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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AO7Q

有価証券報告書抜粋 トランコム株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の物流業界を取り巻く環境は、EC市場の拡大による消費者の購買スタイルの変化に伴い、貨物の小口化、多頻度化が進み、輸配送ニーズが多様化するなど、物流構造が大きく変化してきております。また、一層深刻化するトラックドライバー不足が輸送対応力の低下や人件費の上昇を招くなど、物流事業者にとっては大変厳しい事業環境が想定される中で、成長を維持するための事業戦略、企業価値向上に向けた取り組みの重要性が一段と増してきております。
当連結会計年度におきましては、トランコムグループ中期経営計画「TRANCOM VISION 2020」の成長の軸である「人材・組織の強化」、「パートナー企業との関係構築」、「ICTの積極活用」の3点を推し進めるために、集中的に経営資源を配分し、企業価値の更なる向上に取り組みました。また、コア事業がそれぞれ質の高い機能を果たし、その競争力のある事業が有機的に結合することで、高いシナジーを創出する企業グループへと進化するべく、取り組みを推進いたしました。
これらの結果、当社グループの当連結会計年度の連結業績は以下のとおりです。

トランコムグループの連結業績 (単位:百万円)
2016年3月期2017年3月期対前期増減額対前期増減率
売上高126,244133,3137,0685.6
営業利益6,0175,681△336△5.6
経常利益5,9835,543△440△7.4
親会社株主に帰属する当期純利益3,6393,708691.9

事業セグメント別の業績 (単位:百万円)
2016年3月期2017年3月期対前期増減額対前期増減率
ロジスティクス
マネジメント事業
売上高46,02246,8227991.7
営業利益3,1112,705△406△13.1
物流情報サービス
事業
売上高68,68172,9724,2906.2
営業利益2,7632,8721083.9
インダストリアル
サポート事業
売上高8,5828,579△2△0.0
営業利益841344958.7
その他売上高4,3476,4862,13949.2
営業利益247196△50△20.3
連結消去売上高△1,388△1,547△158-
営業利益△189△227△38-
連結合計売上高126,244133,3137,0685.6
営業利益6,0175,681△336△5.6

(ロジスティクスマネジメント事業)
ロジスティクスマネジメント事業につきましては、お客様の物流機能への関心の高まりとニーズの多様化がますます進む中、物流品質の向上とコスト改善の追求に向けた取り組みを推進しました。
具体的には、お客様との共同会議を継続実施し、お客様の物流サービスレベル向上に資する提案の実行、業務の標準化や高度化を目的としたICT導入の試行、人材育成の強化、労働環境の整備など、現場運営力・改善力の向上に取り組みました。また、お客様に合わせたオーダーメイドの物流システムにオールトランコムのサービスメニューを効果的に組み合わせて提案し、その多様なニーズに応えることで未経験分野の物流業務を受託、稼働いたしました。

以上の結果、ロジスティクスマネジメント事業の売上高は、一部拠点の業務縮小・業務廃止の影響に加え既存拠点の物量の減少による減収要因はありましたが、前連結会計年度及び当連結会計年度に新規稼働した拠点の業績寄与等により、46,822百万円(前期比 1.7%増)となりました。
営業利益につきましては、当連結会計年度に稼動した拠点に関わる初期費用の計上に加え、既存拠点における売上高の減少に伴う利益の減少、一部拠点での生産性悪化等により、2,705百万円(同 13.1%減)となりました。

(物流情報サービス事業)
物流情報サービス事業につきましては、「お客様から期待される国内No.1のノンアセット輸送サービスの提供」をスローガンに新たな輸送ネットワークの確立、営業力の強化、パートナー企業との強固な関係構築等、更なる事業拡大に向けた取り組みを推進しました。
具体的には、アジャスター(求貨求車情報をマッチングする役割を担う担当者)の営業力を結束した定期貨物の獲得、蓄積された膨大なデータを瞬時に分析できるツールの機能拡充と定着による業務の効率化、更にはパートナー企業との関係強化に精力的に取り組みました。また、新たな輸送ネットワークとして、中ロットサービス(中量貨物の混載サービス)の事業化に向けて積極的な営業活動を進めました。

以上の結果、物流情報サービス事業の売上高は、チャーター部門に加え中ロット部門でも順調に成約件数を伸ばしたことにより、72,972百万円(前期比 6.2%増)となりました。
営業利益につきましては、売上高の増加に伴い利益が増加したことにより、2,872百万円(同 3.9%増)となりました。

(インダストリアルサポート事業)
インダストリアルサポート事業につきましては、2015年10月に㈱スマイルスタッフとトランコムISS㈱が事業統合して発足したトランコムSC㈱の新体制が期初より常軌化し、製造工程における業務請負及び人材派遣ビジネスの事業基盤の確立に向け、顧客ニーズを把握した提案型請負・派遣ビジネスを展開しました。
具体的には、既存顧客のシェア拡大や新規取引先の開拓、採用機能の見直しに加え、採用インフラの整備に向けた検討を進めました。

以上の結果、インダストリアルサポート事業の売上高は、国内における新規顧客の獲得や既存顧客の派遣社員の増員などにより国内部門は増収いたしましたが、海外拠点における業務撤退などの影響により、8,579百万円(前期比 0.0%減)となりました。
営業利益につきましては、国内部門の売上高増加に伴う利益の増加、不採算拠点の整理など費用の見直しを行ったことなどにより、134百万円(同 58.7%増)となりました。

(その他)
その他事業につきましては、Transfreight China Logistics Ltd.(以下「TFCL」という。)の連結子会社化により、売上高は、6,486百万円(前期比 49.2%増)となりました。
営業利益につきましては、海外事業展開に係る初期費用の計上などにより、196百万円(同 20.3%減)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ540百万円増加し、8,249百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益5,489百万円、減価償却費1,602百万円、減損損失585百万円、仕入債務の増加額597百万円などの資金の増加と、TFCLの連結化に伴う段階取得に係る差益595百万円、売上債権の増加額960百万円、法人税等の支払額1,919百万円などの資金の減少等により、結果として、5,390百万円の収入(前年同期 4,866百万円の収入)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出934百万円、連結範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出1,063百万円などの資金の減少等により、結果として、2,281百万円の支出(前年同期 1,287百万円の支出)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の減少1,500百万円、配当金の支払額769百万円などの資金の減少等により、結果として、2,500百万円の支出(前年同期 798百万円の支出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04208] S100AO7Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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