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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007R3Q

有価証券報告書抜粋 株式会社ダイセル 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の世界経済は、米国で景気回復が続き、欧州でも景気の緩やかな回復が続く一方、中国では景気の減速がみられました。日本経済は、一部に弱さがみられるものの、企業収益の改善など、景気の緩やかな回復基調が続きました。
このような環境の中、当社グループは、製品需要に対応した最適な生産体制の構築、さらには継続的なコストダウンを行うなど、引き続き企業基盤の強化に懸命に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は、為替の影響などにより、4,498億78百万円(前連結会計年度比1.4%増)となりました。利益面では、営業利益は643億49百万円(前連結会計年度比25.4%増)、経常利益は654億4百万円(前連結会計年度比18.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は403億13百万円(前連結会計年度比29.0%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

セルロース事業部門
酢酸セルロースは、液晶表示向けフィルム用途が減少しましたが、その他用途の増加などにより、売上高は増加いたしました。
たばこフィルター用トウは、世界的な需要減速や中国市場での在庫調整の影響を受けたものの、販売数量が微増となったことや為替の影響により、売上高は増加いたしました。
当部門の売上高は、1,044億81百万円(前連結会計年度比9.2%増)、営業利益は、296億67百万円(前連結会計年度比15.4%増)となりました。

有機合成事業部門
主力製品の酢酸は、網干工場で2年に1度の定期修繕を実施したため販売数量が減少したことや、市況下落の影響により、売上高は減少いたしました。
酢酸誘導体および各種溶剤類などの汎用品は、電子材料分野や塗料用途などへの販売数量が減少したことや、原油価格下落に伴う販売価格への影響により、売上高は減少いたしました。
カプロラクトン誘導体やエポキシ化合物などの機能品は、一部製品の販売が低調に推移しましたが、為替の影響などにより、売上高は微増となりました。
光学異性体分離カラムなどのキラル分離事業は、中国やインド向けなどのカラム販売が好調に推移したものの、スポットの大口受託契約が終了したことなどにより、売上高は減少いたしました。
当部門の売上高は、817億93百万円(前連結会計年度比8.1%減)、営業利益は、111億79百万円(前連結会計年度比18.2%増)となりました。

合成樹脂事業部門
ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどのエンジニアリングプラスチック事業は、為替の影響がありましたが、中国経済の減速や日系自動車メーカーの生産の伸びの鈍化、電子デバイス製品の販売低調などにより、売上高は減少いたしました。
ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂を中心とした樹脂コンパウンド事業は、海外での販売増加や為替の影響があったものの、国内の販売が低調に推移したことなどにより、売上高は減少いたしました。
シート、成形容器、フィルムなどの樹脂加工事業は、シートの販売が減少し、売上高は減少いたしました。
当部門の売上高は、1,610億85百万円(前連結会計年度比5.0%減)、営業利益は、205億8百万円(前連結会計年度比28.9%増)となりました。

火工品事業部門
自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生器)などの自動車安全部品事業は、インフレータ、イニシエータ(インフレータの着火部品)の販売数量増加や為替の影響などにより、売上高は増加いたしました。
発射薬、ミサイル構成部品、航空機搭乗員緊急脱出装置関連製品などの特機事業は、一部製品の防衛省による調達数量増加により、売上高は増加いたしました。
当部門の売上高は、959億14百万円(前連結会計年度比14.8%増)、営業利益は、138億84百万円(前連結会計年度比38.2%増)となりました。

その他部門
水処理用分離膜モジュールなどのメンブレン事業は、医療用分野向けが増加し、売上高は増加いたしました。
運輸倉庫業など、その他の事業の売上高は増加いたしました。
当部門の売上高は、66億4百万円(前連結会計年度比11.4%増)、営業利益は、1億81百万円(前連結会計年度比503.3%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比し15億円減少し、652億37百万円(前連結会計年度末比2.2%減)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は654億19百万円(前連結会計年度は、574億12百万円の増加)となりました。資金増加の主な内容は、税金等調整前当期純利益634億91百万円および減価償却費249億58百万円であり、資金減少の主な内容は、法人税等の支払額208億95百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は314億7百万円(前連結会計年度は、302億83百万円の減少)となりました。資金減少の主な内容は、有形固定資産の取得による支出346億94百万円であります。
財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は314億70百万円(前連結会計年度は、292億30百万円の減少)となりました。資金減少の主な内容は、長期借入金の返済による支出84億15百万円および配当金の支払額91億5百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00818] S1007R3Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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