有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100TIWW (EDINETへの外部リンク)
株式会社マルゼン 研究開発活動 (2024年2月期)
当社グループは多様化するニーズに応え、かつ、持続可能な社会貢献を目的としたオリジナリティがあり、高付加価値製品を合理的な価格で提供することを基本方針としております。この目的の達成のために次の項目を主眼において研究開発活動を進めております。
(1)顧客ニーズに合致した製品の開発
(2)高効率な加熱方式や自動化を取り入れた作業環境および作業効率を向上させるSDGsへの取り組み
(3)人手不足対策に対応した自動化・省人化製品の開発
(4)IoT化に対応した製品の開発
(5)省エネ・エコロジー・合理化製品の開発
(6)職場環境の衛生改善に対応した製品の開発
(7)既存製品の改善において新技術を取り入れた信頼性の高い製品への改良
(8)原価低減のため、海外の協力工場への丹念な技術指導により、高品質低価格製品提供のための基盤を構築
このような方針のもと、当連結会計年度の業務用厨房機器製造販売業においては、新型コロナウイルス対感染症の位置付けが5類感染症へ移行することとなり、経済活動や消費行動も回復の兆しを見せておりますが、まだ不透明な状態が続いていることには変わりなく、このような社会情勢の大きな変貌を踏まえた製品開発を積極的に進めました。また、昨今の人手不足対策に対応するため、自動化・省人化機器の開発、コロナウイルス感染対策に貢献出来る衛生関連機器の開発に努めました。
これら研究開発活動に携わるスタッフは、グループ全体で40名にのぼり、これは総人員数(従業員および臨時雇用者の合計)の2.4%に相当しております。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要な課題、研究成果および研究開発費は全て業務用厨房機器製造販売業におけるものであり、主な内容は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は422百万円となっております。
(1)新製品の開発
①強制排水仕様カウンター器具洗浄機(熱機器) 発売日 2023年3月1日
庫内寸法を広げ、専用ラックを付属したことで欧州天板やミキサーボウル、トングなどの器具が洗浄出来ます。除湿排気装置を搭載した機種では、庫内で発生した蒸気を給水と熱交換することで、水道直結で使用が可能となり、給湯設備(湯沸かし器等)が不要となります。また、除湿装置が排気を回収するので、排気フードも不要となります。給湯設備およびガス接続工事が不要なので、設置工事のコストを大幅に削減します。低温洗浄禁止モードで、洗浄槽と貯湯タンクの温度が設定温度に到達するまで洗浄が開始されないので、給湯温度が低い場合でも衛生的な洗浄が可能です。主力製品である食器洗浄機シリーズをより一層充実させる製品であります。
②IH餃子焼器横2口仕様(熱機器) 発売日 2023年6月1日
高熱効率のIH加熱で立ち上がりが早く調理時間を短縮。更に1口2人前という小ロット調理対応なので、オーダーにも即時対応が出来、お客様をお待たせしません。2口の鍋を横にレイアウトし、省スペース化を実現。また、鍋は均一過熱を保持する特殊材質の整磁鋼板を採用し、加熱時間は4メニューまで登録が出来るので、誰にでも簡単に調理が出来ます。フタ・鍋・鍋ガイドは簡単に取り外して洗え、天板もフラットで汚れも拭き取りやすく清掃性も抜群です。餃子焼器シリーズをより一層充実させる製品であります。
③電気ピッツァ窯「Carino(カリノ)」100Vタイプ(熱機器) 発売日 2023年6月1日
最高設定温度は500度を実現。圧倒的な高温で本格ナポリピッツァが90秒でスピーディに焼成出来ます。扉には耐熱ガラス窓を設け、遠赤外線ランプが庫内を明るく照らすので、焼成の様子が確認出来るだけでなく薪窯で焼いているような臨場感を演出します。庫内を自動で立ち上げる通電予約機能やアイドルタイムの消費電力を抑えるエコモード、10メニュー登録機能などを搭載し、機器本体の表面温度を抑えた低輻射仕様とコンパクト設計で、オープンキッチンにも映えるデザイン性も加味した製品であります。
④IHフライヤー低油量タイプ(熱機器) 発売日 2024年1月4日
槽内には部品類が何も無いので、油槽底部まで簡単に手が届き掃除が簡単です。清掃作業も短時間で行えるので人件費の削減につながります。油槽内にヒーターや中間加熱管が無いため油槽スペースが削減出来ました。その結果、同等の調理能力のフライヤーと比較し、約15~17%も節油となり、より少量の油で調理が可能です。また、油量を少なくしたことで加熱に要する消費電力も大幅に削減し、電気容量の限られている施設でも使用出来ます。独自の安全設計により、空焚きや油量の低下、急激な温度上昇や油漏れなどのイレギュラーな事態も検知を可能としました。異常を素早く検知して、直ちに加熱を停止させる最高水準の安全機能も搭載しています。「何も無い湯槽」が生み出す数々のメリット。全てに優れる新時代のフライヤーです。
⑤電気スーパースチームシンプルシリーズ06,10型(熱機器) 発売日 2024年2月1日
蒸気発生方法を簡略化し、リーズナブルなイニシャルコストが魅力。ダンパー機能や5段階風量切替機能も搭載し、滴下式ながら調理は本格派のシンプルシリーズに06型、10型をラインアップしました。当社主力製品である電気スーパースチームシリーズをより一層充実させる製品であります。
⑥リヒートマイスター(熱機器) 発売日 2024年2月1日
チルド状態で皿盛りした料理をリヒートマイスターでチルド保存し、予め決めた時間に再加熱運転をすることで、再加熱終了後はトレイメイクのみで配膳及び提供が可能です。ピーク時に負担の大きい盛り付け作業に追われることなく、料理の適温提供が可能となり、喫食率の向上にもつながります。視覚的にもわかりやすい業界最大サイズの8.4インチカラー液晶タッチパネルを装備し、マイメニューや調理予約などの様々な機能が設定しやすく、庫内温度や設定温度の確認も一目瞭然です。熱風循環方式で温度ムラを抑え、スピーディな立ち上がりを実現しました。加湿は5段階切換で、サクッとした食感や適度な加湿でパサつきを押さえるなど食材に合わせた加湿量で、幅広いメニューを美味しく再加熱出来ます。病院・福祉施設、ホテル、レストランなど大量調理施設などで、作業効率の向上や省人化を実現する製品であります。
(2)既存製品の見直しおよび改良
①包丁殺菌庫壁掛けタイプ(熱機器) 発売日 2023年7月1日
「間口300㎜壁掛けタイプ機種追加、収納包丁サイズを大きくする、扉取手変更、底板形状の変更」などの改良を行い、より優れた性能向上を図った製品であります。
②NEWパワークックガスレンジ立消え安全措置搭載タイプ(熱機器) 発売日 2023年9月1日
「クイック点火基板への電源供給を単相100Vから乾電池方式へ変更」「熱板の二重化及び棚板の形状変更により、自然対流オーブンの調理能力向上」などの改良を行い、より優れた性能向上を図った製品であります。
(1)顧客ニーズに合致した製品の開発
(2)高効率な加熱方式や自動化を取り入れた作業環境および作業効率を向上させるSDGsへの取り組み
(3)人手不足対策に対応した自動化・省人化製品の開発
(4)IoT化に対応した製品の開発
(5)省エネ・エコロジー・合理化製品の開発
(6)職場環境の衛生改善に対応した製品の開発
(7)既存製品の改善において新技術を取り入れた信頼性の高い製品への改良
(8)原価低減のため、海外の協力工場への丹念な技術指導により、高品質低価格製品提供のための基盤を構築
このような方針のもと、当連結会計年度の業務用厨房機器製造販売業においては、新型コロナウイルス対感染症の位置付けが5類感染症へ移行することとなり、経済活動や消費行動も回復の兆しを見せておりますが、まだ不透明な状態が続いていることには変わりなく、このような社会情勢の大きな変貌を踏まえた製品開発を積極的に進めました。また、昨今の人手不足対策に対応するため、自動化・省人化機器の開発、コロナウイルス感染対策に貢献出来る衛生関連機器の開発に努めました。
これら研究開発活動に携わるスタッフは、グループ全体で40名にのぼり、これは総人員数(従業員および臨時雇用者の合計)の2.4%に相当しております。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要な課題、研究成果および研究開発費は全て業務用厨房機器製造販売業におけるものであり、主な内容は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は422百万円となっております。
(1)新製品の開発
①強制排水仕様カウンター器具洗浄機(熱機器) 発売日 2023年3月1日
庫内寸法を広げ、専用ラックを付属したことで欧州天板やミキサーボウル、トングなどの器具が洗浄出来ます。除湿排気装置を搭載した機種では、庫内で発生した蒸気を給水と熱交換することで、水道直結で使用が可能となり、給湯設備(湯沸かし器等)が不要となります。また、除湿装置が排気を回収するので、排気フードも不要となります。給湯設備およびガス接続工事が不要なので、設置工事のコストを大幅に削減します。低温洗浄禁止モードで、洗浄槽と貯湯タンクの温度が設定温度に到達するまで洗浄が開始されないので、給湯温度が低い場合でも衛生的な洗浄が可能です。主力製品である食器洗浄機シリーズをより一層充実させる製品であります。
②IH餃子焼器横2口仕様(熱機器) 発売日 2023年6月1日
高熱効率のIH加熱で立ち上がりが早く調理時間を短縮。更に1口2人前という小ロット調理対応なので、オーダーにも即時対応が出来、お客様をお待たせしません。2口の鍋を横にレイアウトし、省スペース化を実現。また、鍋は均一過熱を保持する特殊材質の整磁鋼板を採用し、加熱時間は4メニューまで登録が出来るので、誰にでも簡単に調理が出来ます。フタ・鍋・鍋ガイドは簡単に取り外して洗え、天板もフラットで汚れも拭き取りやすく清掃性も抜群です。餃子焼器シリーズをより一層充実させる製品であります。
③電気ピッツァ窯「Carino(カリノ)」100Vタイプ(熱機器) 発売日 2023年6月1日
最高設定温度は500度を実現。圧倒的な高温で本格ナポリピッツァが90秒でスピーディに焼成出来ます。扉には耐熱ガラス窓を設け、遠赤外線ランプが庫内を明るく照らすので、焼成の様子が確認出来るだけでなく薪窯で焼いているような臨場感を演出します。庫内を自動で立ち上げる通電予約機能やアイドルタイムの消費電力を抑えるエコモード、10メニュー登録機能などを搭載し、機器本体の表面温度を抑えた低輻射仕様とコンパクト設計で、オープンキッチンにも映えるデザイン性も加味した製品であります。
④IHフライヤー低油量タイプ(熱機器) 発売日 2024年1月4日
槽内には部品類が何も無いので、油槽底部まで簡単に手が届き掃除が簡単です。清掃作業も短時間で行えるので人件費の削減につながります。油槽内にヒーターや中間加熱管が無いため油槽スペースが削減出来ました。その結果、同等の調理能力のフライヤーと比較し、約15~17%も節油となり、より少量の油で調理が可能です。また、油量を少なくしたことで加熱に要する消費電力も大幅に削減し、電気容量の限られている施設でも使用出来ます。独自の安全設計により、空焚きや油量の低下、急激な温度上昇や油漏れなどのイレギュラーな事態も検知を可能としました。異常を素早く検知して、直ちに加熱を停止させる最高水準の安全機能も搭載しています。「何も無い湯槽」が生み出す数々のメリット。全てに優れる新時代のフライヤーです。
⑤電気スーパースチームシンプルシリーズ06,10型(熱機器) 発売日 2024年2月1日
蒸気発生方法を簡略化し、リーズナブルなイニシャルコストが魅力。ダンパー機能や5段階風量切替機能も搭載し、滴下式ながら調理は本格派のシンプルシリーズに06型、10型をラインアップしました。当社主力製品である電気スーパースチームシリーズをより一層充実させる製品であります。
⑥リヒートマイスター(熱機器) 発売日 2024年2月1日
チルド状態で皿盛りした料理をリヒートマイスターでチルド保存し、予め決めた時間に再加熱運転をすることで、再加熱終了後はトレイメイクのみで配膳及び提供が可能です。ピーク時に負担の大きい盛り付け作業に追われることなく、料理の適温提供が可能となり、喫食率の向上にもつながります。視覚的にもわかりやすい業界最大サイズの8.4インチカラー液晶タッチパネルを装備し、マイメニューや調理予約などの様々な機能が設定しやすく、庫内温度や設定温度の確認も一目瞭然です。熱風循環方式で温度ムラを抑え、スピーディな立ち上がりを実現しました。加湿は5段階切換で、サクッとした食感や適度な加湿でパサつきを押さえるなど食材に合わせた加湿量で、幅広いメニューを美味しく再加熱出来ます。病院・福祉施設、ホテル、レストランなど大量調理施設などで、作業効率の向上や省人化を実現する製品であります。
(2)既存製品の見直しおよび改良
①包丁殺菌庫壁掛けタイプ(熱機器) 発売日 2023年7月1日
「間口300㎜壁掛けタイプ機種追加、収納包丁サイズを大きくする、扉取手変更、底板形状の変更」などの改良を行い、より優れた性能向上を図った製品であります。
②NEWパワークックガスレンジ立消え安全措置搭載タイプ(熱機器) 発売日 2023年9月1日
「クイック点火基板への電源供給を単相100Vから乾電池方式へ変更」「熱板の二重化及び棚板の形状変更により、自然対流オーブンの調理能力向上」などの改良を行い、より優れた性能向上を図った製品であります。
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