セントラルスポーツ株式会社 研究開発活動 (2024年3月期)

当社グループ(当社及び連結子会社)は、『0歳から一生涯の健康づくりに貢献する』を経営理念とし、会員制スポーツクラブ経営を主要事業としております。本事業において会員に提供する運動プログラムの品質管理を統括するアカデミー部が中心となり、ライフスタイルや環境が大きく変化している社会において、一人一人のニーズに対応できるよう企業や大学と連携し「メディカルフィットネス」「健康と美」「運動と食」などの幅広い分野の新たなプログラムやサービスの開発、競泳や体操競技をはじめとしたトップアスリートの育成・強化システムの研究開発活動等を行っております。なお、当連結会計年度の当社グループにおける研究開発活動の全ては、会員制スポーツクラブ経営事業に係るものであり、当連結会計年度における研究開発費は133百万円であります。
(1)研究開発活動の方針
0歳から一生涯の健康づくりに貢献するプログラムの開発、インストラクターの教育
①時代の流れと顧客のニーズを的確に捉えた新規プログラム開発
②確かな指導を提供する人材の育成と管理
③既存プログラムの管理と改善
④安全管理
なお、研究開発活動は次に掲げる4つの課題を柱として行われております。
○メンバーの運動目的・来館目的の達成に貢献するための健康及び運動プログラムとシステムの開発
○クラブの安全管理に関するシステムの開発
○選手の育成に関するシステムの開発
○上記に関連する制作物の開発
(2)研究開発活動の体制
研究開発活動の体制については下記のとおりでありますが、プログラムの内容によりクラブのインストラクターとプロジェクトチームを発足させて開発を行うこともあります。開発過程に顧客体験会を実施し、顧客視点を取り入れた研究開発をしています。また、各プログラムの運動強度・消費エネルギー・身体への有効性等の調査を研究所で行うとともに、医療機関や他企業との提携により、運動効果の検証・調査・意見交換等を行っております。

(3)研究開発成果及びその主な内容

研究開発課題	項 目	内 容
顧客層拡大に向けた プログラム開発	LatiLati	ラテン・エアロ・HIPHOPなど様々なダンス要素の入ったシンプルな有酸素運動のプログラム。
	SOUND GYM (WALK/JOG)	スマートフォンで音楽と音声を聞きながら、マシンジムでセルフトレーニング(WALK/JOG)をサポートする「音声指導プログラム」。
	カラダデトックス (春)(夏)	がんばらないエクササイズと漢方の知識を合わせ、カラダ本来のキレイと元気を取りもどすプログラム。足裏リンパを刺激して血行や老廃物の排泄を促し、体を自然な状態にリセット。
	メディカルフィットネスシリーズ	病気やケガの予防・改善を目的とした、科学的エビデンスに基づく健康運動プログラム。 「肩こり予防改善」「メタボ予防改善」「足底バランス改善」「ロコモ改善予防」など
	ビューティ プロジェクトシリーズ	KUBIRE:ウエストとヒップのシンプルなエクササイズを行うことで、おなかのくびれを作りスタイルアップを目指すプログラム。 HIP:ヒップの大きさだけでなく「形を美しく整える」をテーマに、ヒップを構成している筋肉を鍛えて、理想のヒップラインを目指すプログラム。 SENAKA:背中周りの筋肉を鍛え、背中をスッキリ整え、きれいに見せるプログラム。
	X-CORE シリーズ	短時間・高強度・安全(低衝撃)のHILITプログラム。※HILIT(High Intensity Low-impact Training)は高強度低衝撃トレーニング。 FIGHTING:体幹(CORE)を意識したトレーニングを軸に、格闘技動作を組合せた、爽快感あふれるレッスンで脂肪燃焼を目指すプログラム。 DANCING:シンプルなダンス動作と、高強度トレーニングと組み合わせることで、短時間で脂肪燃焼を目指すプログラム。 TRAINING:立位での複合的なアクティブトレーニングで心拍数を上げ、コアを主なターゲットとしたフロアパートと組み合わせながら、短時間で脂肪燃焼を目指すプログラム。
	エアサイクルフィットネス ワークアウト (リニューアル)	消費カロリー抜群のサイクルエクササイズに、筋力トレーニングが融合。超・効果的な運動効果で、脂肪燃焼、体質改善を楽しく目指すプログラム。
	シニアフィットネス 「からだアクティブ」	いくつになっても、いつまでもアクティブに動ける体づくりを目指し、コンディショニングと筋力トレーニング、有酸素運動を行うプログラム。