シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100A9NM

有価証券報告書抜粋 株式会社ジーンズメイト 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年2月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、当事業年度末(2017年2月20日)現在において当社が判断したものであります。

1.提出会社の代表者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。

(2) 当事業年度の経営成績の分析

(売上高及び売上総利益)
売上高は前事業年度より1億12百万円減少し、91億95百万円となりました。これは主にMA-1タイプのジャケットをはじめとした羽織り物全般や汗染みが目立たない特殊加工を施した「ゼロステイン」のTシャツなど、付加価値の高さと値頃感を兼ね備えた商品が高い指示を得た一方で、5ポケットを中心とした定番のボトムス類が期を通して苦戦を強いられたためであります。売上総利益は前事業年度より90百万円減少し、41億12百万円となりました。これは積極的な在庫処分等により、売上総利益が前事業年度より2.1%減少したためであります。

(営業利益及び経常利益)
売上高及び売上総利益を伸ばすことができなかったことに加え、新聞折込チラシ等の施策や物流費の増加等により、販売費及び一般管理費が前事業年度より76百万円増加の49億42百万円となったことから、営業損失8億29百万円(前事業年度は営業損失6億63百万円)、経常損失8億円(前事業年度は経常損失6億29百万円)となりました。

(当期純損失)
減損損失等の特別損失を3億64百万円計上したことにより当期純損失は12億4百万円(前事業年度は当期純損失5億46百万円)となりました。


(3) 当事業年度の財政状態の分析

(資産)
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ3億40百万円減少し、56億17百万円となりました。
流動資産は前事業年度末に比べ8億52百万円増加し、41億8百万円となりました。これは主に商品が2億60百万円減少しましたが、有価証券が6億79百万円増加、現金及び預金が4億34百万円増加したことによるものであります。
固定資産は前事業年度末に比べ11億93百万円減少し、15億9百万円となりました。これは主に投資有価証券が11億7百万円減少、敷金及び保証金が84百万円減少したことによるものであります。

(負債)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ2億18百万円増加し、14億31百万円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べ1億34百万円増加し、8億36百万円となりました。これは主に未払金が91百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ84百万円増加し、5億94百万円となりました。これは主にリース債務が1億17百万円増加したことによるものであります。

(純資産)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ5億59百万円減少し、41億86百万円となりました。これは主に資本金が3億22百万円増加、資本準備金が3億22百万円増加しましたが、当期期純損失を12億4百万円計上したことによるものであります。

(4) 資本の財源及び資金の流動性の分析

当社は運転資金及び設備資金の全額を自己資金で賄っております。今後も予測不能な事態が生じない限り、自己資金の範囲内で安全かつ安定的な資金運用が可能であると認識しております。
なお、資金の状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」に記載しております。

2.事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該事象等を解消し、又は改善するための対応策

当社は、当事業年度を含め継続的に当期純損失を計上しており、営業キャッシュ・フローがマイナスとなっております。
当該状況を解消又は改善すべく、親会社であるRIZAPグループ株式会社と連携を強化し、以下の4つの観点を軸に業績回復に取り組んでまいります。

① 「JEANS MATE」のリブランディング
当社は本年2月20日をもってRIZAPグループ株式会社の連結子会社となりました。新事業年度を第二創業と位置付け、「ジーンズカルチャーを創る」という新しい企業理念を掲げました。
現在、「JEANS MATE」に対する消費者イメージやカジュアル衣料品業界内での自社のポジショニング状況を客観的・定量的に把握するとともに、新しいブランドコンセプトの設計を当該分野におけるノウハウを持つRIZAPグループや外部コンサルティング会社との協業により実施し、それに基づく効果的施策の検討、新しい「JEANS MATE」ロゴデザインの店舗看板への更新や売場の刷新を順次進めております。
また、「ワケあり本舗」や「STREET」等細分化していた業態を順次「JEANS MATE」に転換し、「JEANS MATE」ブランドを育成・拡大していくことに集中投資いたします。


② 商品力強化
当社は従来OTB(在庫量に応じた仕入量調整)形式により仕入・在庫管理を行っておりましたが、MD計画販売形式に移行してまいります。既に当事業年度末の商品在庫数量は前年同期末より約2割削減し、鮮度の高い売場を整える準備を行っております。今後は単品ごとの販売計画管理を強化し、トレンド商品や高付加価値商品をより適時・適量で調達いたします。
また、経験豊富な一流のパタンナーを登用し、オリジナルジーンズの開発に着手するとともに、プライベートブランド商品や別注商品の魅力を飛躍的に向上させる体制を構築いたします。

③ 販売力強化
上述の通りMD計画販売形式に移行することに合わせ、広告等のマス向け施策や販促施策、VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)等の売場演出を全て連動させ、商品、販促、販売の連携サイクルの精度向上を図ります。
また、営業時間短縮を含め運営効率の改善を行い、来客の多い時間帯にスタッフを集中投入するとともに、スタッフの商品知識と顧客コミュニケーション能力を高め、販売力の向上を図ります。
インターネット通販(EC)においては売上規模拡大と収益性向上をより加速させるための基盤強化を実施いたします。サイト利便性や機能性を強化するとともに、新商品紹介や販売スタッフによるスタイリング提案等をメルマガ、SNSで発信することにより、サイト誘導性と店舗への来店喚起を相互に強化してまいります。
また、当社ではECにおいてのみ会員情報を保有しておりますが、今後は実店舗でも会員制度を導入し、顧客情報分析機能の向上や販売チャネル間の相互送客を図り、客数拡大を目指してまいります。将来的にはRIZAPグループ企業の会員との連携も視野に入れた顧客制度の構築を行います。

④ 業務再構築
顧客の嗜好変化に機動的に対応するため、これまでの業務プロセスを抜本的に見直します。
前述のMD計画販売への移行により、店頭フェイスプランを活用した、適時・適量の仕入コントロールを行います。また、単品別販売計画に基づき、ファーストセラー・スローセラーの早期見極めを行い、好調商品群の早期拡充による販売機会ロスの最小化や不稼働商品への迅速な在庫消化対応を強化いたします。これにより商品回転率の向上と値引率の抑制に繋げ、MDサイクル全体の最適化を目指してまいります。

上記を中心とした施策を講じながら収益力の回復に努めてまいりますとともに、今後の運転資金は十分に確保できていることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
なお、文中の将来に関する事項は、本資料の発表日現在において当社が判断したものであり、今後の様々な要因によって異なる可能性があります。

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03244] S100A9NM)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。