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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YBCU (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社ADEKA 研究開発活動 (2026年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社の研究開発体制は、各事業部が統括する5つの開発研究所(樹脂添加剤開発研究所、半導体材料開発研究所、環境材料開発研究所、電池材料開発研究所、食品開発研究所)と、コーポレート研究及び事業間の技術融合やイノベーション創出を担う研究技術統括本部(研究技術企画部、技術情報管理部、先進技術開発部)により構成されています。
国内の連結子会社である日本農薬㈱、ADEKAクリーンエイド㈱、ADEKAケミカルサプライ㈱、及びADEKA総合設備㈱でも、独自の研究開発を行っています。また海外拠点においては、国内の研究所と連携しつつ研究開発のローカライゼーションを推進しています。
なお、2025年4月1日付の組織改定に伴い、情報化学品開発研究所及び電子材料開発研究所を廃止し、半導体材料開発研究所を、機能化学品開発研究所及び機能高分子開発研究所を廃止し、環境材料開発研究所をそれぞれ新設しました。また研究企画部は、研究技術企画部、技術情報管理部、先進技術開発部へ再編し、新設した研究技術統括本部に組み入れました。
当連結会計年度の研究開発費の総額は、19,304百万円です。

(1) 化学品事業

① 樹脂添加剤分野
樹脂添加剤本部のありたい姿として、「高機能樹脂添加剤のグローバルリーディングカンパニーとして、樹脂産業の持続可能な発展をリード」することを掲げています。ありたい姿の実現に向け、高機能・環境貢献・グローバル展開を軸とした以下の製品群に注力し、研究開発活動を推進しました。
(ⅰ) 透明化剤
ポリプロピレン(PP樹脂)用の新規高性能透明化剤アデカトランスパレックスでは、食品包装用PP樹脂を中心にグローバルな市場開発を加速しました。同製品は、「最も透明度の高いポリプロピレン用添加剤」として、2025年ギネス世界記録に認定されています。同製品により、カーボンフットプリントの低いPP樹脂への転換やモノマテリアル化を後押しし、事業拡大と共に環境負荷の低減に貢献してまいります。
(ⅱ) 核剤
PP樹脂用の新規β晶核剤では、各種用途における技術データの拡充を図り、市場開発を推進しました。同製品はPP樹脂に優れた耐衝撃性や延性を付与する核剤であり、パイプやジオグリッドなどの産業用途での採用・顧客評価が進展しています。
(ⅲ) アデカシクロエイドシリーズ
環境貢献型の樹脂添加剤「アデカシクロエイド」シリーズでは、バイオマス原料を活用した塩化ビニル樹脂用可塑剤や、ポリ乳酸樹脂などの生分解性樹脂用の可塑剤の上市によりラインナップを拡充しました。また、リサイクルプラスチックに従来と同等以上の機能を付与する添加剤パッケージの更なる開発を進めると共に、コンソーシアム活動等を通してプラスチックリサイクルの推進に貢献して参ります。
(ⅳ) イントメッセント系難燃剤
ノンハロゲン系イントメッセント系難燃剤については、環境規制の強化及び三酸化アンチモンの高騰を背景に、家電筐体などの臭素系難燃剤からの代替を目指し各種技術データの拡充を進め、新規採用に繋げました。引き続き、代替需要の取り込みを進めています。
② 半導体材料分野
半導体材料本部のあるべき姿として「サステナブル社会を支えるSociety5.0の実現に向け、基盤技術である最先端半導体を素財でリードする」ことを掲げ、以下の製品群を中心とした研究開発活動を推進しました。
(ⅰ) メモリ半導体材料
微細化・高容量化・省電力化が求められる最先端DRAMに対応したALD材料の開発と新製品の安定供給に関わる開発を進めました。
(ⅱ) ロジック半導体材料
トランジスタ素子や配線構造の変化を見据え、業界トップ企業及び半導体装置メーカーと新規ALD材料の共同開発を進めました。
(ⅲ) 半導体リソグラフィ材料
先端リソグラフィにフォーカスした材料開発と品質管理を向上させる開発を行い、EUVレジスト用光酸発生剤や次世代レジスト材料であるMORの採用が拡大しました。
(ⅳ) 半導体後工程材料
当社の基盤技術や既存製品を半導体後工程分野に応用展開する研究活動を進め、放熱樹脂シート、絶縁接着フィルム、銅ペーストの性能評価が各ユーザーで進展しています。
③ 環境材料分野
環境材料本部では、エレクトロニクス・モビリティ・生活産業(GX)へ経営資源を集中するとともに、当社化学品の技術・ノウハウを結集し、戦略製品及び環境貢献製品を中心とした主力製品群の拡大と新規事業の創出に向け、研究開発に取り組んでいます。
環境材料開発研究所では、ターゲット分野向けに接着材料・潤滑油添加剤・塗料添加剤・化粧品原料などの新製品開発を推進しました。エレクトロニクス分野向け接着剤「アデカレミロップ」シリーズでは、低温硬化やUV硬化技術を活用した環境負荷低減型製品の開発に注力しました。また、生活産業(GX)分野向けで、塗料や粘・接着剤に用いられる反応性乳化剤「アデカリアソープ」シリーズでは、防食塗料などの耐久性向上が期待される新製品を開発し、市場開発を推進しました。化粧品原料では、自然由来原料を活用したウレタン樹脂「アデカノール OUH eco」シリーズを開発し、生分解性に課題のあるシリコーンレジンの代替として、サンケアやファンデーション用途に顧客への提案を進めています。電池材料開発研究所では、リチウムイオン電池及び次世代二次電池の市場立ち上がりを見据え、新規材料のグラフェン及びSPANの市場開発を進めています。SPANについては、海外自動車メーカー、国内電池メーカー、国内研究機関との連携により、Li-SPAN二次電池のセル安全性に関する研究成果を公表しました。

(2) 食品事業

『食の未来をともに創る ~フードテックで世界の食卓に笑顔を~』をテーマに、2026年3月に以下の製品を中心とした新製品6品を発表しました。年度新製品で原料にパーム油を配合している製品は、RSPO認証製品(マスバランス方式)となります。
① 練込用油脂「ソシエルPLUS(500G/15K)」
好評の「ソシエル」の“素材の風味を引き立てる効果”に“しっとり・ソフトな食感が持続”する機能をプラスした製品で、素材のおいしさを活かしたバラエティ豊かな商品づくりを実現します。食品添加物表示不要で、海外輸出にも配慮した製品設計です。
② プラントベースフード「デリプランツ コクバター(10K)」
ご好評につきデリプランツ コクバターの大容量タイプを新たに発表しました。自然なコクを付与でき、様々なメニューづくりにぴったりのプラントベースバター(米油加工食品)で、アレルギー特定原材料8品目不使用、食品添加物表示不要であるため、海外輸出にも配慮した製品設計となっています。
③ ホイップクリーム「ブレンドホイップEX」
冷凍耐性に優れたフローズンチルド用ホイップクリームで、純生クリームとのブレンド適性に優れ、素材本来のおいしさを引き立てます。幅広い国・地域で認可されている食品添加物を使用しており、海外輸出にも配慮した製品設計です。
その他、練込用クリーム「D-ハイクリーム AT」、フィリングクリーム「ノルエット(ベルギーチョコ)」を加え、より多彩となったラインナップでターゲット市場の拡大と展開を進めてまいります。

(3) ライフサイエンス事業

連結子会社である日本農薬㈱では、新規剤創出に向けた創薬力基盤強化と新規事業分野(作物保護資材、医薬・動物薬、新生産技術)の研究開発力向上を目標に掲げ、創薬力基盤強化における探索・開発研究で成果を上げるとともに、各種DXインフラの整備と独自に開発したAIによるデータ駆動型創薬を精力的に進展させています。
当期における主な成果は以下のとおりです。
① 新規汎用性殺虫剤シベンゾキサスルフィル
一般社団法人日本植物防疫協会が実施する新農薬実用化試験において、様々な作物及び処理方法で幅広い害虫種に対して優れた防除効果を示し、利便性に優れた害虫防除剤であることが確認されました。これら試験結果により、野菜分野ではフォートレッドVフロアブル、果樹・茶分野ではフォートレッドFフロアブル、芝分野ではコアダルフロアブルとして2025年11月に国内農薬登録申請を完了しました。今後は農薬登録取得後のビジネス開始に向けて各種準備を進めてまいります。また、本剤はグローバル市場でも開発検討中であり、2025年11月に韓国でも登録申請を完了しており、インドなどの市場性の見込まれる国や地域でも開発検討を進めています。さらにこれに続く新規パイプライン候補として2剤を開発検討中です。
② 水稲用殺虫剤ベンズピリモキサン
日本ではオーケストラフロアブルに加えて混合剤(オーケストラロムダンモンカットエアー、オーケストラスタークルエアー、オーケストラロムダンモンカット粉剤DL)の販売を開始し、これら製品ラインナップにより本分野の市場シェア拡大及び水稲本田散布剤(アプロード後継剤)としてのブランド確立を進めています。また、水稲の農薬市場が大きいインドでは、既に販売を開始したOrchestra剤に加え、速効性に優れるピメトロジンとの混合剤Orchestra Duetの普及販売を進めており、今後も本剤ビジネスの最大化を目指した混合剤の開発を継続してまいります。他の国においてもベトナム(2023年12月登録)に加え、水稲栽培の盛んなアジア広域において市場ニーズに合わせて単剤及び混合剤の開発を進めてまいります。
③ 汎用性園芸殺菌剤ピラジフルミド
国内では無人航空機散布やセルトレイ処理など幅広い処理法での適用拡大(登録内容の拡大)を進め、市場拡大を目的とした混合剤の開発も継続しています。さらに2025年からは新たな省力化技術として常温煙霧での適用拡大に向けた検討も開始しています。また、カナダ、ペルー、ウクライナ、ベトナム、コロンビア、パキスタンでは販売開始に向けた準備を進めており、エジプト(2025年10月登録)、メキシコ(2025年12月登録)、サウジアラビア(2025年12月登録)では新規に登録を取得しました。米国、エジプト、シリア、パキスタン、ブラジル、コロンビア、チュニジアでは登録申請中であり、チリでは殺菌剤との混合剤の登録を取得(2025年10月登録)し、インドでも混合剤を開発中です。今後もさらなるビジネス拡大を目指し、その他の地域でも開発の可能性を検討してまいります。

(4) 新規事業の推進
ライフサイエンス及びカーボンニュートラル実現に資する研究開発を推進しています。ADEKAグループの強みと将来ニーズを意識し、組織の壁を越えた技術の融合とオープンイノベーションにより、早期事業化に向けて取り組んでいます。
ライフサイエンス分野では、日本農薬㈱との動物用医薬品創出を目指した共同研究を継続しています。カーボンニュートラル実現に資する研究では、各種バイオマスの資源化や高付加価値化、CO2の利活用、GHG排出量の削減を意識した製造プロセスの開発に取り組んでいます。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00878] S100YBCU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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