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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100801V

有価証券報告書抜粋 エムスリー株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
医師会員約25万人が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開をしています。
製薬会社向けのマーケティング支援サービス(「MR君」ファミリー)は、基本的な「提携企業」サービスに加え、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」サービス、会員医師に対してピンポイントでアプローチする「ワンポイントeディテール」サービス、「m3.com」上で開催される講演会を会員医師が視聴する「Web講演会」サービスと、意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。2016年1月には病院検索、薬検索、医療情報サイトなどを運営する株式会社QLifeを子会社化し、DTC(Direct To Consumer)市場に進出しました。
治験支援関連サービスは、治験に参加する施設・対象患者を発見する治験支援サービス「治験君」を核に、大規模臨床研究支援サービスを提供するメビックス株式会社、治験業務の支援を行う株式会社MICメディカル及び株式会社メディサイエンスプラニング、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を支援するSMOである株式会社イスモ(e-SMO)及びノイエス株式会社(以下、「ノイエス」)、海外のバイオ医薬品企業を中心に、グローバル医薬品開発における日本及びアジアでの開発を支援する株式会社Integrated Development Associates(以下、「IDA」)、バイオテクノロジーを応用した先端医療技術を中心に、早期実用化に向けた研究開発活動全般を支援するPOCクリニカルリサーチ株式会社(以下、「POCクリニカルリサーチ」)を通じて提供しています。
会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」(http://www.AskDoctors.jp/)、診療所の経営をサポートする「m3.com 開業・経営」等のプラットフォームを活用した派生サービスの拡充も進めています。
医師、薬剤師向けの求人求職支援サービスを提供するエムスリーキャリア株式会社(以下、「エムスリーキャリア」)、クリニックの診療予約サービスを提供するアイチケット株式会社、医療用医薬品専門の広告代理店であるリノ・メディカル株式会社、電子カルテ等の開発・販売及びサポートを手掛ける株式会社シィ・エム・エス(以下、「シィ・エム・エス」)、次世代MR「メディカルマーケター」の育成、提供を行うエムスリーマーケティング株式会社(以下、「エムスリーマーケティング」)においてもサービス展開を進めています。
海外においては、米国で、医療従事者向けウェブサイト「MDLinx」を運営し、この会員基盤を活かした製薬会社向けサービスの展開が順調に進んでいる他、M&Aの活用等により医師向けの転職支援サービスも拡大しています。業務提携の効果もあり、米国において60万人以上の医師にリーチできる体制となっています。また、英国では約20万人の医師会員を擁する医師向けウェブサイト「Doctors.net.uk」において、製薬会社向けサービスの展開を進めており、英国版MR君も開始しています。さらに、中国において医療従事者向けウェブサイトに登録する医師会員数は150万人を超え、中国版MR君は順調に拡大しつつあります。
日本、米国、欧州、中国、韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルに登録する医師は合計で300万人を超えており、医師パネルを活用したグローバルな調査サービスの提供も行っています。

当連結会計年度の業績は、以下の通りです。
(当期の業績) (単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
比較増減
売上収益51,34664,660+13,315+25.9%
営業利益16,06120,022+3,961+24.7%
税引前当期利益16,17419,950+3,776+23.3%
当期利益10,42813,493+3,065+29.4%

(セグメントの業績) (単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
比較増減
医療
ポータル
セグメント売上収益22,43625,234+2,799+12.5%
セグメント利益12,89014,844+1,953+15.2%
エビデンス
ソリューション
セグメント売上収益13,19519,992+6,797+51.5%
セグメント利益1,7993,908+2,109+117.2%
海外セグメント売上収益10,98013,810+2,830+25.8%
セグメント利益1,4301,614+184+12.9%
診療プラット
フォーム
セグメント売上収益2,8182,902+84+3.0%
セグメント利益290239△51△17.6%
営業プラット
フォーム
セグメント売上収益1,2551,283+29+2.3%
セグメント利益△192△5+186-
その他セグメント売上収益1,4842,574+1,090+73.5%
セグメント利益49532+482+974.3%
調整額セグメント売上収益(822)(1,134)--
セグメント利益(206)(1,113)--
企業結合に伴う再測定による利益-3+3-
合計売上収益51,34664,660+13,315+25.9%
営業利益16,06120,022+3,961+24.7%

① 医療ポータル
医療関連会社マーケティング支援分野の売上収益は、12,784百万円(前期比4.2%増)となりました。「MR君」サービスをはじめとする「MR君」ファミリーは、一部顧客が特殊要因により利用を一時的に抑制されたことや、「MR君」の新たなビジネススキームとなる成功報酬モデルの導入に向けた準備にリソースを充当したことで第1四半期から第3四半期の9ヶ月間は前年並みで推移しましたが、第4四半期の3ヶ月では既存案件での利用拡大や新規案件の獲得が進み、売上収益は前期比で22%増となる等、成長ペースが回復してきました。
調査分野の売上収益は2,567百万円(前期比22.5%増)となりました。営業体制の整備が進み、製薬会社等への直販が拡大しました。
その他分野の売上収益は、9,884百万円(前期比22.4%増)となりました。エムスリーキャリアの医師向け人材紹介事業を中心に拡大しました。
これらの結果、医療ポータルセグメントの売上収益は、25,234百万円(前期比12.5%増)となりました。
売上原価と販売費及び一般管理費の総額は、エムスリーグループ業容拡大に伴う人件費増加等の要因を中心に、10,756百万円(前期比11.4%増)となりました。
以上の結果、医療ポータルのセグメント利益は14,844百万円(前期比15.2%増)となりました。

② エビデンスソリューション
治験プロジェクトが順調に進展したことに加え、2015年3月にIDA、2015年4月にノイエス及び2015年7月にPOCクリニカルリサーチが新たに子会社となり連結業績に加わったことにより、売上収益は19,992百万円(前期比51.5%増)となりました。治験プロジェクトの順調な進展は、拡大するプロジェクト(セグメント合計では230億円程度のビジネス規模に達する)に対応して、先行的に行った積極的な人材採用による人件費の増加や構造改革中のノイエスの赤字等を吸収し、セグメント利益は3,908百万円(前期比117.2%増)となりました。

③ 海外
米英においては、調査サービスと医師の転職支援サービスの拡大等により、売上収益は12,438百万円(前期比23.4%増)となりました。米国において当社eメールサーバーがスパム送信に使われていると誤って認識されてしまう事象が発生していたことにより、広告サービスが減収となりましたが、本事象については既に解消しています。中国においては、中国版MR君の利用が10社20薬剤まで拡大する等、好調に推移し増収となりました。費用面では、米国においてProfiles, Inc.(以下、「Profiles」)の事業譲受及びThe Medicus Firm, LLC(以下、「The Medicus Firm」)の子会社化に関する一時的な費用として合計156百万円が発生しています。これらにより、海外セグメントの売上収益は13,810百万円(前期比25.8%増)、セグメント利益は1,614百万円(前期比12.9%増)となりました。
④ 診療プラットフォーム
シィ・エム・エスの事業の売上収益はほぼ前年並みの2,902百万円(前期比3.0%増)となりました。将来の成長を見据えた人員の増強を進めた結果、セグメント利益は239百万円(前期比17.6%減)となりました。

⑤ 営業プラットフォーム
エムスリーマーケティングの事業が順調に拡大しました。メディカルマーケターの稼働率の上昇による売上収益の増加が、先行的に行った積極的な人材採用による人件費の増加を吸収し、売上収益は1,283百万円(前期比2.3%増)、セグメント利益は△5百万円(前期比186百万円改善)となりました。

⑥ その他
全体として事業は順調に推移し、売上収益は2,574百万円(前期比73.5%増)、セグメント利益は532百万円(前期比974.3%増)となりました。

以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上収益は64,660百万円(前期比25.9%増)、営業利益は20,022百万円(前期比24.7%増)、税引前当期利益は19,950百万円(前期比23.3%増)、当期利益は13,493百万円(前期比29.4%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度残高より2,068百万円増加し、21,975百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、12,136百万円の収入(前期比2,820百万円の収入増)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期利益19,950百万円であり、支出の主な内訳は法人所得税の支払額5,473百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,607百万円の支出(前期比867百万円の支出減)となりました。The Medicus Firm等の子会社化に伴う連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,672百万円、Profiles等の事業譲受による支出643百万円が発生しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは、5,267百万円の支出(前期比2,885百万円の支出増)となりました。主な内訳は、親会社の株主への配当金の支払2,586百万円、新たに子会社となったノイエス等の短期借入金の返済による支出1,865百万円です。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05425] S100801V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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