有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009732
株式会社サイゼリヤ 業績等の概要 (2016年8月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和策を背景に、緩やかな景気回復の動きが見られました。一方、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の景気の下振れに加え、英国のEU離脱問題により金融・資本市場への影響が懸念されるなど、依然として先行きは不透明な状況にあります。外食産業におきましては、円高による輸入価格の低下が見られるものの、人手不足による人件費や採用費の高騰が利益を圧迫しており、厳しい経営環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループといたしましては、国内外における継続的な新規出店や店舗サービスの品質向上、メニューの改善による商品力の強化等、さらなる収益力の向上に努めて参りました。また、2015年10月には新情報システムが本格的に稼働いたしました。
これらの取り組みの結果、日本、海外ともに過去最高の売上高となり、当連結会計年度の売上高は1,449億61百万円(前期比4.1%増)、営業利益は90億6百万円(前期比19.9%増)、経常利益は91億34百万円(前期比14.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、55億5百万円(前期比45.9%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
「日本」は、既存店対策としてお客様視点でのサービス強化などに努めたことにより、売上高1,128億65百万円(前期比2.7%増)、営業利益は66億13百万円(前期比40.2%増)となりました。
「豪州」は、当社で使用する食材の製造等を行っており、売上高40億37百万円(前期比15.2%減)、営業利益は1億29百万円(前期比61.1%減)となりました。
「アジア」は、中国経済の停滞による売上高の鈍化や人件費の高騰の中、新規出店による新規顧客の獲得や知名度の浸透に努めたことにより、売上高320億60百万円(前期比9.4%増)、営業利益は21億85百万円(前期比13.3%減)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | |
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | 11,943 | 13,767 | 1,824 |
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | △2,915 | △4,787 | △1,871 |
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) | 840 | △5,196 | △6,036 |
現金及び現金同等物の期末残高(百万円) | 28,113 | 30,217 | 2,104 |
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、302億17百万円(前期比21億4百万
円増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、137億67百万円(前期比18億24百万円の増加)となりました。これは、主に税
金等調整前当期純利益86億79百万円、減価償却費58億43百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、47億87百万円(前期比18億71百万円の増加)となりました。これは、有形固
定資産の取得による支出44億75百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、51億96百万円(前期比60億36百万円の増加)となりました。これは、主に長
期借入金の返済による支出30億8百万円、自己株式の取得による支出14億71百万円、配当金の支払額9億13百万円
等によるものであります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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