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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100L2XS (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 コクヨ株式会社 研究開発活動 (2020年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,395百万円であり、各セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。

1.空間価値ドメイン
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、私たちの生活は様変わりし、働き方にも大きな変化をもたらしています。
リアルなオフィスからオンラインへワークプレースは拡張され、在宅ワーク、ペーパーレス、Web会議など新しい働き方に対し柔軟で変化に対応するオフィス環境作りをめざし、以下の商品を開発・製品化しました。
(1)ワークステーション「SOLANA(ソラナ)」
コロナ禍におけるオフィス環境での安心安全をコンセプトに企画開発した、当社独自の新しい発想のワークステーションです。天板表面には、5本のスリットが設けられています。スリットには高さのあるパネルや植栽を差し込んで安心感を向上、タブレットを差し込み、自席でクイックにリモート会議をすることも可能です。これらのアイテムは容易に付け外しができ、環境変化やモードにあわせて、周囲との心地よい距離感を備えたチームテーブルから、高集中のパーソナルスペースに切替えることが柔軟にできます。テーブルの天板にはメラミン天板、集成材天板、抗菌・抗ウイルスメラミン天板を用意しました。
(2)オフィスチェアー「Elua(エルア)」
豊富なカラーバリエーションとカジュアルな空間に馴染むオフィスチェアーです。快適なワークをサポートする基本性能として、体圧を分散させるため、座クッションの底面に溝形状を施しています。それにより前方への滑りも防ぎ、長時間の使用でも快適な座り心地を実現しました。また背もたれ上部に手掛けを設けていますので、チェアーを移動しやすくするとともに、直接背もたれに触れないことで、張地の汚れ等の軽減をサポートします。
(3)飛沫拡散防止パネル「FocusPanel(フォーカスパネル)」
吸音素材のパネルが周囲の視線をしっかりガード、集中ワークやWeb会議に適した簡単に自分だけの空間を作れるパネルブースです。前後に動かすだけでこもり感や作業スペースが調整できるだけでなく、「折り返し」形状を採用することで、オフィス内での飛沫感染予防対策を追求、飛沫の流れを可視化した実験を通じて高さの有効性も確認しています。また、アクリルタイプのパネルは、ご使用のデスクやテーブル、デスクトップパネルに設置でき、円滑なコミュニケーション維持することができるシリーズです。
(4)会議用テーブル「エアトリーブ」 ~会話で発生する飛沫・呼気を吸引~
オフィスの会議シーンの会話で生じる飛沫や呼気を吸引し、室内への飛沫の拡散を防止する会議テーブルです。社員同士の気軽な雑談や相談、お客様との商談や社内での重要な意思決定を伴う会議など、これまでオフィス内の個室を利用して当たり前に行われていたフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションは行いにくくなっています。天板下に電子式集塵フィルターを内蔵した空気清浄ユニットを搭載し、天板中央の吸引部から毎秒2.5メートルの風の流れを発生させることで、会話で生じる飛沫や呼気を吸い込み、室内への飛沫の拡散を防ぎます。さらに、空気清浄ユニットが毎分15㎥(ユニット1台あたり)の風量で空気のろ過もするので、室内の衛生面での安心感を与えます。
(5)建材製品「WORK POD(ワークポッド)」
働き方や気分に合わせてオフィス内で手軽に1人用のワークスペースを確保できる製品です。Web会議や集中作業に適し、換気に配慮したクローズド環境を構築でき、周囲への音漏れを気にせずに集中できる空間を実現します。約30秒間毎に室内の空気を入れ替える自動換気機能を備えた「熱感知式消火器付き」と「天井オープン」の2種類があり、それぞれに、電話やメールチェック等の軽作業に適したスタンディング仕様と、WEB会議や資料作成等の集中作業に適したソファー仕様を用意しました。複数台並べても美しく納まるフレームデザインと、空間の雰囲気に合わせて選べる豊富なカラーバリエーションも特長です。オフィスの中に設置するだけで、働き方に合わせたモードチェンジが可能です。
(6)スタジアムチェアー「Centura(センチュラ)」
奥行きが少なく、コンパクトなフォルムでありながら、安定感のある座り心地を実現したスタジアムチェアーです。脚部の位置に制約を受けないレールシステムを採用することで、自由度の高いレイアウト設計が可能です。またカラーバリエーションは17色あり、スタジアムに様々な彩りを演出できます。
なお、当社「Centura」は、2020年1月1日に正式オープンされた国立競技場(観客席数約6万席)に、納品(※)しました。
※納品は国立競技場向けの特別仕様品です。当社が一般販売する標準品とは異なります。
以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、415百万円となりました。
2.ビジネスサプライドメイン
当連結会計年度における研究開発費の金額は、1百万円となりました。

3.グローバルステーショナリードメイン
顧客のシーンごとに未充足ニーズを見出し、当社ならではの価値ある商品、差別化された商品を世の中に出すことで、お客様に支持され続ける商品づくりを目指しております。
際立った価値を提供できる商品や、新たな着眼点で既存の商品の価値を見直すことにより顧客ニーズに応える商品として、以下の商品を開発・発売しました。
(1)キャンパス ソフトリングノート
2015年の発売以来シリーズ累計1,500万冊を突破(2020年6月末時点)したソフトリングノートのやわらかリングを採用した、キャンパスノートの新ラインです。近年、タブレット授業や配布プリントの増加により机上面のスペース不足が顕在化しており、折り返してコンパクトに使用できるリングノートの需要が伸びています。やわらかリングは手に当たっても痛くなりにくく、学生に適した美しく書くことをサポートするドット入り罫線や、教科や用途別に色分けしやすくトレンド感も意識した優しいニュアンスカラーの表紙など学生ならではのニーズに応える仕様となっています。
(2)ツールペンケース「ピープ」
お気に入りのスタメン文具をおしゃれに見せることのできる、インナーケース付きの透明ペンケースです。近年、中高生を中心に学びのモチベーションを高めるためにSNSを活用してお気に入りの文房具の写真を投稿するユーザーが増加しており、透明のフロントポケットには使用頻度が高く見た目もお気に入りの“スタメン文具”を、インナーポケットには機能性重視の文具や小物類を、というように「見せる」と「隠す」の両立を実現することで、中高生の新たなニーズに応えています。
(3)2トーンカラーマーカー「マークタス」
ノートにまとまり感の出る組み合わせの2色を1つのペン先に採用したマーキングペンです。同系色で強弱のつけられる“カラータイプ”とカラーとグレーインクが1本になった“グレータイプ”をラインアップしており、絶妙なニュアンスカラーで、簡単にノートがすっきりまとまります。発売前からSNS等で話題となり大きな反響を頂いたことから、ラインマーカーと極細ペンが1本になった2ウェイカラーマーカーも同シリーズから追加で発売いたしました。
(4)白と黒で書くノート
2018年コクヨデザインアワードにて優秀賞を受賞した、視覚が持つ境界を利用した新感覚のノートです。灰色の紙に黒と白の文字を書くことで、大切な部分を際立たせたり、周辺情報を十分に記せたり、光と影を描いたりと、ノートの新しい使い心地を生み出します。東京・千駄ヶ谷のショップ&カフェ「THINK OF THINGS」及びコクヨオンラインショップ「コクヨショーケース」限定での販売にもかかわらず大変多くのお客様にご購入頂き、高い評価を得ています。
(5)感染症対策用品
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、ビジネスシーンで活用できる感染症対策用品を発売いたしました。ファイル製品に使用されるPETシートや発泡PPシートを用いた「フェイスシールド」や、クリヤーホルダーの加工技術を応用した「コンパクトに折りたためるマスクケース」、使い捨ての来客用名札として使用できる「1片ずつ切り離せる衣服用名札ラベル」など、文具製造のノウハウを活用した製品をラインアップしています。
以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の金額は、819百万円となりました。

4.その他
当連結会計年度における研究開発費の金額は、14百万円となりました。

5.全社(共通)
次世代の働き方や学び方の研究をベースにコクヨグループの新たな商品やサービスに関しての開発を行い、当連結会計年度における研究開発費の金額は、144百万円となりました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00670] S100L2XS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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