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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009B8Y

有価証券報告書抜粋 株式会社セプテーニ・ホールディングス 業績等の概要 (2016年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)経営成績に関する分析
当社グループは、当連結会計年度よりIFRSを適用しており、前連結会計年度の数値もIFRSに組み替えて比較分析を行っております。

(当期の経営成績)
当社グループの事業領域であるインターネットビジネスを取り巻く環境につきましては、スマートフォンの普及が急速に進んでおり、その世帯保有率は2015年末時点で72.0%にまで達しております(出所:総務省「2016年版情報通信白書」)。このように、スマートフォンがインターネット利用デバイスの主流になったことで、スマートフォン向けの広告や各種サービス・コンテンツの市場が拡大しているほか、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)をはじめとするソーシャルメディアもその影響力を一層強めており、そのメディア特性を活かしたマーケティング支援の需要も一段と高まっております。また、このような環境変化は、インターネットビジネスにおけるグローバル展開を促進することにもつながっており、海外での事業機会も広がっております。
このような状況のもと、当社グループにおいては、成長分野である「モバイル」、「ソーシャル」、「グローバル」に注力した事業展開を推進し、主力のネットマーケティング事業において引き続き業容拡大と収益性向上を両立することができました。また、将来的な競争力強化のために人材や新規事業等への先行投資も積極的に行いました。 これらの結果、収益は17,060百万円(前期比19.6%増)、Non-GAAP営業利益は3,841百万円(前期比26.8%増)、営業利益は3,730百万円(前期比44.6%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,519百万円(前期比7.1%増)となり、実質的に5期連続で過去最高益を更新いたしました。

報告セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
なお、当連結会計年度より報告セグメントの変更を行っており、従来の「ネットマーケティング事業」、「メディアコンテンツ事業」に加え、新たに「ノンコア事業」を報告セグメントに追加しております。当該内容の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表に関する注記 4.セグメント情報」をご参照ください。
下記の事業別業績説明の前年同期比較については、新たな事業区分に組み替えた前年同期実績をもとに算出しております。

①ネットマーケティング事業
インターネットを活用した包括的なマーケティング支援サービスを企業向けに展開しております。具体的には、インターネット広告の販売やウェブソリューション(サイト構築・運用、SEO等)の提供をはじめ、自社サービスとしてアドネットワーク等のマーケティングプラットフォームやクラウド型CRMサービスの運営を手がけております。
当連結会計年度においては、スマートフォン向けの運用型広告を中心とするネット広告市場の拡大を背景に、「モバイル」、「ソーシャル」、「グローバル」という成長分野へ注力したことが奏功し、順調に業容を拡大させるとともに収益性の向上も両立できました。スマートフォン向け広告においては、需要の拡大とともに広告商品の多様化も進んだことで高成長が続き、取扱高は前期比約1.4倍となりました。また、当社グループが強みを持つSNSを活用したマーケティング支援サービスを中心とするソーシャル事業についても、主力のFacebook広告に加えInstagramやLINEといったメディアのラインアップが広がったことが寄与し、取扱高は前期比約1.4倍に伸長いたしました。一方、グローバル展開については、2ヶ所の拠点(ニューヨーク、北京)を新設するなど、新たな市場開拓に向けた事業基盤の整備を推進いたしましたが、既存の大型案件における出稿減の影響もあり、取扱高は前期比で微減となりました。
これらの結果、収益は13,409百万円(前期比20.8%増)、Non-GAAP営業利益は5,331百万円(前期比39.7%増)となりました。
②メディアコンテンツ事業
「マンガコンテンツ事業」では、自社IP(知的財産)の企画・開発を目的に、マンガ家の育成・輩出、マンガ配信サービスの運営を手がけております。その他に、社内ベンチャーから生まれた新規事業として、「採用プラットフォーム事業」、「社会貢献プラットフォーム事業」、「医療プラットフォーム事業」等を展開しております。
当連結会計年度のマンガコンテンツ事業においては、マンガアプリ「GANMA!」の規模拡大のための先行投資を積極的に実施いたしました。その結果、GANMA!のユーザー数は大幅に増加し、アプリの累計ダウンロード数は2016年9月末時点で約377万と前期末比で約2.1倍にまで拡大いたしました。収益化に向けた動きとしては、GANMA!に掲載される広告の販売を開始したほか、自社IPである連載マンガ作品の商業化も推進し、当期中には新たに27作品が書籍化され、合計43巻の単行本を刊行いたしました。
一方、新規事業では、「医療プラットフォーム事業」を新たに連結対象にいたしました。
これらの結果、収益は601百万円(前期比190.7%増)、Non-GAAP営業損失は718百万円(前期は530百万円のNon-GAAP営業損失)となりました。

③ノンコア事業
モバイルゲーム事業が属しております。当連結会計年度においては、新作ゲームタイトルが堅調に推移したものの、大型プロモーションの実施に伴って広告宣伝費が大幅に増加し、収益は3,200百万円(前期比4.2%増)、Non-GAAP営業損失は326百万円(前期は122百万円のNon-GAAP営業利益)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における「現金及び現金同等物」は前連結会計年度末に比べて3,786百万円増加し、15,481百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と主な内容は、以下のとおりであります。

①営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度において営業活動の結果、3,209百万円の資金流入(前連結会計年度は1,874百万円の資金流入)となりました。これは主に、法人所得税の支払い1,597百万円があった一方、運転資本の回収469百万円、継続事業からの税引前当期利益3,847百万円を計上したことによるものであります。

②投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度において投資活動の結果、109百万円の資金流出(前連結会計年度は1,258百万円の資金流入)となりました。これは主に、有価証券の取得及び売却によるネットの資金流入80百万円(有価証券の取得による資金流出197百万円、売却による資金流入277百万円)があった一方、無形資産の取得による資金流出が262百万円となったことによるものであります。

③財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度において財務活動の結果、801百万円の資金流入(前連結会計年度は124百万円の資金流出)となりました。これは主に、配当金の支払い363百万円があった一方、長期借入金によるネットの資金流入514百万円(長期借入金の返済による資金流出186百万円、長期借入れによる資金流入700百万円)、支配喪失を伴わない子会社株式の売却による資金流入884百万円となったことによるものであります。

(3)並行開示情報
連結財務諸表規則(第7章及び第8章を除く。以下「日本基準」という。)により作成した要約連結財務諸表及びIFRSにより作成した連結財務諸表における主要な項目と日本基準により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項は、以下のとおりであります。
なお、日本基準により作成した当連結会計年度の要約連結財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査を受けておりません。
また、記載金額は、表示単位未満を切り捨てて表示しております。
①要約連結貸借対照表(日本基準)
(単位:千円)

前連結会計年度
(2015年9月30日)
当連結会計年度
(2016年9月30日)
資産の部
流動資産22,486,73024,581,368
固定資産
有形固定資産248,905254,839
無形固定資産341,935231,510
投資その他の資産2,310,2752,957,375
固定資産合計2,901,1173,443,726
資産合計25,387,84828,025,095
負債の部
流動負債12,941,28413,536,494
固定負債160,3757,635
負債合計13,101,65913,544,129
純資産の部
株主資本11,200,08713,992,519
その他の包括利益累計額89,475191,069
新株予約権35,50956,102
非支配株主持分961,116241,273
純資産合計12,286,18814,480,965
負債純資産合計25,387,84828,025,095


②要約連結損益計算書(日本基準)
(単位:千円)

前連結会計年度
(自 2014年10月1日
至 2015年9月30日)
当連結会計年度
(自 2015年10月1日
至 2016年9月30日)
売上高64,547,68573,280,513
売上原価52,851,02960,497,892
売上総利益11,696,65512,782,620
販売費及び一般管理費8,942,6858,635,485
営業利益2,753,9694,147,135
営業外収益437,127131,919
営業外費用73,043213,471
経常利益3,118,0524,065,584
特別利益1,238,985982,005
特別損失295,91312,393
税金等調整前当期純利益4,061,1245,035,196
法人税等合計1,739,5111,869,426
当期純利益2,321,6133,165,770
非支配株主に帰属する当期純利益又は
非支配株主に帰属する当期純損失(△)
△76,44518,427
親会社株主に帰属する当期純利益2,398,0593,147,343

③要約連結包括利益計算書(日本基準)
(単位:千円)

前連結会計年度
(自 2014年10月1日
至 2015年9月30日)
当連結会計年度
(自 2015年10月1日
至 2016年9月30日)
当期純利益2,321,6133,165,770
その他の包括利益△92,51983,915
包括利益2,229,0943,249,685
(内訳)
親会社株主に係る包括利益2,310,5183,248,937
非支配株主に係る包括利益△81,423748


④要約連結株主資本等変動計算書(日本基準)
前連結会計年度(自 2014年10月1日 至 2015年9月30日)
(単位:千円)

株主資本その他の包括利益累計額新株予約権非支配株主持分純資産合計
当期首残高9,000,284177,01629,746996,21510,203,263
当期変動額2,199,803△87,5405,762△35,0992,082,924
当期末残高11,200,08789,47535,509961,11612,286,188

当連結会計年度(自 2015年10月1日 至 2016年9月30日)
(単位:千円)

株主資本その他の包括利益累計額新株予約権非支配株主持分純資産合計
当期首残高11,200,08789,47535,509961,11612,286,188
当期変動額2,792,432101,59420,592△719,8422,194,776
当期末残高13,992,519191,06956,102241,27314,480,965


⑤要約連結キャッシュ・フロー計算書(日本基準)
(単位:千円)

前連結会計年度
(自 2014年10月1日
至 2015年9月30日)
当連結会計年度
(自 2015年10月1日
至 2016年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー1,874,0233,445,670
投資活動によるキャッシュ・フロー1,257,54549,442
財務活動によるキャッシュ・フロー△123,895△736,485
現金及び現金同等物に係る換算差額△1,133△114,118
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)3,006,5402,644,508
現金及び現金同等物の期首残高8,687,96511,694,506
現金及び現金同等物の期末残高11,694,50614,339,014

⑥連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更(日本基準)
(連結の範囲及び持分法適用に関する事項)
2015年11月9日、当社はアクセルマーク株式会社普通株式を一部譲渡し、財務諸表等規則第8条第3項に規定する当社の子会社に該当しないこととなりました。そのため、連結範囲から除外し、持分法適用関連会社としております。
なお、IFRSにおいては同社を実質的に支配していると判断されるため、連結の範囲に含めております。

(4)IFRSにより作成した連結財務諸表における主要な項目と日本基準により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項
①収益の純額表示
日本基準のもとでは、顧客から受け取る対価の総額にて表示しておりましたが、IFRSにおいては、当社が取引の「主たる契約者」に該当する場合には顧客から受け取る対価の総額で表示し、「代理人等」に該当する場合には顧客から受け取る対価の総額から第三者に対する手数料その他の支払額を差し引いた純額で表示しております。

②のれんの償却
日本基準のもとでは、のれん償却については、償却年数を見積り、その年数で償却することとしておりますが、IFRSにおいては、のれんの償却は行わず、減損テストにより必要な場合は減損損失を計上しており、取得原価から減損損失累計額を控除した金額で測定しております。これにより、のれん、利益剰余金等で変動が生じております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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