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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YS1Z (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 HEROZ株式会社 事業の内容 (2026年4月期)


沿革メニュー関係会社の状況

当社は「驚きを心に」をコンセプトとして、人々の生活が便利に楽しくなるように、AIを活用したサービスをBtoCおよびBtoB領域で展開しております。当連結会計年度(第18期:2026年4月期)は、各領域におけるオーガニックでの成長およびAIエージェント機能の実装による競争力強化を推進するとともに、グループポートフォリオの最適化を企図した重要な経営判断を実行いたしました。具体的には、2026年4月14日に当社の連結子会社であるバリオセキュア株式会社(以下、「バリオセキュア」という。)について株式交換による完全子会社化(2026年6月30日効力発生)を決議したほか、2026年4月20日には株式会社ストラテジット(以下、「ストラテジット」という。)の全株式譲渡(2026年4月30日付で実行)を決議し、2026年5月1日付でスタートアップ向けバックオフィスBPOサービスを展開するAKMコンサルティング株式会社(以下、「AKMコンサルティング」という。)の発行済株式の70.0%を取得し子会社化しております。なお、グループ全体では、第15期(2023年4月期)にグループ会社化したバリオセキュアおよびストラテジット、第16期(2024年4月期)の2023年11月にグループ会社化した株式会社エーアイスクエア(以下、「エーアイスクエア」という。)および2024年3月にグループ会社化した株式会社ティファナ・ドットコム(以下、「ティファナ・ドットコム」という。)、第17期(2025年4月期)の2024年8月にグループ会社化したVOIQ株式会社(以下、「VOIQ」という。)と連携を強化し、AI・SaaS関連領域での事業基盤をさらに強化してまいりました。
AI市場においては、2023年のOpenAI社による「GPT-3.5」「GPT-4.0」のリリース、そして2025年の「GPT-5.0」のリリースに端を発した生成AIブームは、実証実験フェーズから本格導入フェーズへと移行しており、各産業におけるAIトランスフォーメーション(以下、「AIX」という。)に関する投資が一層加速しております。また、AI市場の進化として、AIエージェント技術の台頭が顕著となっており、単なる対話型AIから、自律的に判断・実行するAIエージェントへと進化することで、業務の自動化・効率化が飛躍的に進展しております。LLM(Large Language Model:大規模言語モデル)の性能向上に加え、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術やマルチモーダルAIの実用化、プライベートLLMの需要拡大等、AI技術は次のステージへと移行しております。なお、当社グループでは、AIXとは、AIを社会に浸透させることにより、その力を通じて既存の業務プロセスやビジネスモデル等を含めて社会全体に抜本的な変革を起こすこと、と捉えております。LLMを含むAIが当たり前のように社会全体に浸透していく中で、AIを業務ツールとして断片的に使うのではなく、より根本的な価値創造・人とAIの共創がテーマとなる世界が到来しております。さらに、国内外において、AIが社員のように自律的にタスク・業務を遂行する「AIエージェント」に関する機運・注目も高まっており、AIエージェントの実現・拡充を通じた新たな価値提供・業務プロセス変革が求められる時代に突入しています。
また、セキュリティ市場においても、生成AIを悪用したサイバー攻撃の高度化やサプライチェーンを狙った攻撃、一般企業・病院等を狙うランサムウェア(身代金要求型ウイルス)被害が増加しており、また、企業によるクラウドサービスの利用やDX化・AI導入の推進、AIガバナンス体制の構築ニーズ等もあって、セキュリティ対策は必然となっております。
このような環境の中で、当社グループは、HEROZ3.0として掲げる「AI BPaaS」のもとで、AIに本格的に仕事を任せる時代の到来を見据え、当連結会計年度より、「HEROZ Cowork構想(HEROZ ASKを中核とするAI BPaaS領域)」と「AI Security Cowork(バリオセキュアを中核とするAI Security エージェント領域)」の2大領域への経営資源集中を進めております。HEROZ Cowork構想は、AIに業務を「任せる」新カテゴリ「AI Cowork(協働型)」を確立すべく、生成AI・AIエージェントの活用に加え、グループ内のリアル業務ノウハウとマルチAIを掛け合わせた自己進化ループにより品質・スピード・コストを同時に高め、最大12.8兆円規模とされる国内のAI+BPO関連市場において「丸投げAIバックオフィス」のデファクトスタンダードを目指すものであります。一方、AI Security Coworkは、バリオセキュアが創業以来25年にわたり蓄積してきた24時間365日のセキュリティ運用実績と、当社のAI実装力を掛け合わせ、サイバー攻撃の自律化や専任人材の不在等により人手のみの監視が構造的に限界を迎える中で、中堅・中小企業を中心にAIとプロが一体となって「侵入を防ぐ/被害を止める/運用を支える」セキュリティ運用に伴走していく取組みであります。これら2大領域を軸に、社会全体にAIXを起こしていくことを目指してまいります。

図:当社が考えるAI革命とは
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図:当社が将棋界で起こしたAI革命
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図:HEROZ3.0のグループ戦略「AI BPaaS」
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図:AIエージェントにより進化する「AI BPaaS」
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図:フロント業務と管理部門を共通AI基盤で統合するHEROZ Cowork構想
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図:自己進化ループにより丸投げAIバックオフィス領域のデファクトスタンダードへ
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図:セキュリティ運用を取り巻く市場環境とバリオセキュアの強み・実績
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図:3つの領域でネットワークセキュリティ運用を担うAI Security Cowork
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具体的な事業内容としては、「AIX事業」「AI Security事業」の各セグメントにおいて、HEROZ Cowork構想(AI BPaaS)の本格展開とAI Security エージェントの推進を通じたAIX推進・グループシナジーの強化に努めています。なお、当連結会計年度より、当社グループでは従前の「AI/DX事業」のセグメント名称を「AIX事業」に変更しております。また、LLM(Large Language Model:大規模言語モデル)を含むSaaS・AIエージェント・セキュリティ関連分野での積極的な研究開発を通じ、グループ全体の事業拡大を目指しています。その取り組みの一環として、2024年5月に正式リリースした生成AIを活用したエンタープライズ向けAIアシスタントSaaS「HEROZ ASK」は、第18期において累計契約顧客数が2026年4月末時点で約430社まで拡大し、年次経常収益(ARR)も2025年10月に1億円、2026年4月に2億円を突破しました。これらに加え、エーアイスクエアが提供する「QuickSummary2.0」やティファナ・ドットコムの「AIさくらさん」シリーズなど、各種AIエージェントが当社グループの事業成長を支えるドライビングフォースとなっています。さらに、2024年8月にグループ会社化したVOIQ株式会社のインサイドセールス支援機能も当社グループのAI BPaaS推進に寄与しております。これらの取り組みを通じ、AIに本格的に仕事を任せる時代におけるAI×プロの新カテゴリ「AI Cowork」のデファクトスタンダード化を目指してまいります。

図: 当社グループの事業セグメント
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(1)AIX事業
AIX事業は、当社グループに蓄積されたAI・SaaS関連技術、ドメインナレッジ、データ等を活用し、AI関連ソリューションの提供により各企業・業界のAIX推進を目指すセグメントとなります。当セグメントは、「BtoCサービス」と「BtoBサービス」に分類されます。

① BtoCサービス
BtoCサービスは、主に当社の将棋アプリ「将棋ウォーズ」を個人ユーザに提供するサービスとなります。
当社のAI技術は、将棋のような頭脳ゲームAIの開発過程で蓄積されました。具体的には、ビッグデータと呼ばれる、従来のデータ処理技術では処理することが困難であると考えられる膨大なデータ群から、機械学習等の技術に基づいて重要な示唆を導き出す技法になります。例えば、将棋AIの開発においては、過去のプロ棋士の棋譜を活用した機械学習の導入以降、評価関数と呼ばれる局面の優劣を判断する関数の精度が大幅に向上し、コンピューター将棋の棋力の向上が見られました。


図:将棋AI開発について
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上図のとおり、機械学習導入以前の将棋AI開発においては、エンジニアによる手作業、つまり最善と考えられる指し手を規定するためのプログラムを一行ずつ記述することによって、AIを開発することが一般的でした。しかしながら、手作業によるプログラミングでは将棋AIの棋力向上には限界がありました。そこで、より精度が高い将棋AIを高効率に開発するために機械学習が導入されることになりました。機械学習を用いることにより、コンピューターが過去のプロ棋士の棋譜データを自ら反復学習し、パラメーター調整等を自動で行いながら、手作業では記述しきれない精緻なプログラムを構築することが可能となりました。その結果、当社エンジニアが開発した将棋AIが2013年に現役プロ棋士に勝利するなど、AIが日進月歩で進化していることが示されております。また、2015年10月には、情報処理学会から「コンピューター将棋プロジェクトの終了宣言」が出されております。

図:将棋AI分野での機械学習の適用とその進歩
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現在は、このような手法に加えて、深層学習(ディープラーニング)(注1)や強化学習(注2)といった手法を実施しながら、日々AIの精度を向上させております。
当社ではこのAIを活用したアプリケーションを、主に、Google Inc.が運営するGoogle PlayやApple Inc.が提供するApp Store等世界標準のプラットフォーム(注3)を通じてBtoCサービスとして展開しており、主な収益はそれらの有料課金収入となります。またアプリケーションの運営効率化のためにもAIを活用しております。現在提供しているアプリケーションの特徴としては、当社の戦略的な重点分野であるAIの活用に加えて、リアルタイムオンライン対戦技術を活用したサービスとしていることが挙げられます。当社では、同時対戦型アプリケーションの豊富な開発経験をもとに、高品質なリアルタイムオンライン対戦をユーザに提供することが可能となっております。主力アプリケーションである将棋ウォーズは、会員数800万人以上を誇る世界最大のスマートフォン将棋ゲームアプリ(日本将棋連盟公認)で、現代特有のAIとグラフィックや音楽により、ユーザは新しい将棋の世界観の中で全世界のプレイヤーとオンライン同時対戦が可能です。本アプリにおいては、ユニークな課金を行っております。これは、ユーザがオンライン対戦しているときに、アプリ内で「棋神」と呼ばれる、当社エンジニアが開発したAIが、ユーザに代わって指し手を進めてくれる機能であり、5手160円でユーザに販売されております。また、終局後にはAIが算出する評価関数に基づいてプレイ中の分析結果を振り返ることもでき、棋力向上に役立てることができます。日本将棋連盟公認の免状・認定状(六段~5級)申請も可能となっており、将棋の全国大会の予選において使われることもあるほか、民放キー局のAIをテーマにしたテレビドラマで使用される等、各種メディアとの連携を強化しています。なお、将棋ウォーズは2026年4月期に通算対局数が11億局を突破するなど、利用拡大が続いているほか、将棋人口最大化の達成に寄与すべく、日本将棋連盟創立100周年を記念した「羽生九段アバター」の配布など各種キャンペーンにも力を入れております。
また、BtoCサービスにおいては、2022年5月より、当社の将棋AIを活用したプロ仕様の将棋AI研究をサポートするプラットフォーム「棋神アナリティクス」の提供を開始し、2022年12月には同サービスのライト版もリリースいたしました。「棋神アナリティクス」は、ブラウザで手軽に最新の将棋AI解析が出来るサービスであり、高額な初期投資をせずに、誰でも簡単に操作できるUI/UX環境を用意したところに特徴があります。そして、2024年春には、将棋の第82期名人戦七番勝負に関して、毎日新聞社が運営するユーチューブチャンネル「囲碁将棋チャンネル 毎日新聞」での将棋対局中継に、棋神アナリティクスが活用されました。歴史も深く、将棋界の最高峰ともいえる名人戦において、局面の評価値・解析において棋神アナリティクスが用いられ、ライブ配信を通じて「観る将」を含む多くの将棋ファンにお楽しみいただきました。現状、棋神アナリティクスは主にプロ棋士・アマチュア強豪を対象にサービス提供を拡大しておりますが、将来的に将棋人口の最大化に寄与できるよう、より多くの将棋ファンに利用されるサービスとなるべくサービス充実に努めてまいります。
そのほか、2023年10月には、将棋初段昇段を目指すeラーニングサービス「棋神ラーニング」をリリースいたしました。「棋神ラーニング」は、将棋初心者~級位者を対象にした、将棋アマ初段昇格を目指すe-ラーニングサービスであり、「将棋ウォーズ」ならではのカリキュラムを、メディアで活躍中の人気棋士の動画解説と共に楽しめる内容となっております。通常、将棋初心者が初段になるまでは数年かかると言われるところを、将棋初心者が1年で初段になれるサービスとして設計しており、楽しく、短期間で確実に強くなれるコンテンツを多数ご用意しております。
当連結会計年度は、もともと市場において有している圧倒的なネットワーク外部性に加え、将棋への継続的な注目度により、「将棋ウォーズ」「棋神アナリティクス」「棋神ラーニング」ともに安定した収益を上げました。2025年2月にリリースした「スプリント」モードは、将棋の中終盤戦の白熱した局面から始まる短時間で緊迫感のある対局を楽しめるモードとして、ユーザの皆様から高い評価をいただいており、対局数の増加、プレミアムユーザー数の増加に大きく寄与いたしました。また、前期にリリースした「シーズンパス」も好調に推移し、ユーザの皆様に継続的にお楽しみいただけるコンテンツとして定着しております。当連結会計年度においては、棋神戦ヨーロッパ大会、「OKAMURA グランドチャンピオンシップ」、「たんぽぽ杯」等のイベントを実施したほか、日本将棋連盟との連携も継続して強化しております。これらの効果もあり、将棋ウォーズのMAU(Monthly Active User)や対局数は引き続き増加いたしました。また、2026年6月には、AIが実戦棋譜からユーザーの棋力に合わせた詰将棋を抽出する1対1対戦型の新モード「詰めバト」をリリースし、将棋ウォーズ11周年を機に新たな将棋体験の提供を開始しております。


図:棋神アナリティクスによる棋譜解析画面(実際の名人戦の配信画面とは異なります)
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図:棋神ラーニング
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図:新モード「詰めバト」
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(注)1.深層学習(ディープラーニング)とは、入力に対して出力を決める処理の層を深く(ディープ
に)したニューラルネットワーク(人間の脳機能を模すことで効率の良い学習を施すことができ
る数学モデル)を用いることで、教師データが持つ特徴を手作業ではなくコンピュータープログ
ラムが抽出し、精度向上を目指す機械学習の一手法のことを指します。
(注)2.強化学習とは、明確な教師データが与えられない環境において、コンピュータープログラムが試
行錯誤によってその価値を最大化するように振る舞う、機械学習の一手法を指します。
(注)3.プラットフォームとは、ソフトウエアやハードウエアを動作させるために必要な、基盤となるハ
ードウエアやOS、ミドルウエア等のことをいいます。また、それらの組み合わせや設定、環境のことで、Google Inc.が運営するGoogle Play及びApple Inc.が提供するApp Store等が含まれます。

② BtoBサービス
BtoBサービスは、HEROZがBtoB向けに提供するAIソリューション関連サービスのほかに、グループ会社である「エーアイスクエア」「ティファナ・ドットコム」「VOIQ」が展開する各種ビジネスが分類されます。各産業においてAIX・AI革命を巻き起こすべく、個別のソリューション提供とAI SaaSの両軸からビジネスを展開し、成長に向けた取り組みを行っております。

(ⅰ)HEROZ
当社は、BtoBサービスとして各産業へ様々なAIソリューションを展開しているほか、2024年5月には生成AIを活用したアシスタントSaaS「HEROZ ASK」も正式リリースし、今後ストック型ビジネスとしての事業成長も目指していきたいと考えております。
当社が提供するBtoB向けのAI関連ソリューションビジネスにおいては、金融、建設、エンターテインメント等の各業界に当社のAI技術を活用してBtoB向けAIを提供しておりますが、精度の高いAIサービスを提供するためには、各業界に蓄積されたデータを継続的に機械学習する必要があります。そのため、当社では積極的にパートナーシップ戦略を実行しております。すなわち、各産業を代表する事業会社と資本を含む提携を実施することで、長期的な視点に立ち、継続的にデータを活用した学習を行うことが可能となっております。
当社では、下記表に掲げた「金融」「建設」「エンターテインメント」を重点領域として設定し、AIシステムの初期設定構築から運用・継続フェーズにおいてAIサービスを提供しております。

領域提供しているAIの内容
金融株価等の市場予測を行うAIや、ユーザの投資行動を分析し投資パフォーマンス向上に資するフィードバックを行うAI等
建設物件の構造や類似物件の設計情報等を活用して最適な構造設計を行うAI等
エンターテインメント機械学習により頭脳ゲームにおいてユーザの対戦相手となるAI、ユーザの行動分析を行いその精度やユーザの継続率を向上させるAI等

収益構造については、AIシステムの構築時に、顧客から初期設定フィーを受領し、その後、AIシステムを運用して継続利用する顧客から月次で継続フィーを受領する収益構造を基本としております。すなわち、当社のビジネスモデルはフロー収入となる初期設定フィーに加えて継続フィーを受領しているストック型ビジネスとなります。また、AIの性質上、機械学習を継続するほどその精度が向上することから、顧客にとっては当社のAIサービスを継続使用するインセンティブが働くため、当社は安定した収益基盤を確保することが可能となります。


図:当社のAIソリューションの仕組み
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図:AI SaaSの収益性
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また、OpenAI社によるChatGPTのリリースを受けた大規模言語モデルに関する機運の高まりを受け、当社のBtoBサービスにおいても、ChatGPTを含む生成AIに関する取り組みを強化しております。その一環として、先述したとおり、2024年5月に生成AIを活用したAIアシスタントサービス「HEROZ ASK」を正式リリースいたしました。
HEROZ ASKは、ChatGPTを活用したエンタープライズ向けAIアシスタントSaaSであり、リリース後も機能追加・拡充を継続しております。当連結会計年度においては、UI・デザインの改善、シングルサインオン・IP制限機能等の各種セキュリティ機能の追加に加え、RAG機能の実装やAIエージェント機能の強化(エージェントビルダー、MCP連携、複数データソース参照等)、さらには最新の大規模言語モデルである「GPT-5.5」「Claude Opus 4.8」「Gemini 3.5 Flash」への対応等、顧客ニーズに合わせて高速で開発を進めてまいりました。あわせて、資料作成業務を自動化する「スライドAI」の正式版提供開始(エージェント対応)、調査業務を高度化する「Deep Research」「Deep Research Pro」の提供、「議事録AI」機能の大幅アップデート(話者分離機能、複数音声からの議事録作成、アップロード上限の1GBへの拡張)、ならびに「コードインタープリター」「画像生成(GPT Image 2、Gemini 3 Pro Image等の複数モデル対応)」「データソース説明の自動生成」「BOX連携」「Googleカレンダー連携」「音声入力機能」「利用状況ダッシュボード」といった新機能を順次リリースしております。利用企業数・ID数ともに順調に増加しており、累計契約顧客数は2026年4月末時点で約430社、年次経常収益(ARR)は2025年10月に1億円、2026年4月に2億円を突破し、「AI BPaaS」の基幹となるSaaSとしてAIXを推進するドライビングフォースとして、今後も機能アップデート・事業拡大に取り組んでまいります。

図:各種ビジネスツールと連携可能なMCP対応も開始
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(ii)エーアイスクエア
エーアイスクエアは、「最先端の自然言語処理AIによる業務の高度化の実現」を掲げ、機械学習やディープラーニングを自然言語処理へ応用し、コンタクトセンター領域において、自動応答システムや自動要約・分類システムをはじめとする業務自動化ソリューションを展開しております。同社が展開する主力サービスは、生成AIを活用したコンタクトセンター向けAI要約サービス「QuickSummary2.0」であり、応対内容のテキスト化と用途に合わせた生成要約を瞬時に行うことが可能となっております。当連結会計年度においては、操作性・音声認識スピード・生成要約精度を大幅に向上させる大型アップデート(最短5秒単位での音声認識・約5秒での高速要約生成等)の実施や、要約結果のCRM自動連携機能の追加等を通じて、コンタクトセンターでの後処理時間削減・応対品質向上に寄与しております。
また、AWSが提供するクラウド型コンタクトセンターサービス「Amazon Connect」やジェネシスクラウドサービス株式会社が提供する「Genesys Cloud」のクラウドAPI「AudioHook Monitor」との連携を順次開始し、リアルタイムでの音声認識・要約利用を可能とするなど、主要なクラウドコンタクトセンタープラットフォームとの接続性も拡充しております。これらの取組みにより、金融・通信・製造業を中心に、約35社・3,500席を超えるコンタクトセンターに「QuickSummary2.0」を導入いただいております。さらに、コンタクトセンター領域における周辺サービスとして、高度なAI開発力やサービス実装のノウハウを活かし、AIモデルの作成や、業務の高度化に向けたコンサルティング等のサービスも展開しております。
コンタクトセンター領域、その中でも特にコールセンター領域においては、今後も市場規模は引き続き成長することが想定されている一方で、継続的な採用の難しさと高い離職率により慢性的な人手不足が大きな課題となっています。

図:コンタクトセンターソリューション市場規模の推移
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昨今、ChatGPTをはじめとする生成AIの進化は著しいものがありますが、コールセンター白書の調査においても、現時点においてはコールセンターでの生成AIの活用は依然として非常に低い状況となっております。
コールセンター領域においてはより一層の生成AI活用が進むものと考えられることから、今後、当社とエーアイスクエアにおいては、コールセンター領域へ継続的なソリューションを提供してきたエーアイスクエアの知見を活かしながら、当社の「HEROZ ASK」を組み合わせた、コールセンター領域における統合的な生成AI活用に向けたサービスの提供を進めていく予定です。

図:当社とエーアイスクエアによる統合的な生成AI活用のサービス提供図
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(iii)ティファナ・ドットコム
ティファナ・ドットコムは、「WebとAIの力で、世の中を笑顔にしたい」という思いのもと、主に、法人向けAIを用いてDXソリューションの開発・販売事業を行うAI事業を展開しております。
具体的には、現在多数の駅・商業施設や官公庁等で導入され、案内・接客対応で活躍中のDXソリューション「AIさくらさん」シリーズを提供しております。AIさくらさんは、駅や空港などにおいてアバターを通じた接客や受付として活躍しているほか、社内ヘルプデスクや窓口等でのお客様対応、企業の業務改善、メンタルヘルスのモニタリング等、企業のニーズに合った様々なシリーズを展開し、各社に適したサービスを通じて顧客の業務自動化を実現しております。当連結会計年度においては、公共セクターから民間の多様な業種へと導入領域を大きく拡大いたしました。地方自治体では、福島県会津若松市役所の新庁舎においてアバター型接客AIとAI電話対応を組み合わせた多言語対応の窓口サービスを開始するなど、行政サービスの高度化・効率化に貢献いたしました。交通分野では、札幌市交通局において北海道初導入となる市営地下鉄駅での案内サービスの実証実験を進めたほか、観光、医療、ホテル・リゾート、EC等、これまでアプローチが難しかった新領域への導入が相次ぎました。加えて、クラウドセキュリティサービスとのシングルサインオン連携に対応するなど、企業・自治体が安全に生成AIを業務展開できる環境の整備も進め、幅広い顧客層への浸透を図りました。
図:AIさくらさん
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図:AIさくらさん導入事例(一部)
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図:日本のサービスイノベーション2025に選定
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LLMを含む先端AI技術が更に社会に浸透・実装されることが推進される一方で、現在の日本のビジネスの現場では、情報の精度の低さや情報統制の観点からLLMを信頼しきれないという声や、LLMの活用方法のイメージが湧きづらく、難しく取り組みにくい・検索ツールとしての使い方しかできていないという声が上がっております。このような状況を踏まえ、LLMのポテンシャルをビジネスの現場でフルに活用していくには、LLMの情報の精度やセキュリティ面を整備する事はもちろん、業務における活用イメージの解像度を上げる分かりやすさや、日本の企業に特化した使用感の改善が急務であると考えられます。
このような環境の中で、ティファナ・ドットコムは、AIさくらさんシリーズの展開を通じて、生成AIを誰にでもわかりやすく、親しみやすいかたちで社会実装し、人とAIが当たり前のように共存・共創する社会の実現を目指しております。報告書提出日現在も駅や商業施設・空港での接客、地方自治体・公営住宅・医療機関等での窓口対応、教育委員会でのメンタルケア等、領域・分野を問わずAIさくらさんが活躍しており、2026年3月にはサービス産業生産性協議会の「日本のサービスイノベーション2025」事例にも選定されました。今後も様々なAIさくらさんシリーズの開発・展開を通じて事業拡大に努めるとともに、グループ内の各種SaaSとのシナジー創出・増大にも取り組み、AIの社会実装・AIXを推進してまいります。

(iv)VOIQ
VOIQは、「AIを活用した営業支援ソリューションの提供」を掲げ、アウトバウンドコールを中心としたインサイドセールス支援事業を展開しております。同社は、AIを活用した営業効率化や商談創出の支援を通じて、企業の営業活動における課題解決を目指しております。
具体的には、AIを活用したアウトバウンドコール業務を中心に、ターゲットリストの最適化や営業トークスクリプトの作成、商談後のフィードバックおよび改善提案を提供しています。また、生成AI技術を活用したセールス支援ツールの導入により、人手に依存しない効率的な営業モデルを構築し、クライアント企業の営業成果の最大化を支援しております。
同社が提供するサービスは、インサイドセールス業務を担う企業にとって不可欠な「安定的な商談創出力」を実現するものであり、これによりクライアント企業は営業活動のボトルネックを特定し、改善を図ることが可能となります。特に、生成AIを活用したリスト最適化や音声解析を通じたトーク改善など、最新技術を取り入れた支援内容が特徴です。
VOIQは、当社グループのAI BPaaS事業(Business Process as a Service)の一環として、bizy株式会社よりセールス支援事業を事業譲渡により譲受し、当該事業のさらなる拡大を目指しております。本事業譲渡により、bizy株式会社が提供してきたアウトバウンド営業支援のノウハウやリソースを継承し、これをAI技術により進化させることで、利益率の向上や事業規模の拡大を図っております。当連結会計年度においては、VOIQ社がグループ全体におけるインサイドセールスの機能を担うとともに、セールス領域・コンタクトセンター領域において、当社グループのAI関連技術を活用し、各種課題の解決を推し進めてまいりました。これらの活動を通じて、当社及び関係会社においてインサイドセールス機能として定着しており、商談件数の増加・営業効率の向上に大きく貢献しております。また、外部評価としても、スマートキャンプ株式会社が主催する「2025年下半期 BOXIL資料請求数ランキング」のインサイドセールス代行サービスカテゴリにおいて、総合1位、大企業部門1位および中小企業部門1位に選出されました。あわせて、商談中の成約に直結した瞬間をAIが自動特定し約30秒のショート動画として標準化する新たな営業プラットフォーム「bizReel」のベータ版もリリースしております。

図:インサイドセールス代行サービスカテゴリにて外部評価を獲得
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[事業系統図]
AIX事業の事業系統図は、以下のとおりです。
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(2)AI Security事業
AI Security事業は、バリオセキュアが提供するインターネットセキュリティ関連の事業となります。同社は、"Your NET Guardian, alongside your invaluable Future."(企業のネットセキュリティに伴走し、安心・安全なビジネスを支えます)をミッションとし、セキュリティ対策の「24/365 WORK」を請け負う Security BPaaS「Vario Ultimate ZERO」を提供しています。なお、当社は、2026年4月14日開催の取締役会において、当社の連結子会社であるバリオセキュアを株式交換完全子会社、当社を株式交換完全親会社とする株式交換(以下「本株式交換」という。)の実施を決議し、同日、両社間で株式交換契約を締結いたしました。本株式交換は、当社においては会社法第796条第2項に基づく簡易株式交換の手続により株主総会の承認を経ずに、バリオセキュアにおいては2026年5月27日開催の定時株主総会において承認を得ており、2026年6月30日を効力発生日として実施いたしました。これに伴い、バリオセキュアの普通株式は2026年6月26日付で東京証券取引所スタンダード市場において上場廃止となっております。本経営統合により、グループ戦略機能を持つ持株会社のもとでの一体運営、AIエージェント開発・営業面での本格的な協業、共通インフラ活用による間接部門の効率化等を通じて、AI Security事業を含むHEROZグループ全体としての企業価値最大化を図ってまいります。本経営統合を契機に、当社グループでは、バリオセキュアの24時間365日のセキュリティ運用実績(創業以来25年の蓄積)と当社のAI実装力を掛け合わせ、AIが監視・自動検知・遮断、被害最小化、運用代行までを一気通貫で担う新カテゴリ「AI Security エージェント」へと事業を進化させていく方針であります。
"Justice for your NET"(企業のネットインフラに正義の味方を常駐派遣する)をバリューとし、自社開発の国産製品をベースとしたネットワークセキュリティ導入・運用管理サービスを提供しております。

(1)事業の特徴
a.独自のビジネスモデル
バリオセキュアは、セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置/設定、機器設置後の監視/運用までをワンストップで行っております。
エンドユーザは、機器の選定や運用サービスを個別に検討する必要がなく、手間がかからずにサービスを利用することが可能となります。また、バリオセキュアがワンストップでサービスを提供しているため、問題が発生した際に原因の究明と対応が行い易く、エンドユーザは、問い合わせやトラブルに対するサポートを迅速に受けることができます。

b.リカーリングレベニューの構造
バリオセキュアは、監視/運用サービスを基本に各種セキュリティサービスを月額費用により提供しております。導入企業が増加すれば、年々収益が積み上がる「リカーリングビジネス」と呼ばれるモデルであり、収益の安定化と継続的な拡大に大きく貢献しております。2026年2月末で、全国47都道府県に7,651拠点(VSRの設置拠点数)のセキュリティBPOサービスを提供しており、継続的な収益の安定化を実現しております。
バリオセキュア第11期事業年度(2026年2月期)の「リカーリングビジネス」であるセキュリティBPOサービスによる売上収益の売上収益全体に占める比率は87.6%です。

[リカーリングレベニューモデル]
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c.ビジネスパートナー(販売代理店)モデル
バリオセキュアの販売モデルは、販売代理店を介した間接販売及びバリオセキュアによる直接販売に分類で
きますが、間接販売が中心となっております。通信事業者やインターネットサービス事業者、データセンター
事業者など、バリオセキュアのサービスを付帯することでお客様へ付加価値を提供することを期待する販売代
理店と契約しております。これら販売代理店と日本全国をカバーする販売網を構築し、継続的な営業案件の創
出が可能となっております。
販売代理店は、「相手先ブランド提供パートナー(以下、「OEMパートナー」という。)」及び「再販売
パートナー」に大別されます。「OEMパートナー」とは、販売代理店自らのブランドでセキュリティサービ
スを提供し、顧客(エンドユーザ)と直接、契約を締結するパートナーを指します。「再販売パートナー」
とは、バリオセキュアの代理店として顧客(エンドユーザ)の開拓、営業活動を行い、顧客(エンドユーザ)
との契約主体はバリオセキュアとなるパートナーを指します。
バリオセキュアでは、さらに営業活動を推進するためにセキュリティの専門家であるバリオセキュアが、販
売代理店の代わりにお客様に対して直接技術面の説明をする営業同行や、サービスの導入から設置までワンス
トップで支援することも実施しております。

(2)サービスの概要
バリオセキュアは、インターネットセキュリティサービス事業の単一セグメントであることから、セグメント別の記載は省略しており、サービス毎に記載しております。バリオセキュアが提供しているサービスは次のとおりであります。

a.セキュリティBPOサービス
セキュリティBPOサービスで提供している商品は、VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービス、データのバックアップサービス(VDaP)、エンドポイントセキュリティサービス(Vario EDR)及びVarioマネージドLAN/Wi-Fiサービスなどがあります。

(i)VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービス
インターネットからの攻撃や内部ネットワークへの侵入行為、またウイルスの感染やデータの盗用とい
った各種の脅威から企業のネットワークを守り、安全にインターネットの利用を行えるようにする総合的
なネットワークセキュリティを提供するものです。
バリオセキュアの統合型インターネットセキュリティサービスでは、ファイアウォール、IDS(不正侵入
検知システム)、ADS(自動防御システム)などの多様なセキュリティ機能を1台に統合した自社開発のネ
ットワークセキュリティ機器VSRをインターネットとユーザの社内ネットワークとの間に設置し、攻撃や侵
入行為、ウイルスといった脅威を取り除くいわばフィルタとして作動します。VSRは、バリオセキュアデー
タセンターで稼働する独自の運用監視システムにより自動的に管理・監視され、運用情報の統計情報や各
種アラートが人手を介することなくリアルタイムに処理されます。統計情報やアラートはコントロールパ
ネルと呼ぶレポーティング機能により、インターネットを介してユーザ企業の管理者にリアルタイムに提
供されます。また、バリオセキュアでは24時間365日のサポートセンターを構築しており、国内全都道府県
に対応した保守網並びに機器の設定変更等の運用支援体制を構築しております。
従来は、前述のようなセキュリティシステムを導入するには、各種のセキュリティ機器を購入し、これ
らを自社で導入、メンテナンスする必要がありました。そのためには高度な技術を有する技術者や、高額
な投資を要求されることから多くの企業では十分なネットワークセキュリティ対策を導入することが困難
な状況でした。また、セキュリティシステム導入後も監視やアラートへの迅速な対応、ソフトウエアのア
ップデートなどの運用面での負担は非常に大きい状況でした。
バリオセキュアのサービスではVSRが1台で多様なセキュリティ機能を提供します。機器の購入は不要で
レンタル機器にてセキュリティシステムを導入することができます。また、セキュリティ機能ごとに月額
費用が設定されており、ユーザ企業は多様なセキュリティ機能の中から必要なオプションを選択すること
ができ、VSRは様々なニーズに対応可能です。ユーザは、契約の開始時点のみ発生する初期費用及び月額費
用を払うだけで、コントロールパネルの利用や設定変更、ソフトウエアのアップデート、監視や出張対応
による現地での保守など、ネットワークセキュリティの運用に際して必要となる殆どの工数をバリオセキ
ュアに委託することができ、業務負担を低減することができます。
このように、バリオセキュアの統合型インターネットセキュリティサービスは、ネットワークセキュリ
ティの導入から管理、運用・保守までをサービスとしてワンストップで提供し、ユーザから初期費用及び
定額の月額費用を徴収する積み上げ型のビジネスモデルとなっております。
ユーザは、自社で専門技術を持つIT責任者を設置することが困難な中堅、中小企業がメインです。
2026年2月末で7,651拠点(VSRの設置拠点数)の日本全国で稼働しております。

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バリオセキュアのVSRは自社開発品です。自社の技術者やシステムインテグレーター(SIer)(*1)を
通じてセキュリティ機器を導入・運用する企業は、海外の仕様書を見ながら初期設定やカスタマイズを施
し、自社で定期的なソフトウエアのアップデートを行い、トラブル発生の際には海外メーカーに数日間か
けて問い合わせるなど、一般的には多大な労力と時間を必要とします。バリオセキュアは自社開発品を初
期導入から運用・保守までワンストップで提供しているため、迅速な対応が可能となっております。不具
合やトラブルは、顧客(エンドユーザ)からバリオセキュア又は販売代理店への問い合わせのほか、バリ
オセキュアがリモート監視により能動的に検知してサポートを行っております。運用・保守は、バリオセ
キュアのエンジニアが可能な限り、遠隔操作により対処します。ハードウエア等の故障については、業務
委託先の倉庫等全国に在庫を配備し、4時間以内の駆け付け目標により機器交換に迅速に対応しておりま
す。
(*1)システムインテグレーター(SIer)とは、情報システムの設計、構築、運用等の業務を顧客より
請け負う情報通信企業を言います。

(ii)データのバックアップサービス(VDaP)
一般的に企業の大切なデジタルデータが、インターネットの脅威から隔離され、障害が発生した場合で
もそれまでの事業の継続性を担保することが、企業の大きな課題となっております。
バリオセキュアのバックアップサービスは、ハードウエアの機器にバックアップデータが保存される
VDaPとデータセンターへの保存を組み合わせたバックアップサービスとなっております。一時的に企業の
デジタルデータをVDaPにバックアップした後に、自動的にデータセンターへもデータを転送することで、
より一層の耐障害性を高めております。バックアップデータの保持は、最新及び過去のデータがバージョ
ン管理されたデータとして保持されております。データの復旧を行う際にも、お客様が利用しやすいイン
ターフェースを提供することで、必要なデジタルデータを簡単に選択して、復旧することができます。
VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービスの監視/運用サービスにおける経験を活か
し、機器の設置、障害時の対応に関しても、その仕組みを活かすことで効率的に全国をカバーしたサービ
ス提供を実施しております。

(iii)エンドポイントセキュリティサービス(Vario EDR)
サイバー攻撃が巧妙になり、従来のウイルス対策ソフトでは検知できないウイルスやマルウェアによる
企業のセキュリティ被害の拡大が懸念されます。
バリオセキュアのマネージド型EDRサービス「Vario EDR」では、社内やテレワーク利用PCのセキュリテ
ィリスクを検知し安全な業務環境を実現します。EDR(Endpoint Detection & Response)は、ウイルス対策
ソフトが検知できずに侵入したウイルスやマルウェアの行動を監視し、サイバー攻撃の実行を阻止する仕
組みです。サイバー攻撃対策に有効なEDRですが、リスク判定や判断後の対応が難しいことから運用負担が
大きくなる傾向にありますがVario EDRサービスでは、リスクレベルのスコア化と、サイバー攻撃の発見と
対応を支援する仕組みにより、セキュリティ対策を少ない運用負担で実現します。

b.インテグレーションサービス
バリオセキュアのインテグレーションサービスには、中小企業向け統合セキュリティ機器(UTM)である
VCR(Vario Communicate Router)の販売とネットワーク機器の調達や構築を行うネットワークインテグレー
ションサービス(以下、IS)があります。

(i)VCR
サイバーセキュリティ基本法の改定といった法規制の影響もあり、より小規模(従業員数50名未満)の事業者やクリニックなどでセキュリティ意識が高まっていることを受け、セキュリティアプライアンス機器であるVCRの販売も行っております。VCRは、セキュリティBPOサービスと異なり、UTM製造の世界有数の企業であるSOPHOS Ltd.の製品を自社ブランドとして輸入し、中小企業を専門とする販売代理店を通じてエンドユーザに販売する事業として実施しております。なお、販売した機器、ハードウエア障害などについては、バリオセキュア又は販売代理店のサポート窓口経由で、メーカーが保証期間に亘りサポートしております。

(ii)ネットワークインテグレーションサービス(IS)
統合型インターネットセキュリティサービスでは、外部へのアクセスを可能にするインターネットと社
内のネットワークの境界を監視するゲートウェイとしてバリオセキュア機器を設置することから、企業よ
りゲートウェイ周辺で利用するネットワーク機器の調達や設定、インターネットへの接続全般の設計や構
築のニーズがあります。そのため、通信ネットワーク及び機器等の導入のための設計、調達、構築を専門
に行う人員を配置し、ネットワークの設計/調達/構築全般を実施し、企業ネットワーク領域全般への業容
拡大を図っております。なお、販売した機器、ハードウエア障害などについては、バリオセキュア又は販
売代理店のサポート窓口経由で、メーカーが保証期間に亘りサポートしております。

[事業系統図]
AI Security事業(バリオセキュア)の事業系統図は以下のとおりです。
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注:販売代理店との間の契約では、一部、顧客(エンドユーザ)とバリオセキュアが直接代金の授受及びサポートを行う契約があります。また、Vario EDRについては定額の月額利用料のみ発生いたします。
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沿革関係会社の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E33880] S100YS1Z)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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