有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YFHW (EDINETへの外部リンク)
東亜道路工業株式会社 研究開発活動 (2026年3月期)
当社は技術力の充実を企業戦略上の重要施策と位置づけ、SDGsおよびESGの観点から、道路の耐久性向上、コスト縮減、環境負荷低減といった社会的要請に応える研究開発に取り組んでおります。
特に、近年のカーボンニュートラル実現に向けた動きや、GX(グリーントランスフォーメーション)の進展を背景に、道路舗装のライフサイクル全体におけるCO₂排出量削減やライフサイクルコスト(LCC)の低減を重視し、研究開発から実証、現場適用、普及までを一体的に推進しております。
研究開発テーマは、道路舗装の新材料・新工法や調査・評価システムが中心ですが、他業種への活用や大学・官公庁等との共同研究も積極的に行っております。これらの成果は、特許取得や国内外の学術会議での発表を通じて、広く社会への情報発信に努めております。
当連結会計年度中の研究開発費の総額は274百万円ですが、当社の研究開発は、建設事業と建設材料等の製造販売事業の両部門に密接に関連させて実施しているため、その内容をセグメント別に分類することは困難であります。
研究開発活動の主な内容及び取り組み状況は以下のとおりであります。
(1)開発技術の普及・改良
①道路橋床版を延命化する床版防水技術
全国的に道路橋の老朽化が進行する中、当社では橋梁床版の延命化を目的とした各種床版防水技術および橋面舗装技術の研究開発を進めております。その一つである樹脂防水一体型アスファルト舗装「タフシャットRA工法」は、環境に配慮した植物由来樹脂を原料とした防水材を用いて、床版・防水層・アスファルト混合物を強固に一体化する工法であり、従来のグースアスファルト舗装の課題であった施工性および耐久性の向上を図る技術であります。
当連結会計年度においては、高速道路会社等との共同検討を通じて、実橋梁における施工および検証が進展しており、コンクリート床版に適した多機能な橋面舗装工法としての実用化に向けた検討を継続しております。また、従来のグースアスファルトの性能を向上させた改質グースアスファルトについても改良を進めております。これらの技術を通じて、老朽化した橋梁床版の延命化に貢献してまいります。
②道路舗装の構造的強度(たわみ量)を迅速かつ安価に計測する技術
近年、道路舗装マネジメントの効率化・合理化が求められる中、当社は国立研究開発法人土木研究所を中心とした大学・企業と共同で「移動式たわみ測定装置(MWD)」を研究開発し、さらに路面性状測定機能を搭載した新型車両(MWD plus)を開発・運用しております。
MWDは、走行中の車両荷重によって発生する舗装表面のたわみを連続的に計測する装置で、交通規制を行うことなく広範囲の調査が可能です。この技術は、舗装の健全度を面的に把握し、維持管理の効率化・高度化を図るための有力な手段として期待されております。
当連結会計年度においては、計測精度の向上や解析手法の高度化に関する研究を進めるとともに、学会等での発表を通じて技術的知見の蓄積と情報発信を行っております。今後も地方自治体等への提案を進め、舗装維持管理の効率化に貢献してまいります。
③道路舗装の路盤を高耐久化するアスファルト乳剤「プライムファイン」
近年、舗装の維持管理においては、予防保全型維持管理への転換やライフサイクルコスト低減の重要性が高まっています。当社では、これらのニーズに対応するため、アスファルト舗装の路盤上に散布して使用する高浸透性改質アスファルト乳剤「プライムファイン」を開発し、その普及および改良に取り組んでおります。
プライムファインは、従来のプライムコート用アスファルト乳剤(PK-3)と比較して浸透性および被膜形成力に優れており、路盤内に強固な含浸層を形成することで、舗装構造の耐久性向上に寄与します。本技術は、路盤の高度化技術の一つとして、舗装の延命化および維持管理費用の縮減に貢献する技術として位置づけております。
(2)新材料・新技術の開発
アスファルト混合物製造時の高温加熱に伴うCO₂排出量削減を目的として、当社では中温化アスファルト混合物および常温アスファルト混合物の研究開発を進めております。
中温化アスファルト混合物については、製造温度を低減することでCO₂排出量の削減を図る技術として、実路での試験施工や耐久性評価を継続しております。
また、加熱を必要としない常温アスファルト混合物については、専用プラントを用いた製造・施工検証を実施し、実路における性能確認を進めております。これらの技術は、脱炭素社会の実現に向けた有効な手段の一つとして位置づけております。
さらに、石油を原料としない植物由来の舗装用バインダ(Bioバインダー)について、国立研究開発法人土木研究所等との共同研究を通じて、耐久性評価や製造・施工方法の検討を行っております。これらの新材料・新技術については、カーボンニュートラルやESGの観点を踏まえ、実用化に向けた検討を継続してまいります。
(3)既存材料・既存技術の改良
アスファルト乳剤および改質アスファルトをはじめとする既存製品について、「品質・耐久性の向上」「省人化」「コスト低減」に加え、「低炭素化」や「再生利用への適合性」を意識した改良研究を継続しております。
これにより、既存技術の高度化を図るとともに、環境負荷低減と舗装の長寿命化の両立を目指しております。
(4)施工技術の開発
①情報化施工技術の活用およびICT舗装への取り組み
当社では、舗装工事にTLS(地上型レーザースキャナ)やUAV(無人航空機)を活用し、3次元データを起工測量、施工、出来形管理の各段階で活用するICT舗装工事を全国で実施しております。
今後も、最新のデジタル技術を積極的に取り入れ、施工の効率化および品質・精度の更なる向上に取り組んでまいります。
②DXへの取り組み
当社ではDX推進部を設置し、ICTや人工知能(AI)等のデジタル技術を活用し、舗装工事現場や製品・合材工場における作業の自動化、品質管理・出来形管理の高度化を推進しております。これにより「生産性向上」「就業者不足への対応」「事故抑制」といった課題の解決を図ってまいります。
(5)その他
当社は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、フランスのColas社が開発した路面太陽光発電技術「Wattway(ワットウエイ)」の日本における実用化に向けて共同で検討を進めております。
当連結会計年度においては、一般の車両が往来する道路に試験的に適用し、社会実装に向けた実証実験に取り組みました。国内における厳しい気象条件や交通条件を踏まえ、引き続き課題整理を行いながら、普及に向けた検討を継続してまいります。
特に、近年のカーボンニュートラル実現に向けた動きや、GX(グリーントランスフォーメーション)の進展を背景に、道路舗装のライフサイクル全体におけるCO₂排出量削減やライフサイクルコスト(LCC)の低減を重視し、研究開発から実証、現場適用、普及までを一体的に推進しております。
研究開発テーマは、道路舗装の新材料・新工法や調査・評価システムが中心ですが、他業種への活用や大学・官公庁等との共同研究も積極的に行っております。これらの成果は、特許取得や国内外の学術会議での発表を通じて、広く社会への情報発信に努めております。
当連結会計年度中の研究開発費の総額は274百万円ですが、当社の研究開発は、建設事業と建設材料等の製造販売事業の両部門に密接に関連させて実施しているため、その内容をセグメント別に分類することは困難であります。
研究開発活動の主な内容及び取り組み状況は以下のとおりであります。
(1)開発技術の普及・改良
①道路橋床版を延命化する床版防水技術
全国的に道路橋の老朽化が進行する中、当社では橋梁床版の延命化を目的とした各種床版防水技術および橋面舗装技術の研究開発を進めております。その一つである樹脂防水一体型アスファルト舗装「タフシャットRA工法」は、環境に配慮した植物由来樹脂を原料とした防水材を用いて、床版・防水層・アスファルト混合物を強固に一体化する工法であり、従来のグースアスファルト舗装の課題であった施工性および耐久性の向上を図る技術であります。
当連結会計年度においては、高速道路会社等との共同検討を通じて、実橋梁における施工および検証が進展しており、コンクリート床版に適した多機能な橋面舗装工法としての実用化に向けた検討を継続しております。また、従来のグースアスファルトの性能を向上させた改質グースアスファルトについても改良を進めております。これらの技術を通じて、老朽化した橋梁床版の延命化に貢献してまいります。
②道路舗装の構造的強度(たわみ量)を迅速かつ安価に計測する技術
近年、道路舗装マネジメントの効率化・合理化が求められる中、当社は国立研究開発法人土木研究所を中心とした大学・企業と共同で「移動式たわみ測定装置(MWD)」を研究開発し、さらに路面性状測定機能を搭載した新型車両(MWD plus)を開発・運用しております。
MWDは、走行中の車両荷重によって発生する舗装表面のたわみを連続的に計測する装置で、交通規制を行うことなく広範囲の調査が可能です。この技術は、舗装の健全度を面的に把握し、維持管理の効率化・高度化を図るための有力な手段として期待されております。
当連結会計年度においては、計測精度の向上や解析手法の高度化に関する研究を進めるとともに、学会等での発表を通じて技術的知見の蓄積と情報発信を行っております。今後も地方自治体等への提案を進め、舗装維持管理の効率化に貢献してまいります。
③道路舗装の路盤を高耐久化するアスファルト乳剤「プライムファイン」
近年、舗装の維持管理においては、予防保全型維持管理への転換やライフサイクルコスト低減の重要性が高まっています。当社では、これらのニーズに対応するため、アスファルト舗装の路盤上に散布して使用する高浸透性改質アスファルト乳剤「プライムファイン」を開発し、その普及および改良に取り組んでおります。
プライムファインは、従来のプライムコート用アスファルト乳剤(PK-3)と比較して浸透性および被膜形成力に優れており、路盤内に強固な含浸層を形成することで、舗装構造の耐久性向上に寄与します。本技術は、路盤の高度化技術の一つとして、舗装の延命化および維持管理費用の縮減に貢献する技術として位置づけております。
(2)新材料・新技術の開発
アスファルト混合物製造時の高温加熱に伴うCO₂排出量削減を目的として、当社では中温化アスファルト混合物および常温アスファルト混合物の研究開発を進めております。
中温化アスファルト混合物については、製造温度を低減することでCO₂排出量の削減を図る技術として、実路での試験施工や耐久性評価を継続しております。
また、加熱を必要としない常温アスファルト混合物については、専用プラントを用いた製造・施工検証を実施し、実路における性能確認を進めております。これらの技術は、脱炭素社会の実現に向けた有効な手段の一つとして位置づけております。
さらに、石油を原料としない植物由来の舗装用バインダ(Bioバインダー)について、国立研究開発法人土木研究所等との共同研究を通じて、耐久性評価や製造・施工方法の検討を行っております。これらの新材料・新技術については、カーボンニュートラルやESGの観点を踏まえ、実用化に向けた検討を継続してまいります。
(3)既存材料・既存技術の改良
アスファルト乳剤および改質アスファルトをはじめとする既存製品について、「品質・耐久性の向上」「省人化」「コスト低減」に加え、「低炭素化」や「再生利用への適合性」を意識した改良研究を継続しております。
これにより、既存技術の高度化を図るとともに、環境負荷低減と舗装の長寿命化の両立を目指しております。
(4)施工技術の開発
①情報化施工技術の活用およびICT舗装への取り組み
当社では、舗装工事にTLS(地上型レーザースキャナ)やUAV(無人航空機)を活用し、3次元データを起工測量、施工、出来形管理の各段階で活用するICT舗装工事を全国で実施しております。
今後も、最新のデジタル技術を積極的に取り入れ、施工の効率化および品質・精度の更なる向上に取り組んでまいります。
②DXへの取り組み
当社ではDX推進部を設置し、ICTや人工知能(AI)等のデジタル技術を活用し、舗装工事現場や製品・合材工場における作業の自動化、品質管理・出来形管理の高度化を推進しております。これにより「生産性向上」「就業者不足への対応」「事故抑制」といった課題の解決を図ってまいります。
(5)その他
当社は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、フランスのColas社が開発した路面太陽光発電技術「Wattway(ワットウエイ)」の日本における実用化に向けて共同で検討を進めております。
当連結会計年度においては、一般の車両が往来する道路に試験的に適用し、社会実装に向けた実証実験に取り組みました。国内における厳しい気象条件や交通条件を踏まえ、引き続き課題整理を行いながら、普及に向けた検討を継続してまいります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00066] S100YFHW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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