株式会社グラファイトデザイン 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2018年2月期)

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりましては、過去の実績やその時点の状況に応じた合理的と考えられる情報に基づき、見積り及び判断を行っております。実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
(2)当事業年度の財政状態の分析
資産・負債・純資産の状況
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ16,920千円減少し、5,349,553千円となりました。
これは主にたな卸資産が75,668千円、売上債権が33,910千円それぞれ減少したものの、設備投資等により有形固定資産が107,311千円増加したことによるものであります。
負債合計は、前事業年度末に比べ146,052千円減少し、988,398千円となりました。
これは主に、短期借入金が95,333千円減少し、また、未払法人税等が55,403千円減少したことによるものであります。
純資産合計は、前事業年度末と比べ129,131千円増加し、4,361,154千円となりました。
主な要因は、利益剰余金が対前年に比べ129,298千円増加したことによるものであります。
以上の結果、株主資本比率は81.5%となりました。

(3)当事業年度の経営成績の分析
(売上高)
当事業年度の売上高は、前事業年度と比べ24,690千円(前期比0.8%減)減少し、2,921,617千円となりました。これは主に、ゴルフシャフト製造販売の売上高が前事業年度に比べ1.6%減少したことによるものであります。
(営業利益)
当事業年度おいて営業利益414,215千円となり、前事業年度と比べ87,929千円(前期比26.9%)増加いたしました。これは、主に対前年に比べ製造効率化による原価率等の改善にによるものであります。
(営業外損益)
営業外収益は、前事業年度と比べ32,646千円減少し、7,861千円となりました。これは主に、急激な為替変動の影響により為替差益が17,143千円減少したことによるものであります。
営業外費用は、前事業年度と比べ17,700千円増加し、21,863千円となりました。これは主に、為替変動による為替差損が18,676千円増加したことによるものであります。
(経常利益)
当事業年度おいて経常利益400,213千円となり、前事業年度と比べ37,581千円(前期比10.4%)増加いたしました。これは主に、製造コストの改善により原価率の減少によるものであります。
(特別損益)
特別利益は、前事業年度と比べ1,908千円減少し、5,011千円となりました。これは主に、保険解約返戻金が2,064千円減少したことによるものであります。
特別損失は、前事業年度と比べ12,132千円増加し、12,358千円となりました。これは主に、ゴルフ会員権評価損が11,374千円増加したことによるものであります。
(当期純利益)
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額は、前事業年度と比べ13,723円増加し、134,977千円となりました。
以上の結果、当期純利益が257,889千円となり、前事業年度と比べ9,816千円(前期比4.0%増)増加いたしました。

(4)当事業年度のキャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」に記載しております。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。