向け、楽器教育事業、素材加工事業の各セグメントにおいて研究開発活動を行っております。当社及び連結グループ全体の研究開発要員は79名で、研究開発費は 381百万円であります。

① 楽器教育事業
アコースティックピアノに関しては、プレミアムグランドピアノのShigeru Kawaiシリーズが、フラッグシップモデルのフルコンサートピアノ『SK-EX』をはじめ、小型サイズの『SK-2』まで、一流ピアニストのみならず一般ユーザーの皆さまからもご好評をいただいており、昨今のピアノ販売の市況が鈍化する中でも依然として多くの引き合いをいただいております。創立100周年を目前に迎え、当社では「ひたすら品質追求」を合言葉に、製品の性能ならびに品質を向上すべく研究開発、設備投資をさらに推し進めてまいります。商品政策としては、クリスタルグランドピアノ『CR-45』を開発し、全世界の市場において受注を開始しました。譜面台の角度は無段階調整を可能とし、鍵盤長も長くなり演奏性が向上しております。「聴かせる」そして「魅せる」。まさに1台のアートと呼ぶにふさわしく、より美しく進化しました。また、ライフスタイルの多様化に合わせ、アップライトピアノ『NF-15』ではオンライン販売限定色の展開を行いました。さらに、消音ユニットの改良にも取り組み、『AK-01』は後継の『AK-02』へモデルチェンジしております。『AK-02』では、高音質DACや打鍵ベロシティの改良によって、より自然な音質、タッチ感の実現を図るとともに、新しいスマートフォンアプリでユーザーとの親和性を高めております。
電子ピアノについては、中国市場向けに中価格帯モデル『CA450YB』を開発、発売しました。こちらのモデルには『CA901』等の高価格帯モデルに搭載して好評を得ている響板スピーカーを搭載しております。アコースティックピアノのように響板が振動することでピアノ音を放つ方式であり、自然で荘厳なピアノらしい響きを実現しています。グランドピアノと同様のシーソー構造を備えた木製鍵盤によるタッチ感も相まって、グランドピアノの音と演奏性の両方を備えた電子ピアノとなっております。他にも、世界のピアノコンクールで高い評価を得ているフルコンサートピアノ『SK-EX』を収録した音源、Bluetoothオーディオ機能、有機ELディスプレイ、高音質ACアダプターなど、全体的に性能機能を向上させたモデルとして仕上げました。将来に向けた鍵盤、音、再生システム等の電子ピアノを構成する各要素の研究開発も推進しており、中長期的な製品競争力の向上を目指しております。今後も、各カテゴリー、価格帯において、お客様のニーズを捉えた製品をリリースすべく、技術開発と製品開発を推し進めて参ります。
音楽教室に関しては、3歳児対象の新グループコースの研究開発を行いました。現行コース(ピコルわーるど)の問題点を修正し、鍵盤奏やソルフェージュ等の活動をバランスよく行いながらピアノ個人レッスンに無理なく繋げていくことを目指しました。2024年4月よりエリア限定の試行コースとして開講し、レッスン内容を検証しながらカリキュラムを改修、2025年4月には正式コースとしての全国展開を計画しております。また、参加対象を小学6年生迄としていた「こどもピアノコンクール」「うたのコンクール」に中学生コースを新設しました。同コンクールの理念である”自発的な音楽表現”を新コースにも継承・浸透すべく、慎重に選曲した課題曲集を各部門別に発刊しました。
体育教室、英語教室、絵画造形教室に関しては、各カリキュラムの研究と教材の開発を継続的に行っております。体育教室では、子ども向けの体育教室にとどまらず、企業向けの体力測定やフィットネスプログラム、高齢者向けの介護予防プログラム、また、指導者育成マニュアルのデジタル化やスマホアプリを利用した新たなイベント企画にも取り組んでおります。
音楽ソフトウェアに関しては、楽譜認識作成ソフトウェア「スコアメーカーZERO」のエディターグレードを、より多くの皆様にお使いいただけるよう無料化しました。課金グレードの楽譜認識機能に関しても、AI楽譜認識の適用範囲を拡大し、事前認識の五線記号ステップに導入することで認識精度を向上させました。その他、継続的な改良・機能追加により、新規ユーザーの獲得と継続ユーザーの満足度向上に取り組んでおります。
当事業に係る研究開発費は 363百万円であります。

② 素材加工事業
カワイ精密金属株式会社は、自動車向け異形条の開発及びローコスト製法の研究、合わせ材料(クラッド)における物性、塑性研究といった異種金属接合加工研究など、金属全般の異形加工に関する研究を行っております。株式会社カワイ音響システムは、個人用途では楽器演奏、ボーカル練習、映像配信などに使用できる防音室を、法人用途では研究機関や企業向けの実験室、検査室、会議室などに使用できる防音室の研究開発を行っております。株式会社カワイハイパーウッドでは、自動車向け本杢塗装部品を柱にカーボンフリーを意識した素材、塗装工法においても研究を行っております。
当事業に係る研究開発費は 18百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02363] S100TWJL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。