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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ANXU

有価証券報告書抜粋 宝ホールディングス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載の通りであります。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1.業績等の概要」に記載のとおりであります。
宝酒造グループでは、国内においては、人口減少や高齢化に伴う酒類消費の減少、消費者の嗜好の多様化や節約志向の継続などもあり、厳しい競争環境が今後も続くことが予想されます。一方では女性の社会進出や高齢者世帯・単身世帯の増加などによる中食・外食市場の拡大など、新たな機会も存在しています。
また、海外においても、日本食への注目が高まり、世界規模で日本食レストランが増加するなど、日本食市場の一層の拡大が期待されます。
このような環境のもと、宝酒造グループでは、技術で差異化された高品質商品の開発・育成による国内事業の収益力の向上と、米国・欧州を中心とした海外日本食材卸網の充実・拡大による海外事業の伸長などに取り組みました。
宝酒造株式会社では、焼酎は減少しましたが、清酒やソフトアルコール飲料などが増加したため、単体で増収となりました。また、海外日本食材卸事業などの売上高が増加したことにより、宝酒造グループ全体では、201,171百万円(前期比104.8%)と増収となりました。また、売上総利益は74,841百万円(前期比105.2%)と増益となりました。販売費及び一般管理費は、販売促進費や人件費などの増加がありましたので、65,086百万円(前期比103.8%)となり、営業利益は9,755百万円(前期比116.0%)と増益となりました。
タカラバイオグループでは、長年培われたバイオテクノロジーを活用し、バイオ産業支援事業、遺伝子医療事業、医食品バイオ事業の3つの領域に経営資源を集中し業績の向上に取り組みました。
タカラバイオグループの売上高は、遺伝子医療事業で、500百万円の売上高が発生(前期は実績なし)しましたが、研究用試薬や理化学機器の売上高が、円高の影響もあり減少したことなどにより、29,375百万円(前期比98.8%)と減収となりました。一方、品目別の売上構成の変化などにより原価率が低下しましたので、売上総利益は16,952百万円(前期比103.9%)と増益となりました。販売費及び一般管理費は、米国のWaferGen Bio-systems, Inc.およびRubicon Genomics, Inc.2社の株式取得関連費用が発生したことなどにより13,749百万円(前期比100.7%)となり、営業利益は3,202百万円(前期比120.1%)と増益となりました。
宝ヘルスケアでは、ガゴメ昆布「フコイダン」シリーズやボタンボウフウ「イソサミジン」シリーズを中心として、積極的かつ効率的な広告宣伝による通信販売事業の拡大に取り組みました。
売上高は、イソサミジン関連製品は増加しましたが、フコイダン関連製品は前期並みとなり、化粧品OEMが減少しましたので、1,766百万円(前期比94.7%)となりました。売上総利益は1,097百万円(前期比112.8%)、販売費及び一般管理費は販売促進費や管理費の増加などがありましたので1,084百万円(前期比119.5%)となり、営業利益は12百万円(前期比19.7%)となりました。
以上の結果、その他のセグメントも含めた当社グループ全体の営業利益は13,551百万円(前期比116.0%)と増益となりました。
営業外損益では、営業外収益は、受取利息や補助金収入の減少などがあり、1,537百万円(前期比84.0%)となり、営業外費用は、支払利息の増加などがあり744百万円(前期比111.0%)となりましたので、経常利益は14,344百万円(前期比111.7%)と増益となりました。
特別損益では、特別利益に段階取得に係る差益や固定資産売却益、特別損失に減損損失や固定資産除売却損などがありましたので、税金等調整前当期純利益は14,520百万円(前期比115.7%)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は8,480百万円(前期比120.2%)の増益となりました。
なお、当連結会計年度は「宝グループ中期経営計画2016」の最終年度であり、定量目標として、宝グループ連結売上高2,300億円以上、連結営業利益120億円以上、海外売上高比率16%以上を掲げておりましたが、いずれについても達成いたしました。

(3)財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は173,912百万円となり、前連結会計年度末に比べ14,839百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が19,686百万円、受取手形及び売掛金が4,546百万円、商品及び製品が5,560百万円それぞれ増加し、有価証券が15,000百万円減少したことによるものであります。固定資産は100,456百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,276百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が6,108百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、274,368百万円となり、前連結会計年度末に比べ21,115百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は65,506百万円となり、前連結会計年度末に比べ17,858百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が1,603百万円、短期借入金が4,212百万円、1年内償還予定の社債が10,000百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は42,941百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,514百万円減少いたしました。これは主に社債が流動負債への振替により10,000百万円減少し、長期借入金が741百万円、繰延税金負債が1,917百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、108,447百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,343百万円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は165,920百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,771百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が6,066百万円、その他有価証券評価差額金が2,760百万円、非支配株主持分が5,115百万円それぞれ増加し、為替換算調整勘定が4,122百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は49.2%(前連結会計年度末は51.5%)となりました。

(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期に比べ2,452百万円の収入増加、投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券の売却及び償還による収入などにより前年同期に比べ27,065百万円の収入増加となり、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払などがありましたが、社債の償還による支出があった前年同期に比べ6,653百万円の支出減少となりました。
その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より26,228百万円増加し58,765百万円となりました。
当面の設備投資や利益成長が見込める分野への投資および株主還元などは自己資金で賄う予定でありますが、次期以降に予定される社債の償還資金や子会社への運転資金の貸付けに充当するため、本年4月、普通社債の発行による調達15,000百万円を実施いたしました。
当社の既発行社債の債券格付、発行登録予備格付はともに㈱格付投資情報センター(R&I)および㈱日本格付研究所(JCR)からA格を取得しております。この他、機動的な資金調達を目的に、融資枠10,000百万円のコミットメントラインを設定しております。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00396] S100ANXU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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