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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100QZOX (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 井村屋グループ株式会社 研究開発活動 (2023年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
コロナ禍も収束に向かう中で市場、顧客、消費者の動向や変化を的確にとらえて俊敏に変化対応した新商品の開発に力を入れてまいります。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は71名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は485百万円であります。

各セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
大学や公設研究機関と連携しながら、井村屋のコア原料である「あずき」に関する基礎研究に取り組んでおります。小豆から抽出したポリフェノールの機能性研究のほか、小豆に関する加工や栽培等、多方面にわたった研究も行っております。これらの研究成果を特色ある自社商品の商品開発や販売促進、あるいは新規事業につなげていくことが大きな目標となっており、小豆に限らない新しいものづくりにつながる新技術の開発にも取り組んでおります。
一方で、生産活動で生じる食品廃棄物・副産物(小豆の煮汁、おから等)の有効活用、バイプロダクト化を目指した研究にも取り組んでおります。
(菓子商品)
コロナ禍において、食べきりサイズで押すだけの簡単パッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」をはじめとしたワンプッシュシリーズは、衛生的に食べられる点もご評価いただき、多くのお客様からご好評をいただきました。また新商品の「もっちりぷるんわらびもち(黒糖・ぶどうアソート)」など、EC向けの大容量・アソート商品や海外向けに輸出展開しておりますカステラもご好評いただき、市場拡大しております。今後も国内のみならず世界に向けておいしいの笑顔を発信し、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。
(食品商品)
主力商品である「ゆであずき」が2022年度に60周年を迎えました。その記念すべき年として原材料の全てを北海道産に限定したこだわりのあるゆであずきへリニューアルいたしました。また大人向けにそのまま食べるあんことして「ラム酒香るあんこ」「日本酒香るあんこ」、トレンドであるあんとバターを組み合わせた「かけるご褒美 あん×バター」といった新しい切り口のあんこ商品を発売し、ご好評いただいております。家庭内需要の増加、時短簡便調理の利便性、小豆のおいしさ・健康性をご評価いただき、「お赤飯の素」「つぶあん・こしあん」「ぜんざい・おしるこ」「氷みつ」「無糖のあずき」等も好調に推移いたしました。引き続きお客様に喜んでいただける健康寄与商品・お役立ち商品を開発してまいります。
(デイリーチルド商品)
当社の豆腐商品は、長期保存可能な「充填豆腐」としてスタートし、2022年度で50周年を迎えました。2023年3月に、新工場あのつFACTORYが竣工し、次の50年に向け『Re start !!!』いたします。新製法の豆腐の取り組みとして「美し豆腐LONG SHELF LIFE 180」「高カロリー豆腐 LONG SHELF LIFE 180」は180日間美味しく食べられる事を実現した商品で国内、海外、業務用ルートへと多岐にわたり展開いたします。長期にわたり販売してきました「大豆屋和蔵大豆ッ子」シリーズでは、大豆の旨みを閉じ込め、独自の殺菌技術により長期保存を可能としたシール300g×3丁パックを新商品として発売しました。買い置きができ、毎日の食事で様々な料理にご使用いただけます。
また販売中の「井村屋雪花菜(きらず)冷凍おから5㎏」はSDGsの観点より、副産物であるおからを活用した商品としてご好評いただいております。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。

(冷菓商品)
主力商品「あずきバー」は2023年度に発売50周年を迎えます。その記念すべき年に向け、希少価値の高い白小豆を原料に使った「白あずきバー」を発売し、話題を呼び、ご好評いただきました。2022年度に発売10周年を迎えた「やわもちアイス」は、記念新商品(よもぎもち味、みかん大福味、焦がしみたらし、パフェいちご大福味)を発売いたしました。また一部のエリアにて「やわもちアイス」シリーズ史上初のかき氷タイプをテスト販売し、今後に繋がる良い結果を残すことができました。また、近年伸長している「ボールアイス」シリーズの新商品「ドラえもんボール」は、食べた後も小物入れなどに残しておきたくなるユニークな形状が、幅広い年代の多くのお客様にご好評いただきました。また小豆をAZUKIへと輸出商品のラインナップを拡充し、海外のお客様に向けた商品もご評価いただくことができました。今後も更なる拡売を目指すとともに、和風を中心とした特色や付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。
(点心・デリ商品)
点心・デリ商品はCVSを中心に商品提案及び供給を行っております。年間販売商品は原材料価格高騰の中、価値と価格の整合性の合う商品作りを目指しリニューアルを行いました。また、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドまん」シリーズは、環境への配慮としてトレーを無くし、品質の向上に努めました。家庭内需要の影響もあり、冷凍食品の肉まん・あんまんの販売が好調に推移し、その他冷凍食品では「井村屋謹製Pizzaぱん」を発売するなど、肉まん・あんまん以外の冷凍食品の強化にも取り組みました。また、海外に向けて輸出用餡ぱんを開発し、Eコマース向けの「12個入りゴールド肉まん」など新しい売場へのチャレンジを行い、今後も更なる市場拡大に向け取り組んでまいります。
(冷凍菓子商品)
「小豆加工」「もち加工」「包あん」「冷凍」技術を融合し、自然解凍するだけで包みたての美味しさを味わえる4コ入冷凍和菓子を展開しております。より多くのお客様に冷凍和菓子を楽しんでいただくため、和菓子とクリームを掛け合わせた和洋折衷の「4コ入 黒ごまクリーム大福」、「4コ入 抹茶クリーム大福」を季節限定にて追加し、ご好評いただいております。また、あずき博士として知られる名寄市立大学の加藤副学長やゼミの学生と意見を交わしながら開発した「なまらもちもち!なよろ大福」を北海道限定で発売いたしました。学生の柔軟なアイデアや学術的な知見が詰められた魅力ある商品を開発することができました。今後もより多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は462百万円であります。

(2) 調味料事業
井村屋フーズ七根サイトにおきましては、原材料や動燃費の高騰に対して、コストダウン対策として、新たな製造方法を開発することで顧客への提案を行うことが出来ました。この製法は環境にも配慮した設計になっており、その独自性から製法の特許出願を行いました。また、昨年度に引き続き植物素材に重点を置き、「オーツミルクパウダー」の開発を行い、顧客への提案を開始しました。
なお、海外市場に向けて、当社豆乳パウダーを使用した植物ミルクパウダーの取り組みを強化しています。
当社の強みを生かした提案商品開発(ODM)の活動を継続し、新顧客および新市場の創出を進めて参ります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は23百万円であります。

(3) その他事業
特記事項はありません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S100QZOX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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