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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003K2F

有価証券報告書抜粋 株式会社ジンズホールディングス 業績等の概要 (2014年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度(2013年9月1日~2014年8月31日)におけるわが国経済は、海外景気の下振れリスクに対する懸念があるものの、各種政策効果の発現を背景として景気は緩やかな回復基調が続いております。また、雇用情勢は着実に改善しており、個人消費もこれらの影響を反映し持ち直しの動きが期待されております。
国内眼鏡小売市場では、従来の視力矯正市場においては、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響があったものの、消費税率引き上げ後は売上げの反動減も見られており、消費マインドの低下による市場縮小が懸念されております。
このような市場環境の中で、当社グループのアイウエア事業も4年間継続した高成長の反動により店舗でのオペレーションや商品政策上の課題が顕在化し、当連結会計年度のアイウエア専門ショップの既存店売上高は前年同期に比べ21.4%の減少となる等、業績は停滞いたしました。
以上のような状況を踏まえ、当社グループは市場環境の変化に対し組織的に対応し、かつ、グローバルでの成長を確実なものとするため、新たなブランドビジョンを「Magnify Life」(人々の生き方を豊かに広げる)と定義・明文化し、「Magnify Life」に基づく戦略構築のプロジェクトに着手いたしました。
まず、「Magnify Life」に沿った商品戦略を確立し、このブランドビジョンに適合しない既存の商品については、当連結会計年度にすべて廃棄(特別損失「ブランド構築に伴う整理損」の一部として計上しております。)を決定し、新たな戦略に基づいた商品の開発を開始いたしました。
次に、店舗オペレーションについて、それまでの効率最重視の方針を転換し、ブランドビジョンに基づいた理想的な顧客体験を提供することを究極的な目的とし、社員の待遇改善や人事評価基準の改定に着手いたしました。
マーケティング戦略についても、従来のようなテレビCMを多用した集客方法から、顧客と社員との間でブランドビジョンを共有することで持続的な集客につなげていく、という方針に転換いたしました。
また、2014年5月には、世界初の三点式眼電位センサーを搭載した新商品「JINS MEME(ジンズ ミーム)」(眼電位を正確に読み取るセンシング技術により、疲れや眠気などの情報を可視化する機能を有する商品)の発表を行いました。
国内の店舗展開については、主力のショッピングセンターを中心に出店を積極的に行うとともに、一部郊外ロードサイドタイプの開発にも着手した結果、アイウエア専門ショップ65店舗(退店3店舗)、メンズ雑貨専門ショップ2店舗(退店1店舗)、レディス雑貨専門ショップ6店舗(退店2店舗)を出店し、当連結会計年度末における国内直営店舗数は、アイウエア専門ショップ267店舗、メンズ雑貨専門ショップ12店舗、レディス雑貨専門ショップ24店舗となりました。
売上総利益率については、大幅な円安に伴う仕入原価の上昇に加え、第2四半期連結累計期間においてセール構成比が増加したため、72.5%と前年同期に比べ2.6%低下いたしました。
主要な販売管理費については、前年同期に比べ、広告宣伝費が減少したものの、1店舗当たり売上高の低下に伴い、人件費、賃借料等の売上高に占めるウエイトが相対的に上昇したことにより、売上高対販売管理費比率は前年同期に比べ6.1%増加し、64.2%となりました。このため、これらに対処すべくコスト削減の取り組みを進めた結果、下期期間においては、前年同期実績62.5%に比べ0.4%低下となる62.1%にとどまる等改善が進んでおります。
特別利益については、2013年3月に発生した当社ECサイトのウェブサーバに対する外部からの不正アクセスに伴い、当社に生じた損害に関する関係者との協議が結了し、和解金等214,400千円を計上いたしました。
特別損失については、ブランド構築に伴い発生する店舗設備等の整理損失及び商品の廃棄等に伴う整理損失をブランド構築に伴う整理損として473,923千円、東京本社の移転に伴い発生する設備の除却及び解体費用等を事務所移転費用として131,819千円計上しております。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高36,150,342千円(前年同期比1.1%減)、営業利益2,973,319千円(前年同期比52.2%減)、経常利益2,929,229千円(前年同期比50.1%減)、当期純利益1,245,180千円(前年同期比63.6%減)となりました。


セグメント業績の概況
当社グループの報告セグメントは、事業部門別セグメントから構成されており、またそのほとんどを占めるアイウエア事業を報告セグメントとしております。
セグメント別の売上高は、次のとおりであります。

セグメントの名称当連結会計年度
(自 2013年9月1日
至 2014年8月31日)
構成比前年同期比
アイウエア事業33,698,473千円93.2 %97.3 %
その他2,451,869千円6.8 %127.7 %
合計36,150,342千円100.0 %98.9 %

(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 「その他」の区分には、メンズ雑貨事業、レディス雑貨事業等の収入が含まれております。

〈アイウエア事業〉
アイウエア事業の売上高は33,698,473千円、売上高全体に占める割合は93.2%となっております。
2014年8月末現在アイウエア事業における店舗数は、267店舗(国内直営店舗)となっております。

〈その他〉
その他につきましては、メンズ雑貨事業、レディス雑貨事業等の収入により構成されております。
その他の売上高は、2,451,869千円となっております。
2014年8月末現在その他における店舗数(メンズ雑貨事業及びレディス雑貨事業)は、36店舗(国内直営店舗)となっております。


(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、3,245,372千円となりました。
(単位:千円)
2013年8月期2014年8月期増減
営業活動による
キャッシュ・フロー
4,324,0422,806,005△1,518,036
投資活動による
キャッシュ・フロー
△2,950,108△4,255,062△1,304,953
財務活動による
キャッシュ・フロー
△1,191,326△1,670,646△479,320


(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,518,036千円収入が減少し、2,806,005千円の収入となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益2,293,102千円の計上、減価償却費1,501,425千円の計上、たな卸資産の増減額596,224千円による資金の増加があったものの、法人税等の支払額2,080,539千円による資金の減少があったことによるものであります。

(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,304,953千円支出が増加し、4,255,062千円の支出となりました。
これは主に、店舗の出店及び改装に伴う有形固定資産の取得による支出2,605,399千円、敷金及び保証金の差入による支出1,081,574千円、米国の子会社設立に伴う関係会社株式の取得による支出521,067千円によるものであります。

(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ479,320千円支出が増加し、1,670,646千円の支出となりました。
これは主に、短期借入金の純増減額714,115千円、配当金の支払額956,875千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03471] S1003K2F)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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