有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YD4D (EDINETへの外部リンク)
朝日放送グループホールディングス株式会社 研究開発活動 (2026年3月期)
1. 朝日放送グループホールディングスではプライバシーに配慮した形で、各種データを格納したCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)を構築、このCDPのデータを用いて以下のようなワークフローおよびサービス開発やデータマーケティング支援を行ってきました。非構造化されたデータや、個人情報を含まないデータを含めた可視化・利活用のニーズにも対応すべく、このCDPをさらに強化し、Centralized Data Platformとして活用を推進しています。
●データの可視化/業務効率化
現場レベルでのデータドリブンな判断を推進すべく、一般社員によって主導できるよう伴走支援を行いながら、グループ各社/各部署と、データの可視化の取り組みを進めました。
●データ基盤による業務効率化
手動でデータを転記していたようなフローも基盤からの自動送出とすることで最新のデータが反映されると同時に業務負荷削減・業務効率向上に寄与しました。
●顧客へのメール配信施策
CDPのデータを活用し、ふるさと納税サービス「ふるラボ」の会員に対してメールによるターゲティング施策を実施、そのほか、「ABC ID」によるメール施策など、様々なメール施策を行えるよう仕組みを構築しました。A/Bテストのような試験的な取り組みも積極的に行われています。
●継続した勉強会の実施
継続して定期的に各社各部署の一般社員との勉強会を実施し、データに基づいた事業判断を行えるようになるための支援を行い続けています。
●AI Readyな基盤構築
業務フローにおけるAIの活用を目指した全体のコード化・属人化排除を徹底することで、AI Readyな基盤として構築されており、今後運用保守におけるAIの活用が見込まれます。
2. 生成AIを積極的に活用し、番組制作における業務効率化や新たな表現手法の創出を図るため、各種サービス開発に取り組みました。具体的には、ドラマのSNS発信用に撮影した写真の仕分け作業を効率化するアプリの開発を行い、制作現場の負担軽減と運用の高度化を実現しました。さらに、「あそばにゃそんそん」番組においては、生成AIを活用したナレーションシステムの構築に取り組み、コンテンツ制作における新たな活用手法の検証と実用化を進めました。加えて、エンターテインメント分野における取り組みとして、生成AIを活用して自分の顔を番組キャラクター風に変身させる「おはパスポート」を「おは朝パーク2025」にて販売したほか、来場者のお絵描きをAIが実況する展示ブースの試作開発や、生成AIを活用したコンテスト「天下一生成会」を開催しました。
3. 朝日放送グループホールディングスでは、最新の技術調査のために継続して海外展示会の視察を行っています。2025年度は、4月にGoogle Cloud Next 2025を視察し、生成AIやAIエージェント、データ基盤など、企業におけるAI活用の最新動向を調査しました。また、世界最大規模の最新テクノロジーの見本市であるCES2026では、映像体験・メディア業界の最新動向に加え、AI、ロボティクス、スマートデバイスなどの新技術動向の調査を行いました。
4. 朝日放送テレビでは、事業領域に関わる最新の技術調査のために継続して海外展示会の視察を行っています。2025年度は、4月に世界最大級の放送・映像技術国際見本市NABShow2025を視察、世界における放送・メディア・コンテンツ制作関連技術の最新情報をキャッチアップし、また、2026年2月に開催された世界最大規模の最新テクノロジーの見本市のCES2026では、視聴デバイス・AI・ロボティクス・ブロックチェーンなどテクノロジーの新技術動向調査を行いました。
5. 朝日新聞社と共同で展開している「バーチャル高校野球」は、2025年度にサービス開始から10周年という大きな節目を迎えました。配信環境の変化や配信機会の拡大などに柔軟に対応すべく、必要なシステムの研究・検証を重ね、毎年サービスや設備のアップグレードを継続しています。
6. 朝日放送テレビでは、Media over IP(MoIP)技術の研究・検証を継続して進めており、2025年度も以下の内容に取り組みました。
●2025年度JEITAを中心に設立された「MoIPコンソーシアム」に参加、業界全体におけるMoIP技術の底上げを視野に入れコンソーシアム参加メンバーにABCのスタジオで初心者向けのハンズオンを提供するなど、局や系列の垣根を超えた活動を展開しました。
●大阪・関西万博におけるIOWN検証
大阪・関西万博の開催期間において、ABC、万博会場、NTT堂島データセンターを次世代通信基盤であるIOWN回線で接続、ベースバンドIP伝送技術ST2110環境での安定動作の検証やリモートプロダクションの有効性評価など、MoIPに関する技術検証を行いました。その環境を用いて電気三学会関西支部主催の学生向けハンズオンセミナー「IOWNを活用したリモートプロダクション体験」に協力、さらに、万博終盤では、リモートプロダクションによる4K/HDR映像および立体音響を用いた花火中継制作(YouTube生配信)を実施しました。
●社内Media over IP基盤整備・検証の取り組み
前年度から進めていた回線センターシステムの更新において、MoIPの検討・検証を重ね基幹システムとして導入、大きなトラブルもなく安定した運用を続けています。この取り組みで得られたシステム構築や将来性に関しての知見をベースに、11月に行われた第62回民放技術報告会にて研究発表を行いました。
7. 2023年度からNTTSportictとの協業により、タブレット端末の操作だけで本格的な試合配信ができる次世代型マルチアングルライブ配信システム「STADIUM TUBE Touch」を開発し運用しています。本システムは、Webブラウザ上で直感的にライブ映像の切り替えができるクラウドサービスで、最大4台のカメラ接続に対応しており、得点などのスコア表示やプレーのリプレイ挿入も、ボタン1つでスムーズに実行できます。2025年度は機能アップの開発を継続し、「日本民間放送連盟賞」の技術部門において優秀賞を受賞致しました。
8. 朝日放送テレビでは、番組やコンテンツ制作において新技術を活用したワークフロー改善・コンテンツ価値向上に継続して取り組んでいます。
●AI活用によるポストプロダクション業務改善アプリの開発
○ドラマの再販や海外展開時に必要となる個別音源の確認作業について、AIを活用し効率化するツールを開発、作業時間の大幅な短縮(従来の1/2〜1/3)と精度向上を実現しています。(システム名:SE探偵)
○高精度音声認識AIを活用した文字起こしソフトを開発、2025年度は日本語の認識率をさらに改善し編集業務における負担軽減に貢献しています。(システム名:もじもじくん)
●バーチャルプロダクション技術を活用したコンテンツ制作ワークフロー革新の取り組み
バーチャルプロダクション制作では、AIと3D技術を活用し、企画から撮影・仕上げまでのワークフロー全体の効率化と表現力の向上を図っています。制作初期にはAIによるビジュアル生成でイメージを迅速に共有することや、リアルタイム3D制作エンジンを用いて3D空間上でカメラ配置やワーク・演出の動きなど、本番前にシミュレーションを行い演出やイメージを具体化することで、認識のズレや手戻りの削減・演出精度向上に繋げる取り組みを行っています。また、スタジオや屋外ロケ地などの実在空間を、そのまま3Dデータとして取り込みAIと組み合わせることで、より実物に近いリアルな空間表現をCG上で再現するなど、リアルな空間表現と本番撮影の効率・品質向上を実現しています。
●マルチプラットフォーム向けコンテンツ自動編集システムの開発
地上波OA向けに制作されたコンテンツのスタート・エンド部分の構成やCM尺長などを、各プラットフォームへの納品フォーマットに合わせるための自動編集システムを開発、導入により作業時間が約20%削減されるなど効率的な作業環境実現に繋げています。
●新たなCM手法開発の取り組み
2025年3月「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」にて行った、中継映像にCM映像と静止画広告を組み合わせる「トリプルスクリーンCM」を、2025年11月に行われた「阪神タイガース優勝記念パレード」の中継でも行い、TV広告価値の最大化に取り組みました。
●照明業務効率化システムの開発
国内初、GDTF(General Device Type Format)/MVR(My Virtual Rig)対応照明卓をパナソニックと共同開発。GDTFによる最新機材への即時対応と、MVRによる3D設定の自動化により、3Dシミュレーション環境構築にかかる準備時間について、これまで1〜2時間程度要していた事前準備を1分以内へと大幅に短縮し、照明現場における業務効率化を実現しました。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は221百万円であります。
●データの可視化/業務効率化
現場レベルでのデータドリブンな判断を推進すべく、一般社員によって主導できるよう伴走支援を行いながら、グループ各社/各部署と、データの可視化の取り組みを進めました。
●データ基盤による業務効率化
手動でデータを転記していたようなフローも基盤からの自動送出とすることで最新のデータが反映されると同時に業務負荷削減・業務効率向上に寄与しました。
●顧客へのメール配信施策
CDPのデータを活用し、ふるさと納税サービス「ふるラボ」の会員に対してメールによるターゲティング施策を実施、そのほか、「ABC ID」によるメール施策など、様々なメール施策を行えるよう仕組みを構築しました。A/Bテストのような試験的な取り組みも積極的に行われています。
●継続した勉強会の実施
継続して定期的に各社各部署の一般社員との勉強会を実施し、データに基づいた事業判断を行えるようになるための支援を行い続けています。
●AI Readyな基盤構築
業務フローにおけるAIの活用を目指した全体のコード化・属人化排除を徹底することで、AI Readyな基盤として構築されており、今後運用保守におけるAIの活用が見込まれます。
2. 生成AIを積極的に活用し、番組制作における業務効率化や新たな表現手法の創出を図るため、各種サービス開発に取り組みました。具体的には、ドラマのSNS発信用に撮影した写真の仕分け作業を効率化するアプリの開発を行い、制作現場の負担軽減と運用の高度化を実現しました。さらに、「あそばにゃそんそん」番組においては、生成AIを活用したナレーションシステムの構築に取り組み、コンテンツ制作における新たな活用手法の検証と実用化を進めました。加えて、エンターテインメント分野における取り組みとして、生成AIを活用して自分の顔を番組キャラクター風に変身させる「おはパスポート」を「おは朝パーク2025」にて販売したほか、来場者のお絵描きをAIが実況する展示ブースの試作開発や、生成AIを活用したコンテスト「天下一生成会」を開催しました。
3. 朝日放送グループホールディングスでは、最新の技術調査のために継続して海外展示会の視察を行っています。2025年度は、4月にGoogle Cloud Next 2025を視察し、生成AIやAIエージェント、データ基盤など、企業におけるAI活用の最新動向を調査しました。また、世界最大規模の最新テクノロジーの見本市であるCES2026では、映像体験・メディア業界の最新動向に加え、AI、ロボティクス、スマートデバイスなどの新技術動向の調査を行いました。
4. 朝日放送テレビでは、事業領域に関わる最新の技術調査のために継続して海外展示会の視察を行っています。2025年度は、4月に世界最大級の放送・映像技術国際見本市NABShow2025を視察、世界における放送・メディア・コンテンツ制作関連技術の最新情報をキャッチアップし、また、2026年2月に開催された世界最大規模の最新テクノロジーの見本市のCES2026では、視聴デバイス・AI・ロボティクス・ブロックチェーンなどテクノロジーの新技術動向調査を行いました。
5. 朝日新聞社と共同で展開している「バーチャル高校野球」は、2025年度にサービス開始から10周年という大きな節目を迎えました。配信環境の変化や配信機会の拡大などに柔軟に対応すべく、必要なシステムの研究・検証を重ね、毎年サービスや設備のアップグレードを継続しています。
6. 朝日放送テレビでは、Media over IP(MoIP)技術の研究・検証を継続して進めており、2025年度も以下の内容に取り組みました。
●2025年度JEITAを中心に設立された「MoIPコンソーシアム」に参加、業界全体におけるMoIP技術の底上げを視野に入れコンソーシアム参加メンバーにABCのスタジオで初心者向けのハンズオンを提供するなど、局や系列の垣根を超えた活動を展開しました。
●大阪・関西万博におけるIOWN検証
大阪・関西万博の開催期間において、ABC、万博会場、NTT堂島データセンターを次世代通信基盤であるIOWN回線で接続、ベースバンドIP伝送技術ST2110環境での安定動作の検証やリモートプロダクションの有効性評価など、MoIPに関する技術検証を行いました。その環境を用いて電気三学会関西支部主催の学生向けハンズオンセミナー「IOWNを活用したリモートプロダクション体験」に協力、さらに、万博終盤では、リモートプロダクションによる4K/HDR映像および立体音響を用いた花火中継制作(YouTube生配信)を実施しました。
●社内Media over IP基盤整備・検証の取り組み
前年度から進めていた回線センターシステムの更新において、MoIPの検討・検証を重ね基幹システムとして導入、大きなトラブルもなく安定した運用を続けています。この取り組みで得られたシステム構築や将来性に関しての知見をベースに、11月に行われた第62回民放技術報告会にて研究発表を行いました。
7. 2023年度からNTTSportictとの協業により、タブレット端末の操作だけで本格的な試合配信ができる次世代型マルチアングルライブ配信システム「STADIUM TUBE Touch」を開発し運用しています。本システムは、Webブラウザ上で直感的にライブ映像の切り替えができるクラウドサービスで、最大4台のカメラ接続に対応しており、得点などのスコア表示やプレーのリプレイ挿入も、ボタン1つでスムーズに実行できます。2025年度は機能アップの開発を継続し、「日本民間放送連盟賞」の技術部門において優秀賞を受賞致しました。
8. 朝日放送テレビでは、番組やコンテンツ制作において新技術を活用したワークフロー改善・コンテンツ価値向上に継続して取り組んでいます。
●AI活用によるポストプロダクション業務改善アプリの開発
○ドラマの再販や海外展開時に必要となる個別音源の確認作業について、AIを活用し効率化するツールを開発、作業時間の大幅な短縮(従来の1/2〜1/3)と精度向上を実現しています。(システム名:SE探偵)
○高精度音声認識AIを活用した文字起こしソフトを開発、2025年度は日本語の認識率をさらに改善し編集業務における負担軽減に貢献しています。(システム名:もじもじくん)
●バーチャルプロダクション技術を活用したコンテンツ制作ワークフロー革新の取り組み
バーチャルプロダクション制作では、AIと3D技術を活用し、企画から撮影・仕上げまでのワークフロー全体の効率化と表現力の向上を図っています。制作初期にはAIによるビジュアル生成でイメージを迅速に共有することや、リアルタイム3D制作エンジンを用いて3D空間上でカメラ配置やワーク・演出の動きなど、本番前にシミュレーションを行い演出やイメージを具体化することで、認識のズレや手戻りの削減・演出精度向上に繋げる取り組みを行っています。また、スタジオや屋外ロケ地などの実在空間を、そのまま3Dデータとして取り込みAIと組み合わせることで、より実物に近いリアルな空間表現をCG上で再現するなど、リアルな空間表現と本番撮影の効率・品質向上を実現しています。
●マルチプラットフォーム向けコンテンツ自動編集システムの開発
地上波OA向けに制作されたコンテンツのスタート・エンド部分の構成やCM尺長などを、各プラットフォームへの納品フォーマットに合わせるための自動編集システムを開発、導入により作業時間が約20%削減されるなど効率的な作業環境実現に繋げています。
●新たなCM手法開発の取り組み
2025年3月「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」にて行った、中継映像にCM映像と静止画広告を組み合わせる「トリプルスクリーンCM」を、2025年11月に行われた「阪神タイガース優勝記念パレード」の中継でも行い、TV広告価値の最大化に取り組みました。
●照明業務効率化システムの開発
国内初、GDTF(General Device Type Format)/MVR(My Virtual Rig)対応照明卓をパナソニックと共同開発。GDTFによる最新機材への即時対応と、MVRによる3D設定の自動化により、3Dシミュレーション環境構築にかかる準備時間について、これまで1〜2時間程度要していた事前準備を1分以内へと大幅に短縮し、照明現場における業務効率化を実現しました。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は221百万円であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04380] S100YD4D)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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