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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100JR2M (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 オンキヨーホームエンターテイメント株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおける研究開発活動は、各事業部門と開発技術部が一体となって「魅力ある商品に結びつく要素技術の開発」を目指して進めています。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の総額は2,373百万円となりました。

(1)基礎研究
当社の経営指針である『VALUE CREATION』をスローガンに常に新しい価値提案を行うべく開発を進めています。
当連結会計年度においては、当社は昨年度より手掛けていたAIスピーカー技術、ノウハウを活用し、B2Bビジネスへと展開できる技術開発を進めました。当社が得意とする「音」を解析し、データ化した上で、AI技術を適用することで、新たなビジネスの実現を進めました。これにより、人の行動認識や車両カウント、また、電話回線という特殊環境下での音声認識を活用したコールセンターのAI活用、といった当社ならではの視点での技術を実現しています。特にカメラを利用せず、振動センサーとAI技術を活用して人の歩行などの行動認識を判断するシステムは、国内外で論文発表を行い、高い評価を得ることができました。また、コールセンターのAI活用については、すでに当社のコールセンターで活用を開始し、修理依頼について、24時間365日受付を可能としています。今後、精度向上を進め、B2Bビジネスへと展開する予定です。
今後も、音を中心とした、新たなビジネスを構築するべく、開発を進めてまいります。

(2)AV事業に関する研究開発活動
新規格「IMAX® Enhanced」に対応した、9.2chAVレシーバー「TX-RZ840(B)」
IMAXシアターのクオリティを家庭で再現する新規格「IMAX® Enhanced」に対応し、7.2.2ch、5.2.4ch環境でDolby Atmos®やDTS:X®コンテンツをハイパワーで再生する、RZシリーズの9.2chAVレシーバー「TX-RZ840(B)」を発売しました。「IMAXモード」を利用することで、ハリウッドの大ヒット映画からドキュメンタリーまで制作者の意図を忠実に再現するIMAXシアターサウンドの没入感を再現しています。
9chハイパワーアンプを搭載することで、様々なスピーカー構成に対応し、臨場感あふれる立体音響をお楽しみいただけます。
電源部もこだわり、カスタムメイドの電源トランスと大容量コンデンサーを採用し、5Hzから100kHzの超高域再生周波数特性を確保し、安定した大電流供給による瞬間的な信号変動にも追従可能なスピーカー駆動を再現するなど、力強いスピーカードライブを実現しています。

(3)デジタルライフ事業に関する研究開発活動
耳をふさがず音楽や通話を楽しめる「ながら聴き」に適した「C9wireless neck speaker」
首にかけるだけで耳を塞がずスマートフォン等の音楽や通話を楽しむことができる、「ながら聴き」に適したパイオニアブランドのウェアラブルワイヤレススピーカー“C9wireless neck speaker”を発売しました。
この新しいウェアラブルタイプのスピーカー“C9wireless neck speaker”は、耳を塞がないリスニングスタイルなので周囲の“音”も聞くことができ、身に着けたまま移動や作業をしながらでも音楽やポッドキャスト、インターネットラジオ、英会話などを楽しむことができる新しいスタイルのワイヤレススピーカーです。長時間装着しても肩や首に負担にならない、わずか100gの軽量設計でありながら、存分に楽しめる連続24時間の長時間再生ができますので、一日中快適で存分にお楽しみいただけます。また、防水保護等級IPX4に準拠した防滴仕様・防汗設計に加え、UVコーティングが施されていますので、家事で手が濡れている時やウォーキング時の操作であってもキズがつきにくく、ファンデーションなどの汚れがついても簡単に落とすことができますので、暮らしの中での様々なシーンで活躍します。さらに、スマートフォンとの接続時には本機を使用して電話やAIアシスタントに対応しますので、音声検索などをハンズフリーで行う事ができます。



(4)OEM事業に関する研究開発活動
インドの自動車市場は続伸しており、2017年にインドに設立いたしました合弁会社での車載スピーカー生産を現在拡大中です。これからも引き続き自動車メーカー各社の現地調達のご要望にお応えし、インド市場向け車載スピーカーの開発・生産体制強化に向けた取り組みを推進して参ります。
またTVメーカー、PCメーカー各社へのスピーカー提供と共にTVセット完成品の音づくりを協業し、TVやPCの「よい音」による製品価値向上を推進しております。特にTV分野では、従来の日本国内市場向け製品の他、中国市場向けに企画されたハイエンド製品や、欧州、中東及びトルコに展開する製品へのスピーカー提供や音づくり協業を拡大中です。
今後も国内外や製品ジャンルを問わず、“Sound by Onkyo”あるいは“Onkyo Speakers Installed”のブランドのもとに、各社がそれぞれ要望する「よい音」の実現に向け取り組みを加速していきます。
製品の形態や生活スタイルの変化に伴い、通常スピーカーの適用が難しい状況で、音楽・音声再生を可能とする発音デバイスとして加振器“Vibtone”の導入を推進してきました。電子ピアノや炊飯器などの製品や住宅建材等の分野向けに採用いただく一方で、AI技術が積極的に導入されているスマートホーム、スマートオートモーティブといった製品形態において、その設置自由度を活かした発音デバイスとして訴求を強化してきました。今後も用途・使用形態を見据えながら、新たな市場の創出に向け商品ラインナップの拡充を図って参ります。
また「よい音」の鍵となるスピーカー振動系の素材開発やバイオミメティックス技術を導入した新形状の振動板など、スピーカーユニット設計、筐体設計、音質設計等、オーディオ専業メーカーとしての強みを更に進化させ、今後新たに伸びていく新規市場に対しても、あらゆる角度から「良い音」の積極的な提案を行って参ります。

なお、当連結会計年度におけるセグメントごとの研究開発費は次のとおりです。
セグメントの名称研究開発費の金額(百万円)
AV事業1,419
デジタルライフ事業389
OEM事業325
全社費用238
合計2,373
(注)全社費用は特定のセグメントに関連付けられない基礎研究等に関する費用です。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24562] S100JR2M)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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