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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007QVU

有価証券報告書抜粋 井村屋グループ株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は61名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は4億56百万円であります。


セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
当社のコア原料である「あずき」については、外部研究機関との共同研究体制を構築し、「あずき煮汁から抽出したあずきポリフェノールの機能性研究」「あずきを基質とした醗酵研究」「あずきの水耕栽培研究」等に取り組んでまいりました。これらの研究を更に進め、商品への応用を積極的に推進してまいります。
(菓子商品)
どら焼の生産を自社化し、当社の餡の強みを活かした特色ある商品を発売し、好評を得ることができました。更に付加価値をつけて拡販してまいります。また、ようかんの新しい切り口として、災害用の「えいようかん」、スポーツ用の「スポーツようかん」、ビジネスギフトとしての「招福ようかん」の更なる展開をはかりました。
(食品商品)
氷みつについて、長年使用してきたブロー容器を一新して、新たな付加価値のついた商品として生まれ変わりました。同時にパウチタイプの商品についてもニーズに合わせて提供しました。「ゆであずき」「お赤飯の素」については引き続き好評を得ています。
(デイリーチルド商品)
豆腐では、新しい切り口のスマイルケア食として「高カロリー豆腐」を発売しました。さらに同じコンセプトでデザートの開発にも取り組んでいます。
チルド用の肉まん・あんまんはゴールドシリーズが好評を得ており、更なる拡売につながるように開発を行ってまいります。
(冷菓商品)
和風アイスについては、「あずきバーシリーズ」に加え、「やわもちシリーズ」が順調に成長してきております。また、洋風市場への切り込み戦略として「kiri®」ブランドとのコラボ商品「クリームチーズアイス」が大好評を得て、冷菓事業売上に大きく貢献しました。新しい切り口として和風以外の市場も攻めていけるきっかけとなりました。
(加温商品)
CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。「ゴールドシリーズ」をはじめとして、新たな付加価値として「焼成」を加えた商品企画も行い、テスト販売を開始しています。
当連結会計年度における研究開発費の金額は4億23百万円であります。

(2) 調味料事業
2015年度は、グループシナジーの強化を目的として井村屋グループ内を横断した商品検討プロジェクト「DASHIプロジェクト」を立ち上げ、その活動を中心に商品開発を進めました。そこで得られた市場情報と井村屋グループのストロングポイントを踏まえ、商品開発を進めた結果「とまとだし」を開発致しました。
これを市場へ広めていくため、2016年度の食品素材/添加物展ifia Japan では、主力提案商品に「とまとだし」を組み入れ、
1)当社のソリューションビジネスの提案素材として、
2)ODMの切り口としての提案商品として、
3)OEM一貫生産の対応商品として、
4)レシピ開発における当社素材(「完熟トマトパウダー」)の活用事例として、提案致します。
また、海外市場へのアプローチとして、日本の技術を活用したベース調味料の提案、そしてハラール素材での設計によりイスラム圏へアピールできる調味料素材として、販売の可能性を追求してまいります。
海外市場に向けては、ハラール認証の認知度も上がる中、ハラール登録素材(カツオ、昆布、ハクサイ、ネギ、DASHI(Bonito)、DASHI(kombu))に関する問い合わせをマレーシアやシンガポールのお客様からホームページを通して直接頂き、商権獲得に向け取り組みを強化しています。
当連結会計年度における研究開発費の金額は32百万円であります。

(3) その他の事業
特記事項はありません。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S1007QVU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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