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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LJJ2 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 JSR株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおける研究開発活動は、多様化する社会的課題や市場の要請に応えるべく、コア技術である高分子技術の深耕とともに、有機化学、光化学、無機化学、生化学、医学、精密加工など他技術との融合により技術領域を拡大しながら、既存製品群の高度化によるビジネス拡大に加え、新たな事業分野の開拓を進めております。特にライフサイエンス分野は、当社グループの次の主力事業とすべく研究開発に力を入れております。
研究組織については、デジタル革命を起点とした変動など、急速に変化する社会ニーズに追随するため、四日市地区の機能高分子研究所、精密電子研究所、ディスプレイソリューション研究所、エッジコンピューティング研究所、筑波地区の筑波研究所に加えて、シーズ研究などの次世代技術研究に向け市場の潜在ニーズを先取りした研究開発を加速すべく「RDテクノロジー・デジタル変革センター」を2020年6月に新設しております。RDテクノロジー・デジタル変革センターは、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)推進室、JSR・東京大学協創拠点(CURIE)、イノベーティブマテリアルズ開発室からなります。また開発した材料等の速やかな量産化・安定生産に向けて研究組織内にはプロセス技術開発室を設けて、研究開発品の製造プロセス検討の加速を図っています。
当社グループはオープンイノベーション推進にも積極的に取り組んでおり、四日市正門地区の新研究棟(Center of Materials Innovation)を拠点に外部との交流を図るとともに、産学連携の研究開発活動として、ライフサイエンス分野の「JSR・慶應義塾大学 医学化学イノベーションセンター(JKiC)」に続き、原理原則に裏打ちされた研究開発を推進すべく、上述の「JSR・東京大学協創拠点CURIE」を東京大学大学院理学系研究科物理学専攻と2020年4月に設立し、共同研究を始めております。さらに、川崎市殿町地区の国際戦略拠点キングスカイフロントにライフサイエンス研究の深堀と早期の社会実装・インフォマティクスの強化・新事業を創出するためのインキュベーションを目的に新研究所 JSR Bioscience and informatics R&D Center(略称:JSR BiRD)の建設を進めています(2021年7月開所予定)。
海外においては、米国、ベルギー、韓国、台湾、中国においても顧客への技術サービスの提供及び製品開発へのフィードバックを進めております。当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、仕入品に係る受託研究費を含めて24,599百万円となりました。
当連結会計年度の研究開発活動の概要は次のとおりであります。


半導体用材料(フォトレジスト、CMP材料、洗浄剤、実装材料、多層材料等)、ディスプレイ材料(カラー液晶ディスプレイ用材料、有機ELディスプレイ材料等)の研究開発を進めるとともに、エッジコンピューティングの進展に対応すべく耐熱透明樹脂や機能性フィルム開発等の研究開発活動を行っております。
当事業に係る研究開発費は、13,508百万円となりました。


ライフサイエンス事業については,JSRライフサイエンス株式会社を中心に,株式会社医学生物学研究所、KBI Biopharma,Inc.、Selexis S.A.、さらにはCrown Bioscience Internationalといったグループ各社との協業によりバイオ医薬品分野および先端診断分野を中心に事業展開を進めるとともに、医薬品開発プロセスの革新を目指しております。
当事業に係る研究開発費は、3,254百万円となりました。


エラストマー(省燃費・高耐久性・高性能タイヤ用合成ゴム、機能・加工性を向上させたニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリオレフィン樹脂改質用水添ポリマー及び熱可塑性エラストマー)、エマルジョン(操業性・印刷適性に優れたペーパーコーティングラテックス及び各種アクリルエマルジョン)、機能化学材料(高機能コーティング材料、高機能分散剤、工業用粒子、電池用材料等)の開発を中心に研究開発活動を行っております。
当事業に係る研究開発費は、2,508百万円となりました。


難燃ABS樹脂、耐熱ABS樹脂及び高機能複合ABS樹脂の開発並びにエンプラコンパウンド技術及び量産化技術の開発を中心に研究開発活動を行っております。
当事業に係る研究開発費は、1,002百万円となりました。


持続可能な価値の創造を目指し、イノベーティブマテリアルズ開発室や各研究所において次世代事業に向けた研究・製品開発を推進しています。一例として、優位性のある素材と加工技術の相乗効果を狙った環境分野(リチウムイオン電池用材料等)や5G、エッジコンピューティング、IoT、AI分野をはじめとする研究開発に取り組んでいます。また、マテリアルズ・インフォマティクス推進室においては、デジタル活用によるR&D効率向上と新規材料・ビジネス創出を目指し、Enthought、IBMなど外部との協業を進めるとともに、その成果の社内浸透を進めています。JKiCにおいては、将来にわたるライフサイエンス事業の拡大を目指し、世界最高峰の医学研究者との共同研究を通して、4つの主要研究領域(①精密医療、②幹細胞生物学と細胞医療、③微生物叢、④先端医療機器)を中心に新たな医療分野の展開を支える革新的な材料や製品の開発に取り組んでいます。CURIEにおいては、製品の機能発現原理を深く理解し、サイエンスに基づく、物理と化学の融合により、非常に高い差別化性能を有する製品開発を推進していきます。
当事業に係る研究開発費は、4,327百万円となりました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01003] S100LJJ2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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