シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ARBB

有価証券報告書抜粋 エムスリー株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
国内においては、医師会員25万人以上が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開をしています。
製薬会社向けのマーケティング支援サービス(「MR君」ファミリー)は、基本的な「提携企業」サービスに加え、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」サービス、会員医師に対してピンポイントでアプローチする「ワンポイントeディテール」サービス、「m3.com」上で開催される講演会を会員医師が視聴する「Web講演会」サービスと、意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。
治験支援関連サービスは、治験に参加する施設・対象患者を発見する治験支援サービス「治験君」を核に、大規模臨床研究支援サービスを提供するメビックス株式会社、治験業務の支援を行う株式会社MICメディカル及び株式会社メディサイエンスプラニング、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を支援するSMOである株式会社イスモ(e-SMO)及びノイエス株式会社を通じて提供しています。
会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」(http://www.AskDoctors.jp/)、診療所の経営をサポートする「m3.com 開業・経営」等のプラットフォームを活用した派生サービスの拡充も進めています。
医師、薬剤師向けの求人求職支援サービスを提供するエムスリーキャリア株式会社(以下、「エムスリーキャリア」)、電子カルテ等の開発・販売及びサポートを手掛ける株式会社シィ・エム・エス(以下、「シィ・エム・エス」)、次世代MR「メディカルマーケター」の育成、提供を行うエムスリーマーケティング株式会社(以下、「エムスリーマーケティング」)、医療福祉系国家試験の対策等の事業を行う株式会社テコム(以下、「テコム」)、医療系広告代理店であるリノ・メディカル株式会社、株式会社インフロント、株式会社インサイト・アイにおいてもサービス展開を進めています。
海外においては、米国で、医療従事者向けウェブサイト「MDLinx」を運営し、この会員基盤を活かした製薬会社向けサービスの展開を行っている他、医師向けの転職支援サービスも拡大しています。業務提携の効果もあり、米国において60万人以上の医師にリーチできる体制となっています。英国では、約20万人の医師会員を擁する医師向けウェブサイト「Doctors.net.uk」において、製薬会社向けサービスの展開を進めています。中国においては、医療従事者向けウェブサイトに登録する医師会員数は200万人に迫り、順調に拡大しつつあります。2016年8月にはインドにおいて合弁事業を開始、2016年11月にはフランス、ドイツ、スペインで医薬品情報データベースの提供を行うVidal Groupの子会社化を完了しました。
日本、米国、欧州、中国、韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルに登録する医師は合計で400万人を超えており、医師パネルを活用したグローバルな調査サービスの提供も行っています。

当連結会計年度の業績は、以下の通りです。
(当期の業績) (単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
比較増減
売上収益64,66078,143+13,483+20.9%
営業利益20,02225,050+5,028+25.1%
税引前当期利益19,95024,959+5,009+25.1%
当期利益13,49316,938+3,446+25.5%

(セグメントの業績) (単位:百万円)
2016年3月期
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
2017年3月期
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
比較増減
医療
ポータル
セグメント売上収益25,23430,790+5,556+22.0%
セグメント利益14,84416,709+1,865+12.6%
エビデンス
ソリューション
セグメント売上収益19,99222,313+2,321+11.6%
セグメント利益3,9085,307+1,399+35.8%
海外セグメント売上収益13,81016,338+2,528+18.3%
セグメント利益1,6141,582△32△2.0%
診療プラット
フォーム
セグメント売上収益2,9022,823△79△2.7%
セグメント利益239216△23△9.5%
営業プラット
フォーム
セグメント売上収益1,2831,466+183+14.2%
セグメント利益△5105+110-
その他セグメント売上収益2,5745,845+3,271+127.1%
セグメント利益5321,416+884+166.3%
調整額セグメント売上収益(1,134)(1,431)--
セグメント利益(1,113)(285)--
企業結合に伴う再測定による利益3-△3-
合計売上収益64,66078,143+13,483+20.9%
営業利益20,02225,050+5,028+25.1%

① 医療ポータル
医療関連会社マーケティング支援分野の売上収益は、15,207百万円(前期比19.0%増)となりました。製薬会社の利用の拡大により、「MR君」サービスをはじめとする「MR君」ファミリーの売上収益が前期比19%増となったこと等により、好調に推移しました。
調査分野の売上収益は2,914百万円(前期比13.5%増)となりました。営業体制の整備が進み、製薬会社等への直販が拡大しました。
その他分野の売上収益は、12,668百万円(前期比28.2%増)となりました。エムスリーキャリアの医師向け人材紹介事業を中心に拡大しました。
これらの結果、医療ポータルセグメントの売上収益は、30,790百万円(前期比22.0%増)となりました。
売上原価と販売費及び一般管理費の総額は、エムスリーグループ業容拡大に伴う人件費増加等の要因を中心に、14,199百万円(前期比32.0%増)となりました。なお、株式会社アネステーションの子会社化に伴う一時的な費用として42百万円が発生しています。
また、前期には株式会社ヌーベルプラスの子会社化に伴う負ののれんの一括償却77百万円等による一時的な利益が発生しています。
以上の結果、医療ポータルのセグメント利益は16,709百万円(前期比12.6%増)となりました。

② エビデンスソリューション
治験プロジェクトが順調に進展したことにより、売上収益は22,313百万円(前期比11.6%増)となりました。治験プロジェクトの順調な進展は、拡大するプロジェクト(セグメント合計では290億円程度のビジネス規模に達する)に対応して、先行的に行った積極的な人材採用による人件費の増加を吸収し、セグメント利益は5,307百万円(前期比35.8%増)となりました。

③ 海外
米英においては、調査サービスと医師の転職支援サービスの拡大等が為替変動のマイナスの影響(2,113百万円)を吸収し、売上収益は13,267百万円(前期比6.7%増)となり、フランス、中国等を含めた海外セグメントの売上収益は16,338百万円(前期比18.3%増)となりました。M&A費用を除いた現地通貨での米英の利益は増益基調だったものの、M&A費用の発生、中国における営業体制の強化に伴う人件費増加等の要因や、為替変動のマイナスの影響(199百万円)により、セグメント利益は1,582百万円(前期比2.0%減)となりました。なお、インドにおける合弁事業開始とVidal Groupの子会社化に伴う一時的な費用として266百万円が発生しています。

④ 診療プラットフォーム
シィ・エム・エスの売上収益は2,823百万円(前期比2.7%減)となり、ほぼ前年並みで推移しました。将来の成長を見据えた人員の増強や開発投資により費用が増加し、セグメント利益は216百万円(前期比9.5%減)となりました。

⑤ 営業プラットフォーム
エムスリーマーケティングの事業が順調に拡大しました。メディカルマーケターの稼働率の上昇と単価の上昇により、売上収益は1,466百万円(前期比14.2%増)、セグメント利益は105百万円(前期比110百万円改善)となりました。

⑥ その他
全体として事業が順調に推移したことに加え、2016年8月よりテコムを新規連結したことにより、売上収益は5,845百万円(前期比127.1%増)となりました。新規に立ち上げた事業への先行投資等を吸収し、セグメント利益は1,416百万円(前期比166.3%増)となりました。

以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上収益は78,143百万円(前期比20.9%増)、営業利益は25,050百万円(前期比25.1%増)、税引前当期利益は24,959百万円(前期比25.1%増)、当期利益は16,938百万円(前期比25.5%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度残高より1,879百万円減少し、20,095百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、16,555百万円の収入(前期比4,418百万円の収入増)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期利益24,959百万円であり、支出の主な内訳は法人所得税の支払額6,906百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、14,490百万円の支出(前期比9,883百万円の支出増)となりました。収入の主な内訳は、売却可能金融資産の売却による収入1,773百万円であり、支出の主な内訳は、Vidal Group等の子会社化に伴う連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出14,447百万円です。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3,897百万円の支出(前期比1,371百万円の支出減)となりました。主に、親会社の株主への配当金の支払2,911百万円が発生しています。

(3) IFRSにより作成した連結財務諸表における主要な項目と連結財務諸表規則(第7章及び第8章を除く。以下、「日本基準」)により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項
(のれん)
のれんは、日本基準ではその効果の及ぶ期間で定額償却していますが、IFRSでは償却せずに毎期減損テストを行います。
この影響により、IFRSでは日本基準に比べてのれん償却費(販売費及び一般管理費)が、前連結会計年度1,222百万円、当連結会計年度1,362百万円それぞれ減少しています。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05425] S100ARBB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。