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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100OC7S (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 東邦化学工業株式会社 研究開発活動 (2022年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当連結会計年度の研究開発活動は、当社追浜研究所、千葉研究所の2つの研究開発機関で行っております。
当連結会計年度は、15%に相当する要員を研究開発に充て、界面活性剤、樹脂、化成品及びスペシャリティーケミカルを含む機能性化学薬品の研究開発を推進しております。
これに要した研究開発費の総額は1,732百万円(売上高比3.5%)であります。
なお、研究開発費はセグメント別に関連づけられないものもあるため、セグメント別の研究開発費の金額は記載しておりません。

主な研究開発

(1) 界面活性剤

当セグメントは、香粧原料、プラスチック用添加剤、土木建築用薬剤、農薬助剤、繊維助剤、紙パルプ用薬剤などの多岐用途に渡ります。
高機能・高付加価値製品の研究開発として、香粧原料分野ではスキンケアポリマー等の化粧品用原料の研究開発、土木建築用薬剤分野では低炭素、低環境負荷建設材料向け薬剤の研究開発、プラスチック用添加剤分野はポリマー型プラスチック添加剤の研究開発に注力しております。
香粧原料はスキンケアポリマー、家庭用洗剤原料、ヘアシャンプー用増粘剤の研究開発に取り組んでおります。スキンケアポリマーは外出自粛影響を受けたものの需要は回復し販売に結び付いております。また、新たに家庭用洗剤原料が販売に結びつきました。
プラスチック用添加剤では帯電防止剤、乳化重合用薬剤の研究開発に取り組んでおります。食品個包装への需要の高まりから新たに研究開発した製品が採用に結び付きました。
土木建築用薬剤は低環境負荷材料の使用に適した研究開発に取り組んでおります。外装材用分散剤が引続き販売に結び付いており、新たに研究開発したコンクリート用混和剤原料が採用に結び付きました。また物流面の低炭素化として製品高濃度化にも取り組み採用に結び付きました。
農薬助剤は一般家庭向け除草用助剤が引続き販売に結び付いており、殺菌剤用薬剤、植物成長調整剤の研究開発に取り組んでおります。
繊維助剤は海外繊維加工需要に向けた研究開発に取り組んでおります。ガラス繊維用滑剤が引続き販売に結び付いており、新たに染料顔料分散剤、精練剤原料が採用に結び付きました。
紙パルプ用薬剤は古紙リサイクル用工程薬剤等の研究開発に取り組んでおり、消泡剤、脱墨剤、サイズ剤が新たに採用に結び付きました。その他、工場排水処理用消泡剤等も採用に結び付いております。今後も国内外の顧客要求に合わせた新製品の研究開発と生産性向上に取り組んでまいります。

(2) 樹脂
当セグメントは、合成樹脂、樹脂エマルションの用途に関する研究開発に取り組んでおります。
合成樹脂では、特に地球温暖化防止に寄与する樹脂の開発に注力しております。その結果、顧客の要求に合わせて前期までに研究開発したウレタンフォーム原料は引き続き販売に結び付いております。さらに、今期は顧客の新しい要求に合わせて研究完成したウレタンフォーム原料が販売に結び付きました。今後の需要確保と国内外の顧客の要求に合わせた新製品の研究開発と既存製品の生産性向上に取り組んでまいります。
樹脂エマルションでは、インク用添加剤、鋼板処理表面の処理剤の開発に注力しております。その結果、顧客要求に合わせて前期までに研究開発したインク用添加剤、また、顧客要求に合わせて前期までに研究完成した環境対応型の鋼板用表面処理剤が販売に結び付いております。今後の需要確保と国内外の顧客の要求に合わせた新製品の研究開発と既存製品の生産性向上に取り組んでまいります。

(3) 化成品

当セグメントは石油添加剤、金属加工油剤に関する研究開発に取り組んでおります。
石油添加剤では、解乳化剤、流動点硬化剤、粘度指数向上剤などの様々な原油薬剤の開発に注力しております。その結果、顧客の要求に合わせて前期までに研究完成した原油薬剤が販売に結び付いております。今後の需要確保と顧客の要求に合わせた新製品の研究開発と既存製品の生産性向上に取り組んでまいります。
金属加工油剤では、環境規制対応として劇物対象アミンの不使用を目的に研究開発した水溶性切削油が販売に結び付きました。今後の需要確保と顧客の要求に合わせた研究開発と既存製品の生産性向上に取り組んでまいります。

(4) スペシャリティーケミカル
当セグメントは溶剤、電子情報産業用の感光性微細加工用樹脂及びアクリレートの研究開発に取り組んでおります。
溶剤では、汎用溶剤、高純度溶剤、ブレーキ液基剤など様々な用途で用いられる溶剤の研究開発に取り組んでおります。その結果、前期までに研究開発した電子材料用の高純度溶剤が引き続き販売に結び付いております。今後の需要拡大と顧客の要求に合わせた研究開発と既存製品の生産性向上に取り組んでまいります。
電子情報産業用の感光性微細加工用樹脂及びアクリレートでは、汎用の樹脂からさらなる高機能を求められる次世代向け樹脂、及び汎用のプリント配線基板向けのアクリレートの研究開発に取り組んでおります。その結果、微細加工用樹脂では、前期までに研究完成した次世代半導体向け感光性微細加工用樹脂は引き続き販売に結び付いております。また、顧客の新しい要求に合わせて研究完成した次世代半導体向け感光性微細加工用樹脂が販売に結び付きました。
また、前期までに研究完成したプリント配線基板向け感光性材料用を中心とするアクリレートは引き続き販売に結び付いております。今後の需要確保と顧客の新しい要求に合わせた新製品の研究開発と顧客の更なる需要拡大に備えた生産体制強化並びに既存製品の生産性向上に取り組んでまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00886] S100OC7S)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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