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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R744 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社きんでん 研究開発活動 (2023年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおいては、社会並びに顧客の複雑化、多様化するニーズに対応するとともに、安全、高品質、効率的施工の実現のために、工法・工具の改善から新技術の研究まで幅広い技術・技能の研究開発活動を行っている。
当連結会計年度における研究開発費は671百万円であった。また、当社は京都研究所をはじめ、技術企画室、技術本部、環境設備本部、情報通信本部及び電力本部に研究開発の部署を置き、研究開発活動に取り組んでいる。また、電力関係については関西電力㈱及び関西電力送配電㈱の支援・協力のもと研究開発活動に取り組んでいる。
当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の主な結果は、次のとおりである。

(設備工事業)
(1)蓄電池併設型太陽光発電(ソーラーストレージ)システムの出力制御
物流倉庫など大きな屋根を持つ施設は、大規模な太陽光発電設備を設置できるスペースがあるにもかかわらず、施設の消費電力が少なく発電電力を使いきれないため、小規模な太陽光発電設備の設置にとどまっていた。大規模発電設備とし、その発電電力を最大限に使用するには、蓄電池を併設し、DC/DCコンバータ・双方向パワーコンディショナ(PCS)を用いる必要がある。しかしこの方法はコスト増で採用されないだけでなく、所内負荷が減少し逆潮流が発生すると発電が停止する恐れがある。これを防止するためには、PCSの出力を調整し逆潮流させない運転方法が必要となっていた。
そこで今回、コスト面を重視しDC/DCコンバータ・双方向PCSを使用せず、片方向PCSに蓄電池を併設し、太陽光の発電電力を充放電制御する経済的なシステムを開発した。このシステムは従来型に比べ、構成がシンプルでコストダウンにつながるため、蓄電池併設型太陽光発電システムの導入拡大が期待される。
また、負荷減少による逆潮流の防止対策として、不足電力継電器(UPR)を用いて、PCSのインピーダンスを調整し出力調整するシステムを開発した。この制御方法は、逆潮流が発生する前に負荷減少を検出し、PCSの出力を抑制するため、発電を停止することなく運転継続できる。

(2)端子締付け管理システム
電気設備として重要な管理が求められる幹線締付けに焦点を当て、経験の浅い作業員でも確実に締付け・マーキングができる「端子締付け管理システム」を開発した。充電インパクトドライバーとインパクト用マーキングで構成されたシステムとなる。
従来の手動トルクレンチを用いた手法と、開発した端子締付け管理システムによる締付けおよびマーキングを比較した場合、30%~40%の作業時間が短縮でき、作業効率が向上した。

(特 徴)
・トルク設定が簡単で、作業員の技量に関わらないトルク管理が可能
・過度な締付けや二度締めを防止
・締付け後のスピーディーなマーキングが可能
・バッテリーの低下によるトルク不足を防止
・せんき(ボルトにうまくねじ込めずに新たなねじを切る現象)対策が可能

(仕 様)
・サイズ:[W]153mm×[D]59mm×[H]231mm
・重 量:約1.15kg(電池パック含む)
・締付け及びマーキング対応サイズ:M8、M10、M12

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00075] S100R744)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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