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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FICL

有価証券報告書抜粋 キリンホールディングス株式会社 研究開発活動 (2018年12月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等


5 【研究開発活動】
当社グループでは、中核事業である酒類、飲料、医薬・バイオケミカルの各事業を通じて、「健康」をはじめとした社会課題に向き合い、新しい価値を創造しながら社会とともに持続的に成長することを目指しています。このようなCSVの考え方に基づき、お客様や社会にとっての新たな価値につながるイノベーションの創造に取り組んでいます。当社グループの研究開発活動は、キリン㈱R&D本部の6研究所及び各事業会社の研究所で行っています。また、有望な技術の開発・応用・実用化を可能にするためにグループ内外のオープンイノベーションを積極的に推進しています。

当年度におけるグループ全体の研究開発費は581億円です。セグメントごとの主な研究開発成果は以下のとおりであります。

(1) 国内酒類事業
キリンビール㈱は、2017年9月にリニューアルした「キリン一番搾り生ビール」の販売が好調で、特に缶製品は多くのお客様からの高いトライアルとリピートが継続しています。リニューアルにより、麦のおいしいところだけを搾る「一番搾り製法」をベースに、雑味・渋味を低減し、「麦のうまみ」がアップしました。さらに酸味や甘い香りを抑制することでより調和のとれた味わいを実現しています。今後も、「一番搾り」の“おいしさ”を徹底的に追求し、更なる成長を図っていきます。
“力強いコクと飲みごたえ”が特長の新ジャンル商品として、「本麒麟」を3月に発売しました。「本麒麟」は、“ビール職人”としてのこだわりが詰まった商品で、お客様から高い味覚評価をいただいています。「本麒麟」は、①キリンビール㈱伝統のドイツ産ヘルスブルッカーホップ(一部使用)による爽やかな香りと上質な苦み、②長期低温熟成※1により、雑味の低減と、よりコクが強く感じられる味わい、③アルコール分6%の強い飲みごたえと、スッときれる引き締まった後味、を実現しました。販売好調につき、年間販売目標も2度上方修正し、過去10年のキリンビール新商品で売上No.1※2となりました。
アルコール度数7%の力強い飲みごたえと、高発酵技術ですっきりとした後味を両立させた新ジャンル商品「キリン のどごし STRONG」を1月より発売しました。「力強い飲みごたえ」に加え、「スッキリ感」「後キレ」が感じられる爽快な味わいが「アルコールが高いのに飲みやすい」「ビールに近いおいしさがある」などの高い評価につながっています。また、「キリン のどごし<生>」を6月にリニューアルしました。今回のリニューアルでは、発売以来1,000回以上の試醸から得た知見を基に、「キリン のどごし<生>」史上、最高のキレを実現し、爽快なうまさに磨きをかけました。
2018年4月のビール定義拡大によって、ビールの製造に使用できる副原料の幅が広がりました。果実や香辛料、ハーブを用いて醸造したものは従来発泡酒に分類されていましたが、4月以降ビールとして認められるようになりました。4月に発売した「グランドキリン ひこうき雲と私 レモン篇」にはレモンピールを、6月に発売した「グランドキリン 雨のち太陽、ベルジャンの白」にはオレンジピールとコリアンダーシードを使用して、個性豊かな味わいに仕上げました。定義拡大によってさまざまな味覚や香りの商品をビールとして提案することで、お客様に、今まで以上にビールの多様性や楽しさをお届けしていきます。

新しいクラフトビールの楽しみ方を提案する「Tap Marché(タップ・マルシェ)」は、「Marché(市場)」のように、個性豊かで多様なクラフトビールと多くのお客様が出会い、気軽に楽しんでいただく「場」を実現することで、新たなビール文化の創造を目指す取り組みです。キリン㈱パッケージング技術研究所が開発した1台で4種類のビールの提供が可能な小型のディスペンサーを設置することで、多様なクラフトビールをお楽しみいただけます。また、4タップ・ディスペンサーの導入に課題を抱える飲食店などへの提案として、既存ディスペンサーより省スペースで設置できる2タップ・ディスペンサーを開発し、10月から全国で展開しました。
AIを活用することで、お客様が自覚していない嗜好を予測し、好みに合ったクラフトビールをナビゲーションするサービス「ビアナビ」を、キリンシティ㈱でテスト展開しました。「ビアナビ」は、キリン㈱酒類技術研究所が蓄積してきたビールの嗜好データ・知見を用いて、国立研究開発法人 産業技術総合研究所に設置された人工知能技術コンソーシアムのAIリビングラボワーキンググループと共同で開発したサービスです。自分のライフスタイルや食の嗜好性など、10問程度の簡単な質問に答えることで、嗜好データから回答者が好むクラフトビールの傾向を予測し、おすすめのクラフトビールをナビゲーションしました。クラフトビールの経験が少ないお客様でも、商品を選択しやすく、好みのビールが見つけやすくなることで、クラフトビールへの接点や飲用体験を増やし、ビール市場自体の魅力化、活性化につなげていきます。
RTD市場では、アルコール度数9%で、ハードな刺激と飲みごたえを実現した新商品「キリン・ザ・ストロング ハードドライ/ハードレモン/ハードコーラ」を4月に発売しました。キリンビール㈱RTDで最も強い※3「ハードな炭酸感」、グッとくる“うまみ”をもたらすキリン㈱酒類技術研究所で新たに開発した“ハードエキス”(特許出願中)を使用した「ハードな味わい」、クリアウオッカを使用しアルコール分9%に仕上げた「ハードなアルコール感」という「トリプルハード製法」により、“ハードな刺激と飲みごたえ”を実現しました。

メルシャン㈱はキリン㈱ワイン技術研究所と連携しながら、ワインの研究・技術開発並びに商品開発を実施しています。山梨県勝沼市に位置するワイナリー「シャトー・メルシャン」とワイン技術研究所が協働することでワインの品質向上に努めた結果、「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ アンウッデッド 2016」が、レベルの高い国際ワインコンクールである「チャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァン(フランス・ボルドー)」にて金賞を受賞、また、「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ RGC 千曲川左岸収穫 2016」が、「レ・シタデル・デュ・ヴァン(フランス・ボルドー)」にて金賞及び日本ワイン特別賞を受賞しました。
1996年の発売以来、多くのお客様から愛飲いただいている「メルシャン ボン・ルージュ」シリーズから、スーパーポリフェノール「レスベラトロール」※4を3倍(当社比)、そしてポリフェノールも2倍(当社比)含んだ「ボン・ルージュ プレミアム ペットボトル 赤」を、8月に数量限定で発売しました。この「レスベラトロール」を通常ワインの3倍(当社比)、ポリフェノールも2倍(当社比)含みながらも、渋みが強すぎない、芳醇な香りとコク深い豊かな味わいを実現したワインを開発しました。
「メルシャン おいしい酸化防止剤無添加ワイン」シリーズから、「メルシャン おいしい酸化防止剤無添加ワイン 厳選素材 プレミアム ペットボトル」(赤・白)2種の味わい・パッケージをリニューアルし、7月より全国で発売しました。今回のリニューアルでは、ブドウの産地・品種と製造技術にこだわることで、芳醇な香りとコクのある味わいを実現しました。醸造から瓶詰までワインと酸素の接触を最小限にして、製造時の酸化を抑える同社独自の「フレッシュ製法」に加え、新たに開発した、ワインに含まれる香りや味わいを安定化する特定の成分を高める「芳醇製法」により、芳醇な香りや果実の味わいを実現しました。
熊本国税局が開催している本格焼酎の鑑評会である2018年酒類鑑評会で、「八代不知火蔵 こめ焼酎 白水」、「八代不知火蔵 むぎ焼酎 白水」が優等賞を受賞しました。新しい酵母や発酵技術の開発により、甘みを付与することで、やわらかくまろやかな味わいに仕上げました。
芋焼酎の技術開発に関して、「ワイン原料の栽培技術を活用した和酒芋焼酎の商品開発」が第6回洋酒技術研究会賞を受賞しました。この技術は既に「浅黄うさぎ」の商品開発に活かされた技術で、メルシャン社としては2回目の受賞となります。

「まっこい梅酒」と「完熟あらごし梅酒 梅まっこい」が、世界的な食品・酒類等のコンテストである「モンドセレクション2018」(本部:ベルギー)において金賞を受賞しました。「まっこい梅酒」は、国産梅を100%使用し、「豊潤たね熟製法※5」で生み出された原酒を用いることで、フルーティーな香味をそのままに、熟した梅の風味を強化しコクを高めました。「完熟あらごし梅酒 梅まっこい」は、和歌山県産の完熟した「南高梅(なんこううめ)」を100%使用し、収穫した完熟梅を凍結し、糖を段階添加する「凍結完熟浸漬製法(特許第5965571号)」により、フレッシュかつフルーティーな香味を引き出しました。今後も“素材の香味特徴を最大限に引き出す”という思想のもと、オリジナリティに溢れ、お客様にとって魅力のある研究・技術開発並びに商品開発を引き続き推進していきます。
※1 キリンビール㈱伝統の低温熟成期間を1.5倍にした製法/同社主要新ジャンル比。
※2 発売から7カ月間の累計出荷実績で比較。
※3 「ハードドライ」と「ハードコーラ」は、キリンビール㈱RTD商品で最も強い炭酸ガス圧。「ハードレモン」は、同社果汁系RTD内で最も強い「キリン 氷結®ストロング シチリア産レモン」などと同等の炭酸ガス圧。
※4 黒ブドウの果皮に含まれる希少な成分で、ポリフェノールの一種。
※5 梅酒の美味しさの秘密である「梅のたね」だけを浸漬し、たね由来のうまみを引き出し、甘い香りと豊潤な味わいを産み出す製法のこと。

(2) 国内飲料事業
国内飲料事業では、キリンビバレッジ㈱が中心となり原料の選定から最終商品まで開発を一貫して行っています。
紅茶飲料No.1ブランド「キリン 午後の紅茶」は1986年に日本初のペットボトル入り紅茶として発売以来30年間以上、日本の紅茶飲料市場をけん引してきました。6月には基盤商品である「午後の紅茶 ストレートティー/ミルクティー/レモンティー」をリニューアル発売しました。中味については、「ストレートティー」で新製法である「マイクロ・ブリュー製法」を採用し、紅茶本来の華やかな香り、心地良い渋み、紅茶の厚みを強化し、甘さがすっきり感じられる味覚を実現しました。また感性工学※6の手法から生まれた新ボトルを採用し、洗練された佇まいに進化しました。8月にはディンブラ茶葉の華やかな香りが楽しめる、カフェインゼロ※7のストレートティーとして、「キリン 午後の紅茶 デカフェ ストレートティー」をリニューアル発売しました。キリン独自の技術である紅茶抽出液からカフェインを選択的に吸着除去するカフェインクリア製法(特許製法)により、紅茶の味わいと香りを維持したまま、カフェインゼロを実現しました。本商品の発売により、“紅茶は飲みたいけれど、カフェインを控えたい”と日常的に思っている方はもちろん、お客様が紅茶飲料を選ぶ際の選択肢を広げることで飲用シーンの拡大に貢献していきます。「天然吸着剤による飲料中のカフェイン除去技術の開発」については、4月に2018年度「飯島藤十郎食品技術賞」を受賞しました。
スタイリッシュなパッケージと、コクと余韻がしっかりと味わえる味覚が高い評価をいただいている「キリン 生茶」について3月にリニューアル発売をしました。現行の味覚への高い評価と、旨みやにごりのある緑茶を好むトレンドも上昇傾向にあるため、今回はパッケージデザインの鮮度向上に特化したリニューアルを行いました。ガラスびんをイメージしたシンプルな佇まいをベースに、緑のコントラストを際立たせることで、従来よりもさらに現代的なイメージを打ち出しています。また日本で唯一のペットボトル入りカフェインゼロ緑茶飲料「キリン 生茶デカフェ」を5月リニューアル発売しました。独自技術「カフェインクリア製法」(特許製法)を活用し、カフェインゼロ市場の活性化とカフェインを忌避するお客様のニーズに応えました。
昨年発売した「キリン サプリ」ブランドの機能性表示食品シリーズは、「毎日の生活に取り入れることでリズムを作り、日常の健康習慣に役立ててもらいたい」という想いから、働く現代人の「生活リズムマネジメント」をテーマに掲げており、機能への期待とおいしい味覚への評価で大変好評いただいています。「キリン サプリ ブラッドオレンジ」、「キリン サプリ レモン」、「キリン サプリ ヨーグルトテイスト」について好評いただいている味覚はそのままに、「生活リズムマネジメント」を新たにパッケージデザインに取り入れ、5月にリニューアル発売しました。また「キリン サプリ リンゴ」を8月より新発売しました。気温が変動しやすい季節の変わり目や、オフィス・電車・レストランなど周囲が冷える環境で役立ててもらいたい新商品です。

また、キリン独自素材“プラズマ乳酸菌”を配合した新ブランド「iMUSE(イミューズ)」から、「キリン iMUSE(イミューズ)レモンと乳酸菌」を1月より発売しました。「iMUSE レモンと乳酸菌」は、仕事中の水分補給の際にプラズマ乳酸菌が摂れる「乳酸菌ニアウォーター」です。「iMUSE」とは、「i(私)」の中にあるチカラを「MUSE(女神)」が呼び覚まし、いつまでも強く輝いた人生をサポートする、キリングループ共同で立ち上げた新ブランドです。キリングループ一体で推進しているCSVにおいて、重点課題の一つである「健康」への取り組みを強化します。これからも気軽にプラズマ乳酸菌が摂れる生活習慣を提供し、経年的に伸長※8を続ける乳酸菌飲料市場を盛り上げていきます。
今後も、キリンの強みである“ていねいなものづくり”や“品質へのこだわり”を強化し、お客様にとって、うれしい驚きをもった魅力的な商品開発を行っていきます。
※6 容器の形状からお客様が感じるイメージと好みを解析し、コンセプトに合致した容器を科学的にデザインする手法。
※7 0.001g(100ml当たり)未満を0gと表記。
※8 ㈱食品マーケティング研究所調べ。

当事業に係る研究開発費は93億円です。

オセアニア綜合飲料事業では、LION PTY LTDで、オーストラリア及びニュージーランドの市場環境の変化に応じた商品中味や容器開発を、キリン㈱の持つ技術を活用しながら取り組みました。

当事業に係る研究開発費は1億円です。

(1) 医薬事業
協和発酵キリン㈱では、抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジーを駆使し、腎、がん、免疫・アレルギー、中枢神経の各カテゴリーを研究開発の中心に据え、資源を効率的に投入することにより、新たな医療価値の創造と創薬の更なるスピードアップを目指しています。
当連結会計年度における主な後期開発品の開発状況は次のとおりです。

腎カテゴリー
・ 日本においてカルシウム受容体作動薬KHK7580(日本製品名「オルケディア」)の維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症を効能・効果とする承認を3月に取得しました。また、副甲状腺癌及び副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施中です。
・ 日本においてRTA 402(一般名:バルドキソロンメチル)の糖尿病性腎臓病を対象とした第Ⅲ相臨床試験を5月に開始しました。
・ 中国において持続型赤血球造血刺激因子製剤KRN321(日本製品名「ネスプ」)の透析施行中の腎性貧血を効能・効果とする承認再申請の準備中です。
がんカテゴリー
・ 抗CCR4ヒト化抗体KW-0761(日本製品名「ポテリジオ」・欧米製品名「POTELIGEO」)は、米国において全身治療歴を有する成人の再発若しくは難治性の菌状息肉腫及びセザリー症候群を適応症とする承認を、日本において再発又は難治性の皮膚T細胞性リンパ腫を対象とした効能・効果及び用法・用量に関する承認事項一部変更承認を、8月にそれぞれ取得しました。また、欧州において全身治療歴を有する成人の菌状息肉腫及びセザリー症候群を適応症とする承認を11月に取得しました。

免疫・アレルギーカテゴリー
・ 抗IL-5受容体ヒト化抗体KHK4563(一般名:ベンラリズマブ)は、日本において気管支喘息を効能・効果とする承認を、本剤の権利の導出先であるアストラゼネカ社が1月に取得しました。また、同社が実施している国際共同試験計画の一環として、慢性閉塞性肺疾患を対象とした第Ⅲ相臨床試験を日本において実施中です。
・ 抗IL-17受容体A完全ヒト抗体KHK4827(日本製品名「ルミセフ」)は、体軸性脊椎関節炎を対象とした第Ⅲ相臨床試験を日本、韓国等において実施中です。また、韓国において乾癬を適応症とする承認申請を7月に行いました。
・ 日本、北米及びドイツにおいて、抗OX40完全ヒト抗体KHK4083は、アトピー性皮膚炎を対象とした第Ⅱ相臨床試験を10月に開始しました。
中枢神経カテゴリー
・ アデノシンA2A受容体拮抗剤KW-6002(日本製品名「ノウリアスト」)の米国におけるパーキンソン病を対象とした承認再申請の準備中です。
・ 日本において、抗CCR4ヒト化抗体KW-0761(日本製品名「ポテリジオ」)の、HTLV-1関連脊髄症を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施中です。
・ 日本において、アデノシンA2A受容体拮抗剤KW-6356のパーキンソン病を対象とした第Ⅱ相臨床試験を10月に開始しました。
その他
・ 抗線維芽細胞増殖因子23完全ヒト抗体KRN23(欧米製品名「Crysvita」)は、欧州において小児X染色体連鎖性低リン血症を適応症とした条件付き販売承認を2月に取得しました。また、成人・小児X染色体連鎖性低リン血症を適応症とした販売承認を米国において4月に、カナダにおいて12月にそれぞれ取得しました。さらに、成人X染色体連鎖性低リン血症を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験を北米、欧州、日本及び韓国において、小児X染色体連鎖性低リン血症を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験を北米、欧州、オーストラリア、日本及び韓国において、それぞれ実施中です。加えて、腫瘍性骨軟化症又は表皮母斑症候群を対象とした第Ⅱ相臨床試験を米国、日本及び韓国において実施中です。
・ 中国においてトロンボポエチン受容体作動薬AMG531(日本製品名「ロミプレート」)の慢性特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施中です。また、韓国において再生不良性貧血を対象とした第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験を実施中です。さらに、日本において再生不良性貧血を適応症とする承認申請を7月に行いました。

(2) バイオケミカル事業
・ 各種アミノ酸に加え、核酸やペプチドといった高付加価値製品の省資源・高効率な発酵生産プロセスの研究開発に引き続き注力しています。
・ 国内外の大学研究機関との共同研究を通して得られた機能性や安全性データに基づき、アミノ酸等、発酵生産物の栄養生理機能探索や用途開発を行い、製品の付加価値を高めています。
・ キリングループ内での連携のもと、素材開発の知見を活かし、プラズマ乳酸菌に続く新素材の開発に取り組んでいます。
・ 独自素材の中で事業化に近いものとして、ヒトミルクオリゴ糖の研究開発に取り組んでいます。

当事業に係る研究開発費は484億円です。

経営上の重要な契約等株式の総数等


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