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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029NU

有価証券報告書抜粋 エア・ウォーター株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


今後の国内経済につきましては、各種の経済対策による景気の下支えと雇用・所得環境の改善により、緩やかながらも回復基調を維持するものと期待されます。しかしながら、消費税増税前の駆け込み需要の反動に加え、海外景気の下振れリスクや原油をはじめとするエネルギーコストの上昇が懸念されるなど、国内製造業を取り巻く経営環境は依然として予断を許さない状況が続くものと見込まれます。
このような状況の中、2014年度は、「2020年度1兆円企業ビジョン」の第2ステップとして定めた3ヵ年中期経営計画「NEXT-2020 Ver.2」の2年目に当たり、中期経営計画で定めた目標の達成に向け重要な1年となります。
当社グループでは、これまでに当社グループ独自のポートフォリオ戦略である「全天候型経営」と「ねずみの集団経営」を強力に推進し、事業の拡大と収益基盤の安定化を進めてまいりましたが、国内産業の空洞化をはじめ中長期的に厳しい経営環境が想定される中にあって、今後さらなる成長を遂げるためには、大きく次の3つを経営課題として認識することが重要であると考えております。第一の課題は、今後、数量の飛躍的な拡大が望めない産業ガス関連およびケミカル関連事業について構造改革を進め、収益力を再構築することです。また、第二の課題は、M&Aを核とした積極的な新展開により、医療関連および農業・食品関連事業の高成長を牽引していくことです。そして、第三の課題は、新たな成長分野として、海外への展開ならびに発電事業および新技術の育成を図ることです。
当社グループといたしましては、引き続き各事業分野において、中期経営計画に基づく諸種の施策を実行することによって、これらの経営課題の解決に向けた成長戦略を着実に進展させてまいります。
なお、具体的な取り組みといたしましては、産業ガス関連において、液化酸素・液化窒素製造プラント「VSU」のさらなる地域展開により製造拠点網の拡充を図るとともに、長期的にタイトな供給環境が予想される液化炭酸ガスおよびドライアイスの製造拠点を新たに整備し、製造の効率化と安定供給体制の確立に努めてまいります。また、高炉向けのオンサイトプラントについては、計画的に高効率プラントへのリプレースを実施し、製造コストの低減とガス需要の拡大に対応してまいります。また、世界的に供給タイトな状況が続いているヘリウムについては、安定供給と収益への影響を最小化するための取り組みを進めてまいります。
医療関連においては、先進医療の導入や在宅医療の拡大をはじめとする情勢変化に対応するため、医療用ガス、病院設備、医療サービス、医療機器、在宅医療という5つの事業を総合展開する事業体制の構築を進めるとともに、他社との業務提携を軸に防災事業や新事業の拡大にも注力してまいります。また、農業・食品関連においては、北海道と信州を重点地域として位置付けるとともに、M&Aによるシナジー効果を最大限に追求することにより、農業から食品加工・販売まで当社グループ内で一貫して事業を展開できるビジネスモデルの確立に努めてまいります。
新たな取り組みといたしましては、今後もさらなる経済成長が期待されるインドおよびベトナム市場において産業ガス事業の本格的な市場参入を図るとともに、情報電子材料や金属表面処理をはじめとする当社グループの商材とネットワークを最大限に活用し、中国や東南アジア地域における多角的な事業展開を推進してまいります。また、エネルギー環境の変化に柔軟に対応できる事業基盤を確立するため、再生可能エネルギーの活用を含めた発電事業の事業化に向けた取り組みに注力してまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00792] S10029NU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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