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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029FJ

有価証券報告書抜粋 株式会社コーエーテクモホールディングス 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費が堅調に推移し、生産や設備投資に持ち直しの動きがみられたほか、雇用情勢も着実に改善されるなど、緩やかな回復基調が続きました。
ゲーム業界におきましては、スマートフォンゲームが牽引する形で、市場全体としては依然成長が続いております。なかでもネイティブアプリのジャンルは、ユーザーの幅広い支持を受け急拡大を遂げました。家庭用ゲーム市場におきましては、新型ゲーム機「PlayStation 4」が順調な立ち上がりを見せ、ダウンロード販売やフリートゥプレイ課金も増加傾向にあります。今後につきましても、「Xbox One」の国内発売や、スマートフォン・タブレット向けゲーム分野の伸長により、更なる成長が期待されます。
このような経営環境下において、当社では経営方針「IPの創造と展開」のもと、各種施策に取り組んでまいりました。新規IPへのチャレンジにより「討鬼伝」が成功を収めたほか、コラボレーションや「戦国無双」アニメ化等のタイアップ企画、「信長の野望」「Winning Post」「金色のコルダ」の周年事業などを通じ、既存IPの展開を積極的に推進いたしました。また、株式相場の上昇や為替相場が円安で推移した影響などにより、有価証券関連損益も大きく改善しております。これらにより、当社グループの当期業績は、売上高375億76百万円(前連結会計年度比8.5%増)、営業利益71億40百万円(同15.0%増)、経常利益107億28百万円(同21.4%増)、当期純利益69億36百万円(同22.6%増)と増収増益を達成し、いずれも経営統合以来最高の業績となりました。なお、営業利益、経常利益、当期純利益につきましては、4期連続して最高益を更新いたしました。
セグメントの業績は次のとおりであります。

① ゲームソフト事業
新規IPである「討鬼伝」(PSVita、PSP用)の立ち上がりが非常に好調でした。周年事業では、30周年記念作品「信長の野望・創造」(PS3、PS4、Win用)がシリーズ歴代最高の発売日セールスを記録するなど好調な滑り出しとなりました。20周年記念作品「Winning Post 8」(PS3、PSVita、Win用)や10周年記念作品「戦国無双4」(PS3、PSVita用)も順調な売行きを示しております。「PlayStation 4」対応を行った「真・三國無双7 with 猛将伝」(PS3、PS4、PSVita用)も販売を伸ばしました。ワールドワイドでは、「YAIBA:NINJA GAIDEN Z」(PS3、Xbox360、STEAM用)、「影牢 ~ダークサイド プリンセス~」(PS3、PSVita用)をリリースいたしました。PS3用に配信中の「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」基本無料版も100万ダウンロードを突破するなど人気を集めております。
当社グループが開発を担当したタイトルでは、「真・ガンダム無双」(PS3、PSVita用)が大変好評を博しました。ガストタイトルでは、「エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~」(PS3用)、「アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~」(PS3用)などが堅調に推移し、業績に貢献いたしました。また、スマートフォン向けに「ギャロップレーサー」など2タイトルをリリースしております。
新旧タイトルが堅調に推移したことに加え、ダウンロードコンテンツ販売も伸長したことなどから増収を達成し、過去最高の売上となりました。なお、一部新作タイトルの発売延期などから減益となりました。
以上の結果により、ゲームソフト事業の売上高は254億41百万円(前連結会計年度比7.3%増)、セグメント利益は60億17百万円(同3.4%減)となりました。

② オンライン・モバイル事業
ソーシャルゲーム事業では、「100万人の信長の野望」「100万人の三國志」「100万人のWinning Post」などの「100万人」シリーズにおいて、マルチプラットフォーム展開を推進した結果、好調に推移しております。また「大航海時代Ⅴ」をシリーズ初のブラウザゲームとしてリリースしたほか、ネイティブアプリ「LINE でろーん」が累計250万ダウンロードを突破いたしました。海外では、「のぶニャがの野望」が台湾のユーザー投票において2年連続で金賞を獲得するなど、好評を博しております。
コミュニティサイト「my GAMECITY」では、人気タイトルの導入やスマートフォン版の本格始動など、プラットフォームサービスを拡大したことにより、会員数50万人を突破いたしました。
オンラインゲーム事業においては、「信長の野望 Online ~天下夢幻の章~」(PS3、PS4、Win用)、「真・三國無双 Online Z」(PS3、Win用)を発売したほか、各タイトルとも底堅く推移いたしました。海外では、中国において「信長の野望 Online」のサービスを開始したほか、「大航海時代 Online」が韓国・中国をはじめとするアジア地域で引き続き人気を集めております。
以上の結果により、オンライン・モバイル事業の売上高は経営統合以来最高の64億23百万円(前連結会計年度比17.2%増)、セグメント利益は10億73百万円(同95.3%増)となり、増収増益を達成しました。

③ メディア・ライツ事業
「金色のコルダ」10周年記念事業として、「金色のコルダ3 AnotherSky feat. 神南」(PSP用)をはじめ3タイトルをリリースしたほか、「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 10th Birthday」など2本のメモリアルイベントを開催し、大変好評を博しました。ライブDVD、キャラクターグッズなど関連商品も好調な売上となりました。
また、新規IPである「下天の華」についても、続編となる「下天の華 夢灯り」(PSP用)を発売いたしました。スマートフォン向けに「下天の華 刻の詩」を配信し、イベントを2本開催するなど、IPの展開を積極的に推進するとともに、コスト管理も徹底いたしました。
以上の結果により、大幅に業績が向上し、メディア・ライツ事業の売上高は20億71百万円(前連結会計年度比19.0%増)、セグメント利益は2億2百万円(前連結会計年度はセグメント損失17百万円)となり、黒字転換を果たしました。

④ SP事業
パチンコ機「CRぱちんこRio Rainbow Road」、新たなオリジナルキャラクターを活用したパチンコ機「CR遊砲RUSH」など合計10機種がリリースされました。また、開発ラインの増強を行い、パチンコ・パチスロ機への版権許諾及び液晶ソフト受託開発が堅調に推移しました。
以上の結果により、SP事業の売上高は22億78百万円(前連結会計年度比3.8%増)、セグメント利益は9億23百万円(同43.6%増)となり、増収増益を達成し、経営統合以来最高の売上・利益となりました。

⑤ アミューズメント施設運営事業
「テクモピア船橋店」のオープンに加え、売場のニーズに合わせたゲーム機械の導入やサービスの見直し、集客効果の高い「のぶニャがの野望」のキャラクターを活用した店舗イベントなどを開催したことにより、既存店売上高は底堅い動きとなりました。
以上の結果により、アミューズメント施設運営事業の売上高は17億96百万円(前連結会計年度比7.1%減)、セグメント利益は90百万円(同42.6%減)となりました。

⑥ その他事業
その他事業の売上高は4億48百万円(前連結会計年度比91.5%増)、セグメント利益は76百万円(同44.9%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して33億42百万円減少し、117億64百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は72億65百万円(前連結会計年度は121億70百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益106億91百万円及び売上債権の減少額7億18百万円、仕入債務の減少額27億58百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は85億85百万円(前連結会計年度は20億79百万円の支出)となりました。これは主に有価証券及び投資有価証券の取得による支出251億33百万円と有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入187億66百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は27億87百万円(前連結会計年度は19億94百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額28億58百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E22460] S10029FJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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