有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100VZPT (EDINETへの外部リンク)
朝日放送グループホールディングス株式会社 研究開発活動 (2025年3月期)
1. 朝日放送グループホールディングスではプライバシーに配慮した形で、各種データを格納したCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)を構築、このCDPのデータを用いて以下のようなワークフローおよびサービス開発やデータマーケティング支援を行いました。
●カスタマージャーニーの可視化
グループのWEBサイトを来訪するユーザーを増やすために、実際に来訪したカスタマーの動きを分析、各WEBサイトとの相関関係を可視化しました。
●顧客へのメール配信
CDPのデータからオーディエンスを生成・抽出し、当社が運営するふるさと納税サービス「ふるラボ」の会員に対してメールによるターゲティング施策を実施、同様の施策をABCファンライフが運営する「ABCミッケ」でも実施しました。
●各種プラットフォームから自社のデータを自動集約して、可視化・分析などを行うツールを導入、グループ社におけるデータドリブンなマーケティングを支援しました。
●一般社員を対象とし、リテラシー向上を目的とした勉強会を実施し、データに基づいた事業判断を行えるようになるための支援を行いました。
2. 生成AIを積極的に活用し、業務効率化や新たなアイデアの創出を図るため、情報漏洩の心配がなく、安心・安全に利用できる朝日放送グループ独自のChatGPT利用環境「ABChat(エビチャット)」を開発し、グループ全体に提供しています。さらに、生成AIを活用したサービスとして、人事局への問い合わせに対応するチャットボット、映像素材にメタデータを自動付与するメタ付けアプリの構築を行いました。加えて、エンターテインメント分野における取り組みとして、企業や施設の玄関受付やイベント会場において来訪者への挨拶や案内を行う「デジタルヒューマン」や、イベントなどで異世界に転生した自分の姿を仮想体験できる展示ブース「異世界転生」の試作開発を行いました。
3. 朝日放送グループホールディングスでは、最新の技術調査のために継続して海外展示会の視察を行っています。2024年度は、4月にGoogle Cloud NEXTを視察し、生成AIやデータエンジニアリングの最新情報をキャッチアップし、人脈構築も行うことができました。また、世界最大規模の最新テクノロジーの見本市のCES2025では映像体験・メディア・広告業界の最新動向、AIやテクノロジーの新技術動向の調査を行いました。
4. 朝日新聞社と共同で展開している「バーチャル高校野球」では、配信環境の変化に対応するために、必要なシステムの研究・検証を行いながら、毎年サービスや設備のアップグレードを行っています。2024年度は地方大会のエンコーダの統一および内製化ツールによるオペレーションにより、配信運用効率化を行いました。また、全国大会ではフルHD画質での配信を行い、品質の向上を実現し、HDRの配信検証も行いました。
5. 朝日放送テレビでは、Media over IP技術の研究・検証を進め、副調整室(サブ)、社内外の回線を取り扱う回線センター等のIP社内設備を順次導入、共用化によるコスト削減や拡張性に富む柔軟な設備構築に積極的に取り組んでいます。また、IOWNを利用した万博におけるリモートプロダクションの共用化などの活動を通して、NTT西日本をはじめ各社とも積極的に連携して新技術の検証を進めています。
6. NTTSportictとの協業で、タブレット端末による操作で簡単に本格的な試合配信ができる新たなサービス、次世代型マルチアングルライブ配信システム「STADIUM TUBE Touch」を開発しました。Webブラウザで簡単にライブ映像の切り替えが可能なクラウドシステムで、最大4台のカメラ接続、得点などのスコア表示やプレーのリプレイ挿入もボタン1つで可能です。2024年度のINTER BEE AWARD 2024 コンテンツ制作 / 放送・メディア(トータルソリューション)部門 で、グランプリを受賞しました。
7. 朝日放送テレビでは、番組やコンテンツ制作において、新技術を活用したワークフロー改善・コンテンツ価値向上に継続して取り組んでいます。
●取材素材の文字起こし自動化への取り組み
番組内容をわかりやすく伝えるために必要な文字テロップ作成は、取材素材の文字起こし作業なども伴うため、制作担当者にとって大きな負担となります。この取材素材の文字起こし作業について、AIを活用し高精度に自動化するアプリケーションを開発、このアプリケーションは「熱闘甲子園」などの番組で活用され、制作現場の負荷軽減に貢献、他の制作番組でも活用を進めています。
●コンテンツ配信に関わる素材編集自動化の取り組み
多岐にわたるコンテンツ配信先に対応した素材を提供するため、それぞれの配信先に対し素材編集作業を行っていましたが、「見逃し配信自動編集システム」を開発、見逃し配信プラットフォーム用コンテンツの編集自動化を実現し、作業負荷を大幅に軽減しました。
●コンテンツ制作におけるバーチャルセット活用の取り組み
汎用3D制作プラットフォームを活用し、カメラ映像とバーチャルセットを高度にリアルタイムで連動させる番組制作を実施しました。市販の3D_CG部品を組み合わせることで、バーチャルセット制作のワークフローを改善、高精細なセットを低コストで実現しています。さらに実証案件を継続し、ノウハウ蓄積に取り組んでいます。
●新たなCM手法開発の取り組み
長年、高校野球中継で「ワイプCM」を放送してきた知見を活かし、「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」でスポーツ視聴にとって重要な中継映像の送出を継続しながら、よりテレビ広告の価値をあげる取り組みとして、駅伝中継映像+動画広告+静止画広告の「トリプルスクリーンCM」を実施しました。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は192百万円であります。
●カスタマージャーニーの可視化
グループのWEBサイトを来訪するユーザーを増やすために、実際に来訪したカスタマーの動きを分析、各WEBサイトとの相関関係を可視化しました。
●顧客へのメール配信
CDPのデータからオーディエンスを生成・抽出し、当社が運営するふるさと納税サービス「ふるラボ」の会員に対してメールによるターゲティング施策を実施、同様の施策をABCファンライフが運営する「ABCミッケ」でも実施しました。
●各種プラットフォームから自社のデータを自動集約して、可視化・分析などを行うツールを導入、グループ社におけるデータドリブンなマーケティングを支援しました。
●一般社員を対象とし、リテラシー向上を目的とした勉強会を実施し、データに基づいた事業判断を行えるようになるための支援を行いました。
2. 生成AIを積極的に活用し、業務効率化や新たなアイデアの創出を図るため、情報漏洩の心配がなく、安心・安全に利用できる朝日放送グループ独自のChatGPT利用環境「ABChat(エビチャット)」を開発し、グループ全体に提供しています。さらに、生成AIを活用したサービスとして、人事局への問い合わせに対応するチャットボット、映像素材にメタデータを自動付与するメタ付けアプリの構築を行いました。加えて、エンターテインメント分野における取り組みとして、企業や施設の玄関受付やイベント会場において来訪者への挨拶や案内を行う「デジタルヒューマン」や、イベントなどで異世界に転生した自分の姿を仮想体験できる展示ブース「異世界転生」の試作開発を行いました。
3. 朝日放送グループホールディングスでは、最新の技術調査のために継続して海外展示会の視察を行っています。2024年度は、4月にGoogle Cloud NEXTを視察し、生成AIやデータエンジニアリングの最新情報をキャッチアップし、人脈構築も行うことができました。また、世界最大規模の最新テクノロジーの見本市のCES2025では映像体験・メディア・広告業界の最新動向、AIやテクノロジーの新技術動向の調査を行いました。
4. 朝日新聞社と共同で展開している「バーチャル高校野球」では、配信環境の変化に対応するために、必要なシステムの研究・検証を行いながら、毎年サービスや設備のアップグレードを行っています。2024年度は地方大会のエンコーダの統一および内製化ツールによるオペレーションにより、配信運用効率化を行いました。また、全国大会ではフルHD画質での配信を行い、品質の向上を実現し、HDRの配信検証も行いました。
5. 朝日放送テレビでは、Media over IP技術の研究・検証を進め、副調整室(サブ)、社内外の回線を取り扱う回線センター等のIP社内設備を順次導入、共用化によるコスト削減や拡張性に富む柔軟な設備構築に積極的に取り組んでいます。また、IOWNを利用した万博におけるリモートプロダクションの共用化などの活動を通して、NTT西日本をはじめ各社とも積極的に連携して新技術の検証を進めています。
6. NTTSportictとの協業で、タブレット端末による操作で簡単に本格的な試合配信ができる新たなサービス、次世代型マルチアングルライブ配信システム「STADIUM TUBE Touch」を開発しました。Webブラウザで簡単にライブ映像の切り替えが可能なクラウドシステムで、最大4台のカメラ接続、得点などのスコア表示やプレーのリプレイ挿入もボタン1つで可能です。2024年度のINTER BEE AWARD 2024 コンテンツ制作 / 放送・メディア(トータルソリューション)部門 で、グランプリを受賞しました。
7. 朝日放送テレビでは、番組やコンテンツ制作において、新技術を活用したワークフロー改善・コンテンツ価値向上に継続して取り組んでいます。
●取材素材の文字起こし自動化への取り組み
番組内容をわかりやすく伝えるために必要な文字テロップ作成は、取材素材の文字起こし作業なども伴うため、制作担当者にとって大きな負担となります。この取材素材の文字起こし作業について、AIを活用し高精度に自動化するアプリケーションを開発、このアプリケーションは「熱闘甲子園」などの番組で活用され、制作現場の負荷軽減に貢献、他の制作番組でも活用を進めています。
●コンテンツ配信に関わる素材編集自動化の取り組み
多岐にわたるコンテンツ配信先に対応した素材を提供するため、それぞれの配信先に対し素材編集作業を行っていましたが、「見逃し配信自動編集システム」を開発、見逃し配信プラットフォーム用コンテンツの編集自動化を実現し、作業負荷を大幅に軽減しました。
●コンテンツ制作におけるバーチャルセット活用の取り組み
汎用3D制作プラットフォームを活用し、カメラ映像とバーチャルセットを高度にリアルタイムで連動させる番組制作を実施しました。市販の3D_CG部品を組み合わせることで、バーチャルセット制作のワークフローを改善、高精細なセットを低コストで実現しています。さらに実証案件を継続し、ノウハウ蓄積に取り組んでいます。
●新たなCM手法開発の取り組み
長年、高校野球中継で「ワイプCM」を放送してきた知見を活かし、「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」でスポーツ視聴にとって重要な中継映像の送出を継続しながら、よりテレビ広告の価値をあげる取り組みとして、駅伝中継映像+動画広告+静止画広告の「トリプルスクリーンCM」を実施しました。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は192百万円であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04380] S100VZPT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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