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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100M2X2 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 オンキヨーホームエンターテイメント株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおける研究開発活動は、各事業部門と開発技術部が一体となって「魅力ある商品に結びつく要素技術の開発」を目指して進めています。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の総額は1,213百万円となりました。

(1)基礎研究
当社の経営指針である『VALUE CREATION』をスローガンに常に新しい価値提案を行うべく開発を進めています。
当連結会計年度においては、当社が得意とする「音」の技術とAIを組み合わせた技術の新分野への適用に注力しております。その1つの成果として、AIを活用したコールシステムの提供を開始いたしました。当社のコールセンターにかかってきたお客様の声を学習させ、ディープラーニング技術を活用して音声認識をさせることで、定型的なお客様とのやり取りをテキスト化する技術を実現することで、コールセンターのオペレータの省人化を提案しております。本システムはすでに数社のお客様にご利用いただいており、さらなる改良を行うべく、技術開発を進めてまいります。
また、当社の音の技術としての「低ノイズ回路、基板設計技術」および「音解析技術」とAI技術を活用して、物体の移動、異常、属性の検知、という技術開発を進めております。物体の移動を検知することで、車の交通量の調査に、異常の検知により橋やトンネルといった社会インフラの予防保全への活用に、展開を進めております。これらの技術開発を進めるため、京都大学や奈良先端科学技術大学院大学など多数の大学と産学連携を進めており、当社だけで解決するのではなくオープンイノベーションを積極的に進めることで社会に役に立つソリューションを進めております。
また、デジタル聴診器の開発を進め、今後広がってくると想定される、オンライン診療への展開を進めております。富山大学 医学部との産学連携によりより使いやすいシステム提案を進めてまいります。
今後も、音を中心とした、新たなビジネスを構築するべく、開発を進めてまいります。

(2)AV事業に関する研究開発活動
MQA-CD の再生に対応した高品位 SACD/CD プレーヤー「PD-50AE」
上位モデル「PD-70AE」の開発で培った光ディスク再生の技術・ノウハウを投入した、パイオニアブランドの高品位SACDプレーヤー「PD-50AE(S)」を発売しました。 PD-70AEの高精度ディスク読み取り技術や、高音質デジタル/アナログ独立ディスクリート電源を採用し、上位モデルにも引けを取らない高S/Nを達成し、クラスを超えたディテール豊かなクリアで抜けの良いSACD/CDサウンドを実現しています。
更にハイレゾをCDで楽しめるMQA-CDの再生にも対応しました。 最新のアルバムやコレクションしたSACDやCDまで、ディスクに込められた情報を徹底して引き出すことで、心に響くサウンドの再生を実現しています。

(3)デジタルライフ事業に関する研究開発活動
ワークアウトを後押しするパワフルサウンド。完全ワイヤレスイヤホン「E9truly wireless」
「ワークアウトを後押しするパワフルサウンド」のコンセプトのもと、激しい動きを伴うスポーツ時にも外れにくいパイオニアブランドヘッドホンEnergetic Style series から完全ワイヤレスイヤホン”E9truly wireless”を発売いたしました。本機は左右のイヤホンを結ぶケーブルのない完全ワイヤレスイヤホンのため、トレーニングやランニングなどのスポーツシーンだけでなく、通勤時でも、快適なリスニングスタイルを実現できます。音の解像度を高めクリアな中高音と重厚でパワフルな低音を再生する強磁力希土類マグネットを採用した高感度φ6mm ドライバーを搭載。そのドライバーの音が減衰なくダイレクトに届くよう、耳穴に対しノズル角度を実現した「イヤーダイレクトマウント構造」設計により、高音質と高い装着感を実現しました。
また、高音質コーデックの AAC にも対応しています。1 回の充電で最大 5 時間の連続再生が可能。スリットにより周囲の音を聞き取れる「アンビエントアウェアネスイヤホンチップ」やイヤホン内蔵マイクから周囲の音を聞き取れる外音取り込み機能を搭載しています。
また、高い防水水準IPX5/IPX7に準拠しており、スポーツ時にも最適な、高品位、かつ高音質なワイヤレスイヤホンとして安心してご利用いただける製品となっています。

(4)OEM事業に関する研究開発活動
インドの自動車市場は続伸しており、2017年にインドに設立いたしました合弁会社での車載スピーカー生産を現在拡大中です。引き続き自動車メーカー各社の現地調達のご要望にお応えし、インド市場向け車載スピーカーの開発・生産体制強化に向けた取り組みを推進して参ります。TV分野では、従来の日本国内市場向け製品の他、中国市場向けに企画されたハイエンド製品や、欧州、中東及びトルコに展開する製品へのスピーカー提供や音づくり協業を拡大中です。
今後も国内外や製品ジャンルを問わず、各社がそれぞれ要望する「よい音」の実現に向け取り組みを加速していきます。 また「よい音」の鍵となるスピーカー振動系の素材開発や、バイオミメティックス技術を導入した新形状の振動板など、スピーカーに関わる新しい要素開発も引き続き注力してまいります。
加振器“Vibtone”は、製品の形態や生活スタイルの変化に伴い、限られたサイズ制約や耐久性のご要求に対し、
通常スピーカーの適用が難しい状況で、音楽・音声再生を可能とする発音デバイスとして開発導入を推進してきました。電子ピアノや炊飯器などの家電製品や住宅建材等の分野向けに採用いただく一方で、AI技術が積極的に導入されている、スマートホーム、スマートオートモーティブといった製品形態において、訴求提案を強化してきました。また、加振デバイスとして、食品に効果的な振動を加え新たな事業の可能性を訴求するなど、用途・使用形態を見据えながら、商品ラインナップの拡充を図って参ります。
今後も、スピーカーユニット設計、”Vibtone”(加振器)設計、筐体設計、音質設計等、オーディオ専業メーカーとしての強みを更に進化させ、既存市場に加え新たに伸びていく新規市場に対しても、お客様に提供する「良い音」の実現に対し、あらゆる角度から積極的な提案を行っていきます。

なお、当連結会計年度におけるセグメントごとの研究開発費は次のとおりです。
セグメントの名称研究開発費の金額(百万円)
AV事業730
デジタルライフ事業142
OEM事業340
全社費用-
合計1,213



事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24562] S100M2X2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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