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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AM8S

有価証券報告書抜粋 堺化学工業株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や設備投資の持ち直しの動きに足踏みがみられたものの、雇用、所得環境の改善が続く中で、総じて緩やかな回復基調で推移しました。一方で、当社グループを取り巻く事業環境につきましては、鉱山資源、原燃料の価格が不安定な状態にあるとともにアジア地域の景気下振れリスクも懸念される中、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、引き続き、基幹製品の拡販、高品質・高付加価値製品の販売強化に努めるとともに事業全般にわたるコストダウンを図り、経営の効率化に一層注力いたしました。
しかしながら、当連結会計年度の売上高は83,938百万円と前連結会計年度に比べ1.8%の減収、営業利益は4,551百万円と前連結会計年度に比べ1.4%の減益、経常利益は4,290百万円と前連結会計年度に比べ3.0%の減益、親会社株主に帰属する当期純利益は2,037百万円と前連結会計年度に比べ13.0%の減益となりました。

セグメントの業績は、以下のとおりです。

(化学)
当社におきましては、酸化チタンは、グラビアインキ用途向けや繊維用途向けへの拡販が実り、亜鉛製品は年度後半に亜鉛建値がやや上昇したことから堅調に推移しました。IT関連向け高機能バリウム製品は、誘電体材料として車載向けが堅調に推移するとともに、アジア等の発展途上市場におけるスマートフォン向けの需要が増加した影響から好調に推移しました。また、樹脂添加剤は海外への積極的な拡販の結果、塩ビ安定剤やハイドロタルサイトの海外向け販売が好調に推移しました。
連結子会社におきましては、SC有機化学株式会社のチオ製品はプラスチックレンズ向けが好調に推移し、共同薬品株式会社は順調に受託を獲得したことや当社製品の一部が移管されたことにより売上を伸ばしました。しかし、レジノカラー工業株式会社は、自動車向け着色剤が堅調に推移しましたものの、OA機器向け機能性インキが受注減となりました。また、株式会社片山製薬所は、医薬品原薬・中間体向け製品が受託先の生産計画変動により出荷が減少し、大崎工業株式会社は電極材料向け製品が原料であるニッケル建値の値下がりの影響を受けました。堺商事株式会社は、衛生材料が顧客の生産拠点再編の影響により落ち込みました。
この結果、当セグメントの売上高は72,683百万円と前連結会計年度に比べ1.7%の減収となりましたが、営業利益は6,327百万円と前連結会計年度に比べ7.7%の増益となりました。

(医療)
カイゲンファーマ株式会社では薬価引き下げ等の影響からX線バリウム造影剤や消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」が低調に推移しました。医療機器の販売は好調に推移したものの、仕入原価の上昇の影響から売上総利益が減少しました。また、医療用注射針およびその部材は円高や大口顧客の出荷低調の影響を受けました。
同社のヘルスケア関連製品は、かぜ薬「改源」やその他のOTC(一般用)医薬品、健康食品が低調に推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は9,424百万円と前連結会計年度に比べ4.5%の減収となり、営業利益は34百万円と前連結会計年度に比べ90.1%の減益となりました。

(その他)
路面標示・道路標識の設置工事などを行うラインファルト工業株式会社において、首都圏を中心に積極的な営業活動を展開した結果、当セグメントの売上高は1,829百万円と前連結会計年度に比べ6.8%の増収となりましたが、本社および支店建物の修繕等を行ったため営業利益は81百万円と前連結会計年度に比べ5.7%の減益となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローに関しては、以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローは6,722百万円と前連結会計年度に比べ3,150百万円増加しました。これは、主として減価償却費が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動によるキャッシュ・フローは△4,824百万円と前連結会計年度に比べ2,725百万円増加しました。これは、主として有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動によるキャッシュ・フローは△1,003百万円と前連結会計年度に比べ2,448百万円減少しました。これは、主として短期借入金の純増減額が減少したことによるものです。

以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ838百万円増加し、14,598百万円となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00780] S100AM8S)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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