シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10097SC

有価証券報告書抜粋 株式会社ジンズホールディングス 業績等の概要 (2016年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度(2015年9月1日~2016年8月31日)における国内の経済環境は、大胆な金融政策、民間投資を喚起する成長戦略を柱とする経済財政政策の推進により、企業収益や雇用・所得環境が改善し、緩やかな回復基調が続いております。しかしながら、中国を始めとする海外経済の下振れに加え、英国のEU離脱問題に起因する円高進行による企業業績へのマイナス影響懸念など、景気に対する先行きは不透明な状況であり、このような環境下、消費マインドも今後さらに冷え込む可能性が高いと言えます。
一方、国内眼鏡小売市場(視力矯正眼鏡)は、2016年3月以降、前年同期比マイナスの傾向が継続しており、足元は弱含みに推移しております。
このような市場環境の中で、当社グループのアイウエア事業では、前連結会計年度より課題と認識しておりました商品戦略の再構築、店舗オペレーションの改善等に取り組み、また店舗戦略においては郊外ロードサイド型店舗の出店を進める等、一定の成果は得られていると考えておりますが、いまだ道半ばと言えます。
また、2015年11月には、革新的な商品として位置付けている「JINS MEME」(ジンズ ミーム)を発売し、従来のアイウエア市場にとどまらず、テクノロジーを駆使した新しい市場の創造に挑戦しております。
店舗展開につきましては、当連結会計年度末におけるアイウエア専門ショップの店舗数は、国内直営店舗307店舗(出店26店舗、退店6店舗)、中国直営店舗82店舗(出店30店舗、退店2店舗)、米国直営店舗1店舗(出店なし、退店なし)の合計390店舗となりました。
売上高総利益率につきましては、海外アイウエア事業の売上高構成比が増加したことにより前年同期比0.3%増となる74.8%となりました。
販売管理費につきましては、固定経費の削減や間接財の購買体制の改革にも着手し、執行状況を適切にコントロールしたものの、「JINS MEME」(ジンズ ミーム)の開発に関する費用が先行投資的に発生したことから、売上高販売管理費比率は、前年同期比1.1%増となる66.8%となりました。
なお、当連結会計年度より連結の範囲に追加いたしましたJINS CAYMAN Limited、JINS ASIA HOLDINGS Limitedにつきましては、中国事業に係るグループ内組織再編であるため、連結業績に与える影響はございません。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高46,189百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益3,683百万円(前年同期比2.8%増)、経常利益3,604百万円(前年同期比3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,980百万円(前年同期比4.1%増)と増収増益を達成いたしました。


セグメント業績の概況
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比につきましても前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

セグメント別の売上高は、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2015年9月1日
至 2016年8月31日)
構成比前年同期比
国内アイウエア事業39,072百万円 84.6% 111.0%
海外アイウエア事業4,136百万円9.0%150.8%
その他 2,981百万円6.4%107.7%
合計46,189百万円100.0%113.5%

(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 「その他」の区分には、メンズ雑貨事業、レディス雑貨事業等の収入が含まれております。

〈国内アイウエア事業〉
国内アイウエア事業につきましては、商品力、接客力が一定レベルにまで向上してきたことから、2015年10月にクラシックシリーズに焦点を当てたキャンペーンを行うとともに、2015年12月に従来の「JINS PC」をリニューアルして発売した「JINS SCREEN」(ジンズ スクリーン)のプロモーションをTVCMを中心に展開いたしました。また、「JINSのものづくりに対する妥協のないスタンス」、「日本でいちばん勉強熱心なメガネ屋でありたい」等の企業姿勢に関する新聞広告を継続的に展開いたしました。
その結果、当連結会計年度における既存店売上高は、前年同期に比べ4.9%増加(「JINS MEME」(ジンズ ミーム)を除く)いたしました。
一方で、「JINS MEME」(ジンズ ミーム)につきましては、その商品特性から開発費用や新しい市場の開拓を行うため必要となるプロモーション費用など、先行投資費用の計上により、営業利益の大きな押し下げ要因となりました。
店舗展開につきましては、郊外ロードサイド型店舗開発の成果が出始め、3店舗オープンした他、西日本最大級となる旗艦店やJINS初のコンセプトショップとなる店舗をオープンする等、地域のお客様に愛される店舗づくりを目指した店舗展開を進め、国内直営店舗数は307店舗となりました。
以上の結果、国内アイウエア事業の業績は、売上高39,072百万円(前年同期比11.0%増)、営業利益3,868百万円(前年同期比2.2%増)となっております。

〈海外アイウエア事業〉
海外アイウエア事業につきましては、中国における競合状況、出店環境等は、引き続き良好に推移し、順調に事業の拡大が続いており、黒字化の定着が図れたと認識しております。
また、米国においては、北米第1号店である旗艦店(カリフォルニア州サンフランシスコ市)において2015年12月より店舗でのリモート検眼サービスを開始し、顧客の利便性の改善に取り組んだことで、売上に好影響を与えております。一方、計画しておりました2号店以降の新規出店については、次期となる2016年9月に2店舗(カリフォルニア州ロスアンゼルス市及び同州サン・ノゼ市)出店いたしております。
以上の結果、海外アイウエア事業の業績は、売上高4,136百万円(前年同期比50.8%増)、営業損失279百万円(前年同期は営業損失245百万円)となっております。

〈その他〉
その他につきましては、メンズ雑貨事業、レディス雑貨事業等の収入により構成されております。
店舗展開につきましては、メンズ雑貨専門ショップ18店舗(出店3店舗、退店なし)、レディス雑貨専門ショップ22店舗(出店1店舗、退店4店舗)となりました。
以上の結果、その他の業績は、売上高2,981百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益94百万円(前年同期比112.2%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は4,349百万円となりました。
(単位:百万円)
2015年8月期2016年8月期増減
営業活動による
キャッシュ・フロー
4,3102,449△1,861
投資活動による
キャッシュ・フロー
△2,848△2,629218
財務活動による
キャッシュ・フロー
△506△116389



(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,861百万円収入が減少し、2,449百万円の収入となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益3,331百万円の計上、減価償却費2,160百万円の計上による資金の増加があったものの、法人税等の支払額1,592百万円による資金の減少があったことによるものであります。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ218百万円収入が増加し、2,629百万円の支出となりました。
これは主に、店舗の出店及び改装に伴う有形固定資産の取得による支出1,352百万円、敷金及び保証金の差入による支出548百万円、「JINS MEME」アプリケーション開発及び基幹システムの開発等に伴う無形固定資産の取得による支出508百万円によるものであります。

(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ389百万円収入が増加し、116百万円の支出となりました。
これは主に、短期借入金の純増額605百万円による収入の増加はあったものの、リース債務の返済による支出577百万円、配当金の支払額383百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03471] S10097SC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。